モデル・はな「大人になってから、出来ないことをする楽しみが増えました」

CausetteJoli presents Radio Beauté ©InterFM897

毎月第2月曜、InterFM897『THE GUY PERRYMAN SHOW』内でお送りしている「CausetteJoli presents Radio Beauté」。"指先から花、咲う" 日本製ネイルブランドCausette.Joliとともに、いまを輝く女性たちをゲストに迎え、自分流のライフスタイル=「私らしい”美しさ”」を考えていくスペシャルコーナーです。3月9日は、ゲストにモデルのはなさんをお迎えしました。聞き手は、渡辺麻耶です。

大人になってから、出来ないことをする楽しみが増えました

渡辺麻耶(以下、渡辺):今回のゲストはモデル、タレントとして幅広く活躍されているはなさんをお迎えしました!

はな:よろしくお願いします。

渡辺:この放送時間の10時半というと、はなさんは起きて活動している時間ですかね。

はな:そうですね。結構、早寝早起きなので。小さい頃から「はなの家には夜10時過ぎたら電話しない方がいい」って友達の間ではマストだったぐらい、家族全員早寝だったので。夜10時には寝て、朝早く起きて。

渡辺:健康的ですね!起きて必ずやるルーティーンはあったりします?

はな:お腹が空いて起きちゃうので、朝起きたらお水をいっぱい飲んで冷凍してあるご飯を蒸します(笑)。後はお味噌汁を作ったり、朝食の準備ですね。

渡辺:朝しっかりご飯を食べて、エネルギーをチャージしてスタートを切るみたいなスタイルって理想的ですよね。

はな:そうですよね。なので、朝起きたらまず食べる準備をします。

渡辺:はなさんといえば17歳でデビューして以来モデルとして活動されていますけど、ご自身の美容やファッションで大切にしていることってなんでしょう?

はな:長い間モデルをしていると日々いろんな洋服を着させてもらえるので、自分ってどういう洋服が似合うんだろうっていうのがわかってくるんですが、自分で買い物に行くときはそうじゃない洋服も着てみたくなるじゃないですか。遊び心とかチャレンジしたいとかだったりね。そういう気持ちもあるので必ず試着して、合わないなと思ったらもうその場でやめます。

渡辺:はなさんでもそうなんですね。

はな:試着は必ずします。冒険したい時もあるので。展示会場でも自分とは違う形の洋服を着てみて、違ったら諦めて。体型や顔に合ったものをゲットするようにはしています。

渡辺:私は、はなさんのファッションを見て学生時代から育っているので、ものすごく参考にしていて。今日はその時参考にしたブーツを履いてきたんです。

はな:ありがとうございます!ショートブーツ。本当に便利ですよね。30代後半ぐらいから、長く使えるものを購入したいなと思い始めて。それでスタイルブックで紹介させていただいたものは、割と定番のものが多くて。

渡辺:勉強させていただきました。歳を追うごとに長い目で見るっていう感覚になってきて。一つそれがあるといろんなパズルのように組み合わせて楽しめるアイテムが多いので、はなさんのライフスタイルにも繋がってるのかなと思ったんですがどうですか?

はな:そうですね。着るものも頑張らずにラクに楽しく着られるものを選ぶようになったり、年齢によって手に取る洋服は変わってきますから。40代になると何着たらいいかわからないっていう女性もすごく増えてるみたいで。自分ももしかしてその中の1人なのかもしれないと思いつつ、最終的に着ているものは自分の体にさっくり合うものなのかなと。

渡辺:はなさんのインスタとか雑誌なんかでもよく着物を着られていると思うんですが、いつ頃から着物にハマったんですか?

はな:着物は祖母が亡くなったときに、親戚一同、誰も着物を引き取らなかったのを私が全部引き取って。身長も昔の人にしたら背が高い人だったので、お直しできたんです。お直しできたものは私が全部引き継いで、それを着たいなと思ったのがきっかけで着付け教室に通い、自分で着られるようになってから着るようになりましたね。

渡辺:着物を自分で着られるようになって、しかもTPOに合わせて着こなせるってすごく大人の女性の魅力って感じがするんですけど、着物を着ると気持ちも変わったりするんですか?

はな:着物を着ると動作が限られてくるので、洋服とは違う動きをしていたり、歩くのもちょっと内股になって。そういった発見も楽しくて。後は、着ていく場所がそんなにないじゃないですか。わざわざ友達と着物会しようってスケジュールを合わせるっていう限られた場になってしまうので、私は茶道を習うことにして。

渡辺:そこからまた趣味につながっていくのがいいですよね。

はな:祖母が昔、茶道をしていたっていうのもあって。小さい子と一緒にけい古に参加させてもらったり、そういう記憶もまた蘇って。

渡辺:そう考えると、着物を受け継いだわけですけど、おばあちゃんの思いも一緒に受け継いでいますよね。

はな:着物ってそういったところが素敵だなと思います。祖母の代、親の代、もっと前の代の着物を着られるっていうのは洋服だとなかなか。後は、日本に住んでいると日本の景色に合いますから。

渡辺:日本の四季って空気感だったり匂いなんかも変わるイメージがありますけど、それに合わせてお着物をね。インスタを拝見したら、電車の中でエアーでお茶をたてる練習をしてたり。

はな:この間、お手前を披露する機会がありまして。総勢100名のお客様の前でお手前をさせていただいたんですよ。それはかなりエアーで練習してました。

渡辺:結構、作法が細かいですもんね。足の出す順番とかから決まってたりしますもんね。

はな:普段とは違った動きを要求されるので、頭で考えちゃうとできないんですよ。練習して体で覚えていくしかないことの方が多いですね。大人になってから出来ないことをするっていう楽しみが増えて嬉しいです。

渡辺:やりがいがありそうですよね。

はな(写真左)、渡辺麻耶 ©InterFM897
THE GUY PERRYMAN SHOW
放送局:interfm
放送日時:毎週月曜~金曜 7時00分~12時00分
出演者:Guy Perryman、渡辺麻耶
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ハッシュタグ:#gps897
メール:gps@interfm.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

全米各地で広がる“反トランプデモ” 脅かされる言論の自由から、Z世代は「抗議デモ離れ」の傾向に?

ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。

4月9日(水)のテーマは「アメリカZ世代が抗議デモに参加するのは危険すぎる? その深刻な理由とは」。全米で過熱する反トランプデモについて、ラボのメンバーが意見を交わしました。


※写真はイメージです



◆全米各地でおこなわれた“反トランプ”デモ

4月5日(現地時間)、トランプ政権に反対するデモが全米の1,500ヵ所で同時に開かれ、合計50万人を動員。発動したばかりの高い関税から、社会保障、教育まであらゆる問題への抗議を展開しました。

ニューヨークでおこなわれたデモを実際に取材したシェリーは、参加者について「高齢者の多さとは対照的に、若者の姿が極端に少なかった」とコメントします。気候変動問題デモやブラック・ライブズ・マター運動の中心がZ世代で構成されていたことを考えると、ギャップがあると言います。

ではなぜ、若者がデモを敬遠するようになったのでしょうか。実はそれには切実な理由があります。

メアリー:デモを見て私は間違っていなかったって思ったよ。関税の問題にしても社会保障にしても、トランプになったら絶対よくないことが起きると散々警告してきたのに、人々は耳を貸さず彼に投票したからね。

今起こっていることは正気の沙汰ではないよ。だから、人々が抗議するのはいいことだと思うけれど、ちょっと遅すぎるような気もする。

シェリー:遅すぎる?

メアリー:だって今さらどうするわけ? また彼を弾劾するの? 前回も弾劾したけど、結局彼はまた戻ってきたよね。つまり何の意味もなかったってことじゃない。

ケンジュ:最近やたらと抗議行動が多くない? 抗議が当たり前になりすぎているような気がするけど。

ミクア:しょっちゅう抗議運動しているよね。だから、コロナ禍の頃にブラック・ライブズ・マター運動を初めて見たときほど、もう感動しないんだ。それに、今起きていることは予想通りじゃない。だって彼がいい大統領になるなんて全く思っていなかったからね。

だから、抗議運動は多いけど私は参加したいと思わない。少なくともX(旧Twitter)で見る限り、多くの人がそう感じているように見える。「抗議運動には意味がないから行くな」って。

あと、トランプに投票したことを今さら後悔している人もいるわけでしょう?「自分は彼に反対して、彼ではない人に投票したのだから自分の役割はもう果たしている。それなのになぜ抗議しなければならないわけ?」みたいな意見も見かけるよ。せこい意見だと思うけれどね。

自分と同じ意見を持つ人がこれほど多いことがわかって安堵した反面、「今さら遅すぎるのでは」という意見も飛び出しました。これまで抗議運動を繰り返して、ようやくトランプ落選につなげたのに……という思いや、彼を当選させた人に対するいら立ち、「今さら手遅れだ」という無力感が、Z世代のデモ離れの理由の1つになっているのは間違いありません。

しかし、抗議運動自体は無駄ではない、むしろ必要だと言う意見もありました。

ノエ:トランプはクレイジーだ。彼を選ぶべきじゃなかった。間違っていると言い続けているうちに、もう何もする気がなくなってしまったような気がする。そして、トランプに投票した人たちに、自分が間違っていたと感じてほしいという気持ちもわかる。

でも、そんな単純なものではないんだ。というのも、私たちはみんな1つの大きなボートに乗っているわけだからね。今、そのボートが真っ二つになろうとしている。僕は溺れたくないし、子どもたちを溺れさせたくはない。でも今いったい何ができる? おそらく唯一できることは、抗議して「トランプはクレイジーだ」と言い続けることだと思う。何もしないでいるのが一番よくないよ。放っておいたら、アメリカはナチス・ドイツのようになってしまうからね。

メアリー:抗議行動は重要だと思う。例えば、ウィスコンシン州の最高裁判事選挙の件について知ってる? トランプ支持者が多いウィスコンシン州では、共和党候補が勝てるようにイーロン・マスクが多額の資金を寄付したんだ。

でもイーロン・マスクが嫌いだし、トランプ支持の共和党候補を当選させたくなかったから投票に行って、結果として民主党候補が勝ったんだ。だから、すべてが無駄というわけではないと言うべきじゃないかな。

今できることは抗議運動くらいしかないが、それすらやらなくなったら余計によくない結果を生むことになる。そして抗議運動によって、実際に投票結果が変わった現実があるのだから、地道な抗議運動にも意味があるという意見もありました。


(左から)ミクア、シェリー、ヒカル、ノエ、シャンシャン、メアリー/©NY-Future-Lab



◆“デモに参加したくてもできない” 脅かされる言論の自由

一方で、若い世代は諦めの気持ちからデモを放棄しているわけではありません。トランプ政権が推し進める移民の強制送還により、今デモに参加するのは危険だという認識が広がっており、“デモに参加したくてもできない”人々も生まれています。

シャンシャン:もう私たちは抗議運動さえできなくなっているんだよ。抗議運動に参加したことが学校にわかったら、学位が取り消される可能性があるからね。運が悪ければ、不法移民でなくても、市民であろうとグリーンカード永住権保持者であろうと、移民局のターゲットになる。

しかもそういう人が人里離れた場所に勾留されたり、行ったこともない第三国に強制送還されたりしているんだ。だから私はそんなデモには近づきたくないよ。自分の身を守りたいから。

抗議するのは本当に勇気のあることだと思うし、こんなことになって本当に悲しい。トランプがこれほどの力を行使しているのに、誰も彼を止められないんだ。こんなことはこれまで一度もなかった。

トランプ政権による移民の強制送還がますます激しさを増し、今そのターゲットは大学生に向けられています。そして、たとえアメリカ人であってもデモに参加したことで学位が取り消されるなど、言論の自由が脅かされている状況です。

「それでもデモに参加する若者たちは、みなマスクをつけて身元がわからないようにしています。これが今、アメリカの若者が置かれている現実なのです」と、シェリーは話題を締めくくりました。

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4月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月17日(木) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:NY Future Lab
放送日時:毎週水曜日18:40~18:55放送
出演:シェリーめぐみ
番組Webサイト: https://www.interfm.co.jp/nyfutureweb
特設サイト:https://ny-future-lab.com/

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