中村佳穂「フジは音楽が全て肯定される場所」

写真左から、MASAHIRO KITAGAWA、深谷雄一、中村佳穂 ©InterFM897

7月26日のInterFM897フジロック特別番組『FUJI ROCK SPECIAL 2019』内「POCARI SWEAT presents Natsu-FES Radio」に、中村佳穂とバンドメンバー(MASAHIRO KITAGAWA、深谷雄一)がゲスト出演。FIELD OF HEAVEN最初のステージが終わった後、生登場してくれました。

風が吹くだけで「来てよかったな」と何度も思った

George Williams(以下、George):ライブ終わりましたね。どうでした?

中村佳穂(以下、中村):楽しかったです!たくさんの人に来ていただいて感動しました。FIELD OF HEAVENもいいですよね。すごくいい所です。

George:トップバッターじゃないですか。それって緊張につながる?これで始まる!っていうような。

中村:すごく光栄だなって気持ちでいっぱいになりました。

George:フジロックでライブをやるっていうのは普段のライブとはどう違う?

中村:まず空間が広いのと、あとはお客さんの期待の感じが普段とは全く違う雰囲気で、それが演奏していてとても気分がいいというか。またちょっと違った楽しさがありました。

George:今日ライブ中に「私フジロックにいる!」って感じた瞬間ってありました?

中村:何度もありました。本当にこの日のために建物を建てて、皆さんが集まって来ているっていうのが全然違う瞬間が生まれている感じがあって。風が一つ吹き抜けるだけでも「ああ来てよかったな」って何回も思いました。

George:フジロックは3年ぶりということで、3年前はどうでした?

中村:3年前は……すごくCDを売ろうと(笑) ご飯を食べようということで頭がいっぱいで(笑) そして見に来てくださる人がどうなるのかなって心配だったので必死で、「集まって来てくれ!」「楽しい!」みたいなのが頭の中の全てでした。

George:じゃあ今回の方が楽しめたのかな?

中村:そうですね。メンバーも落ち着いて演奏ができていた気がします。

George:さっき食べ物の話でできましたけど、フジロックって飲食店の数がすごいじゃないですか。中村さんってどう選ぶんですか?

中村:えー。もう香りでしかないと思います(笑)

George:一番いいと思う(笑)香りでわかる!

Shaula:並んでるところと並んでないところがいいっていうタイプとどっち派ですか?

深谷雄一(以下、深谷):僕は並んでないところを選びますね。

MASAHIRO KITAGAWA(以下、KITAGAWA):みんなに合わせます(笑)

George:それも良いです。

Shaula:間をとってみんなの良いところに行くと。わかるわかる(笑)

フジは全てが肯定されるドラマティックな空間

George:「きっとね」を演奏しているときに覚えていることってある?

中村:なんですかね。みんながニコニコしていたことはすごく覚えています。

深谷:MASAHIRO(KITAGAWA)のソロがあるんですけど、そこで機材を操るんですよ。そこが面白くなってたと思います。

KITAGAWA:北斗百裂拳しました(笑)

George:今日のライブ、どうでした?

中村:いい感じ。まっくん(KITAGAWA)面白かったね。

KITAGAWA:面白い担当なんで(笑)

George:トップバッターで、ライブ終わったじゃないですか。今からお客さんとして満喫しようということもできるじゃないですか。これからどう過ごします?

中村:前回はライブの後に疲れるくらいひとしきり周ってて。でも前回は1日だけだったので、今回は3日間まわろうと。

Shaula:やるねー!

George:じゃあライブいっぱい見る?

中村:見ます!

George:誰のライブを楽しみにしてる?

中村:そうですねー。この後ギターで演奏していた西田くんが角銅真実さんのライブで木道亭(森林を分け入るボードウォークの途中にある小ステージ)で演奏しているので、今からすぐに見に行きたいです。その後JANELLE MONAEを見る。

George:フジロックの魅力ってどこだと思う?

中村:今日が良くなるのかどうかってどれだけこの日が肯定されているかによると思うんですけど、フジロックはどう転んでも肯定される感じがして。みんな音楽が好きっていうのが広がっている感じで、ミュージシャンの方もすごく演奏しやすいんじゃないかなと思ってました。どうしてもドラマティックになるというか。

George:フジロックいろんな過ごし方ありますけど、こうやってラジオの生収録に来るっていうのもあるんですよね。

中村:ありがとー!(見に来た人に向かって)最高です!

FUJI ROCK SPECIAL 2019 - FRIDAY, Part 2
放送局:interfm
放送日時:2019年7月26日 金曜日 14時00分~15時44分
出演者:George Williams、 Shaula、 ジョー横溝
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

8月末めどに“避難所”が閉鎖の方針…「能登半島地震」から4ヵ月が経過した被災地・石川県輪島市で“必要としていること”とは?

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。5月4日(土・祝)の放送では、手島アナウンサーが4月に訪れた能登半島地震の被災地・輪島市の現状を伝えました。


※写真はイメージです



能登半島地震から4ヵ月が経過しました。手島アナウンサーは、2月にも石川県輪島市、珠洲市、能登町を取材しましたが、それから2ヵ月が経過した4月に再び能登半島地震の被災地を訪れました。

輪島市内の様子は、「2月の取材で訪れたときと何も変わらない景色が広がっていました。倒れた木造家屋や建物、焼けた朝市通りの建物、多くの家屋に貼られている“危険”と書かれた応急危険度判定の赤い張り紙。その張り紙の色は薄くなっていたり、ボロボロになっていたり……この張り紙が、時間が経ってもそのままの状態であることを教えているようでした」と手島アナウンサー。

市内の変化というと、道になだれ込んでいた家屋は撤去され、一部は更地になっているところも。また、市内の空き地には仮設住宅の建設が進んでいます。能登半島地震での県内の住宅被害は7万軒を超え、市や町からの応急仮設住宅の要望は2月時点で約7,800戸にのぼっていますが、土地や人手が足りず、発生から3ヵ月で完成したのは3割弱に留まっています。

そうした状況のなかで、現地の人たちの声を聞くと、応急危険度判定「要注意」の黄色の張り紙がしてある家屋で生活をしている方や、車中泊をしている方が増えているそう。“開設されている避難所に行けばいいのでは?”と思う人もいるかもしれませんが、避難所のなかですでにコミュニティができていると、今からその輪に入ることをためらう方もいます。

輪島市役所によると、輪島市では最大154ヵ所の避難所がありましたが、現在では49ヵ所、約1,228人の方が避難所で生活しています(※番組放送時)。避難所に残っている方のなかには、仮設住宅への入居を待つ人や自宅の修理を待っている方など、生活再建の先行きが見通せない人が数多くいます。そんな状況下において、4月末で避難所の運営をサポートする職員の派遣がなくなった自治体もあり、継続的な支援が課題となっています。

輪島市でも、5月で応援職員による避難所支援が終了する予定で、今後は避難所を住民の自主運営に切り替えることになっています。また市内の避難所も、8月までには被災者の住まいがほぼ確保できることや、断水解消が進むことを理由に、8月末をめどに閉鎖する方針です。今は住民が仮設住宅に入居できるまでの細かいサポートも必要となっています。

<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

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