「全てのヒットシングルを聴く」ポール・マッカートニーの偉大さとは?

天性のスモーキーな歌声は、数ある女性シンガーの中でも類を見ず、聴く人の耳を引き寄せる藤原さくら。
そんな彼女が、月明かり輝く、日曜深夜に、自らの選曲でお送りする音楽プログラム。

自分の音楽ルーツを語ったり、最近のお気に入り曲をかけたり、さらにはスタジオ・ライブもお届けします。
週の終わりで始まりの日曜深夜。少し夜更かしして、心地よい音楽と、ほっと安らぐ時間をお楽しみください。

6月18日の放送はこの日に81歳のお誕生日を迎えたポール・マッカートニーの特集をお送りしました。

♦️「ポール・マッカートニーは1955年以降の全てのヒットシングルを聴いている」という事実

「ポール・マッカートニーと言ったらやっぱりジョン・レノンともライバルみたいな関係だったりもしますし、今よりもさらにバチバチにバンドとかが競ってるみたいな時代だったと思うんですよ。今ってみんな好きな音楽聞けばいいじゃん、多様性みたいな感じの時代になってると思うんですよ。サブスクで何でも聴けるし。でも昔って今より売上枚数とかもあったでしょうし、ヒットチャートが全てみたいな時代だったでしょうから。ポールもかなりの負けず嫌いだった。しかも、ポール・マッカートニーのそのビートルズからウイングスからソロからいろいろ聞いてても、やっぱりその当時の音っていうのをすごく取り入れてるなって思ったりして。最近もポールがアルバム出したけど、若者と一緒に曲作ったりもしてるじゃないですか。2010年代とかはカニエ・ウェストと曲作るんだみたいな。今でも音楽をすごく楽しみながら、ちゃんとみんなが聴きたいものを作るっていうことを考えてるアーティストだなって思いますね。
それでいうと桑田佳祐さんとかも日本のヒットチャートの音をすごく聴いているって言う話を聞いたことがあったりして。やっぱり最前線で音楽をやったりとか世界規模でライブをやったりとか1回のライブの動員がとんでもない人たちって、ちゃんとみんなが好きなものを聴いているからこそ生まれる音楽だったりするので、すごいですね。見習います」

♦️ポール・マッカートニー×マイケル・ジャクソン

「お誕生日ボーイ、ポール・マッカートニー特集。最後にお送りするのはポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンの共演による『TheGirlisMine』です。こちらの曲は1982年発売マイケルのアルバム『スリラー』の先行シングルで、作詞・作曲はマイケル・ジャクソンなんですね。パーティーで2人が2回目に会ったときに、ポールがマイケルに君のために曲書いたよって言ったりして、一緒にやることになったみたいな話があったりするので。
今回流す『TheGirlisMine』はポールが歌ってますけど、共演って形で。もちろんポールマッカートニーのがソングライティングっていう面でいうと長くからやってるわけじゃないですか。でもそこに果敢にチャレンジする。マイケル・ジャクソンは多分、自分で曲作り始めみたいな感じの頃なんですかね。やっぱりいろんな方の曲を昔からジャクソン・ファイブの頃から歌ってたでしょうしね」

大好きなポール・マッカートニーについて熱く語った藤原さくら。
全編はぜひタイムフリーでお楽しみください。

HERE COMES THE MOON
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 24時00分~25時00分

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