DJ協会について聞いてみよう!「日本アソシエーション図鑑」『CONNECT』
日本アソシエーション図鑑
日本全国モノの数だけあるといっても過言ではない「〇〇協会」という団体。歴史が深いものから、どうして協会になったんだ?と思うものまでさまざまです。協会=アソシエーションの図鑑を作ってしまおうというコーナーです。この日は金曜日の13時から放送している『IBS MUSIC STATE』のパーソナリティDJ DRAGONさんが電話インタビューで登場しました。
“DJ”ってなんだろう?
MiCさん「この時間は、一般社団法人日本DJ協会代表理事を務めているDJ DRAGONさんと電話がつながっています!こんばんは!」
DRAGONさん「こんばんは!よろしくお願いします。」
MiCさん「さっそくですが、『DJってどんな活動をしている人なの?』というところからお伺いしてもよいでしょうか?」
DRAGONさん「皆さんいろいろ解釈があると思うんですけども、やっぱりラジオで喋る人みたいなそういう認識があると思うんです。まあそれは間違いでもないんですけどね。昔はDJってラジオでDJしながら音楽を流してたんですよね。」
MiCさん「音楽が軸にあるってことですよね。」
DRAGONさん「はい。音楽を流してそれをつなげていくという仕事ですね。」
DRAGONさんとDJと
MiCさん「ところでDRAGONさんがDJを始めたきっかけって?」
DRAGONさん「ディスコブームじゃないですけど、僕が子供の頃って、ソウルとかディスコが流行っていて。ボクの姉とか兄が結構年齢が離れてるんですね。彼らがよくディスコに行ったりしてるのを見て、いいなーとか思ってたんですよ。子供のころね、家族でよく山形県の蔵王温泉に行ってたんですけど、そこにディスコがあったんです。」
MiCさん「え!そうなんだ‼」
DRAGONさん「まあディスコと呼ぶには何ですけど、ちょっとしたディスコがありまして。家族でね、またゆるい時代でしたからね、子供も入ることができて。ディスコに入ってみて、結構それなりに盛り上がってるんですよ。そういうのを見て、小学生くらいのころでしたけど、『こういう場所って楽しいな』っていうのは本当感じました。
MiCさん「それがきっかけでDJになろうと?」
DRAGONさん「いや、それはただディスコの経験だけであって。20歳になってからディスコクラブに行くようになって。当時はDJって目立つ存在じゃなかったんですよ。お客さんがメインで、壁一面に貼られた鏡を見て踊るっていう。DJはダンスフロアよりも上の方の、少し見えないところで音楽を流すわけです。お客さんからは見えないけど、DJからお客さんは見えるような位置でね。それがカッコイイって感じたんですよ。『この音楽はどこで流れてるんだろう』って興味があって。上のほうに人がいるなと思って。そこで人がレコードを回してるんだって思うとワクワクしちゃって。」
DJ協会を立ち上げたきっかけ
DRAGONさん「日本においては、DJを知ってる人は増えてると思うんですけども、本当に詳しく知ってる人ってすごく少ないんじゃないかなと思うんですよ。最近割と衝撃的なことがあって。僕には小学6年生の子供がいるんですが、学校で『お父さんの仕事って何?』みたいな話になったらしいんですね。で、『DJやってるよ』っていったら、『いやいや、DJは仕事じゃなくて趣味だよ』って言われたみたいで。子供がそういう発想ってことは、親御さんもそういうふうなイメージを持ってるんだろうなって。」
MiCさん「そんなことがあったんですね。」
DRAGONさん「職業としてなかなか認められてないんだろうなっていうのはすごい感じていたんです。そこで、じゃあどうすればもっともっと、人に知ってもらえるのかなと思った時に、協会とか組織とかもないな、というのに気づいたんです。DJ のこととかそういったことをきちんと発信できるような場所があってもいいんじゃないかなと。そういう時、個人が発信するよりもちゃんとした団体であったり組織であるほうが聞いてくれる方増えるなって思って協会を立ち上げました。」
DJ協会に込められた想いとは
DRAGONさん「DJを組織化していこうと考えていたんですね。たくさんあつまってDJをやるっていうよりも、個人でやっている人がほとんどなんですよ。『組織に入るメリットはなんなの』とかちょっと疑心暗鬼に感じる人もいて。それをまとめるのって、非常に難しいなって思いましたし、どこでDJっていうのをどこで線引きするのかっていうのも難しいですよね。協会が(この技術や知識があればDJであると)決めちゃうと権威を持つことになるし。それよりもまずDJ自体をもっと増やさないとダメじゃない?っていう発想に変わったんです。DJとして登録させて組織化していこうっていうことではなくて、もっともっとDJを増やすことによって、必然的にプロって生まれるよねって。」
DRAGONさん「ゴルフのプロを見て、『うまいなあ』って感じますよね。それってプロが多くて、ゴルフがどんなものかっていうのがある程度把握できるからだと思うんです。DJは数が少ないから『DJのプロって何だろう?』になっちゃうんじゃないかなって。」
MiCさん「確かにそうかもしれないですね。」
DRAGONさん「今協会として3つのミッションを掲げていて。国内のDJをめちゃくちゃ増やしていこうという『DJ100万人化計画』、それと学校教育にDJを取り入れていきたいなと。あとはDJを通じた文化交流をはかっていきたいなと。言葉が通じなくても文化交流はできるんじゃないかと思っているんです。そんなことをやっている協会です。」
DRAGONさんが語るDJの魅力とは
DRAGONさん「楽器が弾けないとか音符が読めないとか、歌がうまく歌えないとか、そういう人は音楽の時間が苦痛だったっていう経験がある人多いと思うんです。ピアノやってたりエレクトーンやってたりする子達は、音楽の時間が楽しくてしかたないっていうし、一部歌が上手い子とかも『音楽は最高だなあ』なんて言ってたんですけど。僕は音楽は好きなんだけど、楽譜も読めなかったし楽器もできなかったし、音楽の時間ってすごい退屈な時間だったんですよ。そんな僕でも、音楽の知識がなくても“音楽をやれる”んですよね。リズム感とか多少必要ですけど、音楽を楽しめる1つのきっかけになって、そこから音楽の勉強しようって思ったんです。音楽を好きになるにはDJをやるのがすごくいいと思っています。」
日本全国の「〇〇協会」を紹介する「日本アソシエーション図鑑」は毎週火曜日『CONNECT』内18時15分ごろから放送しています。ぜひお聴きください!
- CONNECT
- 放送局:LuckyFM茨城放送
- 放送日時:毎週火曜 16時00分~18時55分
- 出演者:MiC
-
番組ホームページ
ハッシュタグは「#ibs_co」
※該当回の聴取期間は終了しました。