GREEN DAY来日スペシャル!名盤『American Idiot』誕生秘話

写真左からShaula、平山善成(クリエイティブマン) ©InterFM897

毎週月曜日のよる「SUMMER SONIC」などを主催する日本屈指のプロモーター、クリエイティブマンとInterFM897がタッグを組んで、最新の音楽や来日公演のインフォメーションなどをお送りする番組『SONIC RADIO』(DJ: Shaula)。11月11日は、クリエイティブマン宣伝担当の平山善成さんをゲストに迎え、8年ぶりの来日公演が決定しているGREEN DAYにフォーカスしました。

8年ぶり!GREEN DAYが日本にやってくる

Shaula:今回は2月に8年ぶりにGREEN DAYが来日公演をするということで。私1度も見たことないんですよ。でも今回、台本の中で曲をセレクトする時に、枠が足りないんです。もっとかけたいんだけど1時間じゃとても。やっぱりGREEN DAYってすごいんだなと思いました。

平山善成(以下、平山):色々な曲がありますからね。

Shaula:今日は平山さんセレクトの曲をかけたいんですけど、まずは「Good Riddance (Time Of Your Life)」。

平山:そうですね。これは絶対セットリストには入ってくるので。パンクロックのめちゃくちゃ盛り上がる曲も最高なんですけど、この曲を途中で挟まれるとちょっとグッとくるんですよね。それがたまらなくて。

Shaula:なるほど。そして新曲の「Father Of All…」。GREEN DAY大好きなんだけど、この曲聴いたとき「誰!?」と思いませんでした?ちょっと違いますよね、今までと。

平山:他に控えてる曲がどういう感じで攻めてくるのかっていう。今公開されてるのはこういう感じですもんね。

Shaula:もちろんカッコいいんですけど、私たちが聴きなれてるGREEN DAYとはちょっと違うなっていう。

平山:結構期間も空いてるし、Billie (Joe Armstrong)のリハビリなんかも経て心境の変化も音に影響が出てるのかもしれませんね。

Shaula:「サマソニ」で3回、GREEN DAYは出演してて、2000年、2004年、2012年とヘッドライナーを務めてますけど彼らとお会いしたことはありますか?

平山:あります。「GREEN DAYフェスティバル」っていうツアーをやったんですけど、当時日本で勢いのあったMONGOL800とGOING STEADYの2組を連れて全国を周ったんですよ。僕もそのツアーに同行していたので、地方でみんなでご飯を食べる機会があったり。

Shaula:どんな感じの方たちなんですか?

平山:2000年前半の頃は結構やんちゃだったかなと。悪さも色々。

Shaula:首をかしげちゃったエピソードとかあります?

平山:あんまり言えないです(笑)。でも2000年「サマソニ」の時は、僕も聞いた話なんですけどドラムに火をつけようとしてたみたいで(笑)。それをスタッフが必死に止めたっていう。

Shaula:(笑)。じゃあ結構もう自由な感じで。

平山:面白いと思ったことをやりたいと。パンクロック精神というか。ただファンに対しては本当に大事にというか、ライブの盛り上げ方は当時から超一流で。よくお客さんを「ギター弾けるやつ!」とかBillieが日本語で言って、お客さんを上げてギター弾かせるんですよ。お客さんもその恒例のやり取りを知ってて、意外とちゃんと弾ける人が手を上げる。それを見て、また客席が盛り上がるっていう。

Shaula:うわー、それ一生の思い出ですね。ライブ前に選ばれるかもしれないからって練習しそう。

平山:そういうのも楽しいじゃないですか。ギターキッズが練習するワクワク感。

Shaula:最高ですね。ファンサービスですよね。

Billieのリハビリ期間を乗り越え、新しいGREEN DAYが見られるはず

Shaula:2005年にGREEN DAYは『American Idiot』というアルバムを出して、これが全米・全英最高1位、5回プラチナムというのを取り、売り上げ1,400万枚。すごい!しかもこの時にレコード・オブ・ザ・イヤーを取ったんですよね、グラミー賞で。パンクロックバンドとしては史上初。

平山:とにかく売れたなっていうのを覚えていて。その後『American Idiot』のミュージカルがあったり、すごくメッセージ性の高いアルバムだったんですよね。『American Idiot』の前に一回GREEN DAYのピークは終わっていたと思うんですけど、これでまた周りの雰囲気がガラッと変わったというか。さらに、もう1ランク2ランクぐらい上がって。ただのパンクロックバンドではなくなったんですよね。

Shaula:私もこのアルバムについて調べてたんですけど、やっぱりこの頃人気も下がっててメンバーの気分も下がってて。スタジオで新しいアルバムを作ろうとなってたみたいなんですけど、なかなか乗らずいいものが出来ず。で、別のタイトルでアルバムが出来上がってたんですけどそのタイミングで音源がスタジオから盗まれて、あんまり好きじゃないものが盗まれた、じゃあ作り直しだといって作り直したのが『American Idiot』だったと。もしその前に盗まれてなかったら、あまり好きじゃなかった方が世に出てたのかもしれない。

平山:もしかしたら違うキャリアになってたかもしれないですね。

Shaula:そう思うと人生って分からない。

平山:面白いですね。

Shaula:『American Idiot』からGREEN DAYの政治的な色も強くなったのではと思うんですけど。

平山:そうですね。世界に向けた彼らのメッセージとかが非常に強く出始めた象徴的なアルバムなのではないかと。

Shaula:GREEN DAYは、Billieの薬物中毒とかアルコール依存症という話もありましたけど、そのリハビリとかがあったんですよね。

平山:そうですね。その影響でこれだけ期間が空いたというのはあると思うんですけど。今は完全に復帰して万全の態勢で来年来日という形になると思うんですけど。

Shaula:嬉しいですね。来日公演はどんなライブになるんですかね?

平山:2月にアルバムが出るので新しいモードのGREEN DAYになるとは思うんですけど。日本のライブの日程は3月ですけどアルバムが出てすぐだと思うので、タイミング的にはいい状態のものが見られるんじゃないかと期待しています!

SONIC RADIO
放送局:interfm
放送日時:毎週月曜 20時00分~21時00分
出演者:Shaula
番組ホームページ

メール:sonic@interfm.jp
ハッシュタグ:#SR897

※該当回の聴取期間は終了しました。

春風亭一之輔 × 草彅剛 初対面で意気投合 「今日から友達」「もちろんですよ!」と固い握手

俳優・草彅剛が5月17日(金)、落語家・春風亭一之輔がパーソナリティを務めるラジオ番組『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』(ニッポン放送 毎週金曜8時~11時)に生出演、初対面ながら2人のトークは盛り上がり、「今日から友達」宣言のもと、固い握手を交わした。

春風亭一之輔、草彅剛

史に刻まれた古典落語の名作「柳田格之進」を白石和彌監督が完全映画化した草彅剛主演の時代劇映画『碁盤斬り』が5月17日(金)に公開となったが、「柳田格之進」は誇り高い武士の生きざまを描いた人情噺で、一之輔も同作品を口演している。

ひと足早く映画を鑑賞している一之輔が、柳田格之進という人物について、草彅自身の性格との相違を訊くと、「全然違いますね。(演じているとき)イライラしましたね」と明かす草彅。「すごく実直で、曲がったことが大嫌い」と一之輔がその役柄を言及すると、「でも、(格之進の役を)やっているうちに、僕の中にそういうものがないし、もしかすると現代に忘れ去られてるような、この格之進の貫き通す気持ちというのは大事なんじゃないかなと思えてきた」と語り、「そこからもう、このポスターの顔ですよ」と、同映画のポスタービジュアルで厳しい表情をしている経緯を明かした。

映画『碁盤斬り』 (C)2024「碁盤斬り」製作委員会

そして「ある男が言いました」として、伝えられた感想を次のように語った。「この映画は言葉の一言一言に重みがある。今、携帯とかテクノロジーが発達した時代だけど、この時代は携帯電話もないし、手紙を書いたりそこまで足を運んだりする。そういった意味では今この時代だからこそ見る映画なんじゃないかなと」……これが誰の発言なのかを一之輔が訊ねると、「香取慎吾くんが昨日言ってました。いい言葉だなと思ってジンとしちゃって」と明かした草彅。

また、稲垣吾郎についても「『新しい剛の顔が見られる』と映画コラムですごく褒めていただいて」と、嬉しそうに語ると、「『碁盤斬り』を見ると新しい草彅さんがわかる」と、一之輔も同意した。

春風亭一之輔、草彅剛、ニッポン放送・増山さやかアナウンサー

そして草彅が「ぜひ一之輔さんの『柳田格之進』を聴きたい」と熱望すると、「やりますよ。一対一で」と即答する一之輔。草彅が埼玉県春日部市出身であり、一之輔が埼玉県立春日部高校出身であるという共通点でも盛り上がると、初対面だった2人の距離はぐっと縮まり、「今日から僕たち、友達ということで」(一之輔)、「もちろんですよ!」(草彅)と言葉をかけあうと、固く握手を交わす2人であった。

 

映画『碁盤斬り』 (C)2024「碁盤斬り」製作委員会

映画『碁盤斬り』 5月17日(金)全国公開
(C)2024「碁盤斬り」製作委員会
配給:キノフィルムズ

STORY
浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。お絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!

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