電力小売り事業者への新たな拠出金負担制度「公平な競争環境を実現するため」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が5月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。今年4月から実質的に始まった、電力小売り事業者による大手電力などの発電所建設、維持への費用負担制度について「公平な競争環境を実現するため」と指摘した。

関西電力 美浜発電所 (2019)

今年4月、電力の小売り事業者が発電所の建設、維持に必要な費用の負担をする新制度の実質的な運用がスタートした。2016年の電力小売り全面自由化で、各地域の大手電力10社以外も電力を販売できるようになり、価格競争が進んだ。一方で、建設や維持管理に莫大なコストがかかる発電所を保有しない“小売り専門の新電力会社”が急増。従来の発電所を抱える大手電力も含めた、公平な競争環境を実現するための制度が必要となった。

新たに始まった拠出金制度は、発電所を持たない主に電力小売り自由化後に参入した「新電力」と呼ばれる電力小売り会社が、発電設備を持つ各地域の大手電力に対して、発電所の建設や維持に必要なコストを負担するというもの。これまで発電設備に関する費用は、電力小売り自由化後も大手電力が負担していた。

この制度について石川は「建設や維持にコストのかかる発電設備を保有していない電力小売り会社は、大手電力の発電設備で余った安い電力を市場で購入。ただ、その安い電力を生み出す発電所にお金を出していない。巨額の資金を投じて発電設備を建設、保有してきた大手電力の小売り会社と、何も設備を持っていない新電力(小売り)との競争状況がどうかと言われると、僕はまったくバランスしていないと思う」と主張。今回の拠出金制度は「新電力にも大手電力と同じように、発電設備を建設したり、維持したり、メンテナンスする費用を持ってちょうだいねというもの」と解説した。

また、一部でこれまでになかった新たな負担が生じることになるとの指摘があることについて、ゲスト出演した東京電力ホールディングス経営技術戦略研究所チーフエコノミストの戸田直樹氏は「追加で負担するわけではない。発電所を維持する以上、かかっている費用は前からあった。そのうち、電力卸売市場を通じて新電力に買われた発電分の約1.6兆円を、これまでは大手電力側が負担してきた分を新規事業者にも負担してもらいましょうというものだ」と言及した。

この負担制度が、2016年の電力小売り自由化と同時に導入されなかった背景について戸田氏は「2013年、電力小売り自由化を議論していた学者の中に、容量市場(発電所の建設コスト負担制度)はいらないという人もいた。電気は余っている時は安くて、足りなくなってくると値段は上がる。本当に足りなくなると10倍~100倍に急騰する。それで稼げて利益が出るので、それでもって発電設備は維持できるだろうという考え方だった。経済学的にはそうかもしれないが、電気が足りなくなったときの価格は、停電が起こった時の被害総額に相当する値段まで上がる。逆にそこまで上がるなら儲かるでしょ?という考えで新規参入も増えるだろうという見立てだった」と振り返った。
ただ、実際に電力がひっ迫し、価格が上がり始めた局面では、高騰する電気代に世論が耐えられなかったほか、停電による社会的影響も大きく、当初の理屈通りには進まなかったと述べた。

石川は「新電力に不利だという話では決してない。ただ、新電力側からすると負担は多少増えてしまう。自分が負担しないことを前提に事業が組まれていたので文句が出ている」と分析。あくまで大手電力の小売り事業者も含めた公平な競争環境整備の一環だと指摘した。

Snow Man佐久間大介、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』特集でジャングルポケット・アグネスタキオンの魅力に迫る!

5月18日(土)、Snow Manの佐久間大介がパーソナリティを務めるラジオ番組『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送・毎週土曜日20時~)が放送。5月24日に劇場公開を控える劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』特集として、ジャングルポケット役の藤本侑里とアグネスタキオン役の上坂すみれをゲストに迎え、劇場版でメインキャラクターとなるジャングルポケット、アグネスタキオンの魅力に迫った。

佐久間「劇場版がすごく楽しみ」-

ウマ娘は、Cygamesが展開するクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』のこと。実在する競走馬の名前と魂を受け継ぐウマ娘たちが、仲間やトレーナーたちと学園生活を送りながら「トゥインクル・シリーズ」制覇を目指す世界が舞台となり、発表以来ゲームを中心として、アニメや音楽、コミックなど、さまざまなジャンルで作品展開を行っている。

アニメでの展開は、2018年から3期にわたるテレビアニメシリーズとショートアニメが放送されている。2018年のテレビアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』はスペシャルウィークとサイレンススズカ。続く2021年の『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』はトウカイテイオーとメジロマックイーン。そして、昨年12月に放送を終えた『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』では、キタサンブラックやサトノダイヤモンドといった一時代を築いた競走馬をモチーフとしたウマ娘を主役として物語が展開された。さらに配信アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』や、短編アニメ『うまゆる』が公式YouTubeチャンネル『ぱかチューブっ!』で公開され大好評を得ている。

佐久間「そんなウマ娘の映画が5月24日に劇場公開ということで、それぞれが演じられているキャラクターについても紹介してもらってもよろしいでしょうか。橋本さんからお願いします」

藤本「私が演じるジャングルポケットは、自由気ままなフリースタイルレースの世界に身を置き、やんちゃな荒くれ者たちを束ねてきたカリスマ的存在です。フジキセキの走りに魅了され、最強を目指すために、トレセン学園の門を叩きました。エネルギッシュな性格で強い、強ええやつの走りを目にしたらじっとしていられない性格なんですけれども、ただ一方で、天真爛漫で子供っぽい一面もある、かっこ良さと可愛さを兼ね備えたようなかわいいウマ娘です。そして、憧れの先輩であるフジキセキをフジさんフジさんと呼んで、慕って目標にしている。そんなウマ娘です」

佐久間「すごい。なんか今の説明の中に一瞬ポッケ(ジャングルポケット)がいましたよね」

上坂「宿ってましたね」

藤本「本当ですか?」

上坂「強い、強ええやつ」

佐久間「いやそう。やっぱそうなんだ」

藤本「ポッケは強いやつじゃない。強ええやつ」

佐久間「素敵。そんなポッケが今回のメインを張ってるということでね。すごいですね。劇場版で主人公ですもんね」

藤本「そうなんですよね。大変ですよね」

上坂「(笑)。あなたですよ。あなたあなた」

佐久間「自分のことじゃないように、あの時の自分は違うぐらいな」

藤本「大変なことが起こってますね。なんか主人公って大きい話すぎて、なかなか現実の話として、頭の中に入って来ないというか」

佐久間「現実味がないというか」

藤本「はい。もうその状態のままここまで来てます」

上坂「(笑)。すごい。収録が結構前だったので、もう」

藤本「そうですね」

佐久間「そっか。そうですよね」

上坂「去年のうちに録り終えたので、半年ぐらいずっとじゃあふわふわしちゃってる?」

藤本「そうですね。地に足がついてない感じで」

上坂「本当に、映画を見たら1発で大好きになる。ジャングルポケットの世代を知らない方でも、その時レース見てなかったよっていう方でも絶対に好きになるし、史実を追いかけたくなるキャラクターだなっていう」

佐久間「へ~。気になる。見てぇ!」

藤本「この世代の関係性がまたいいですよね」

佐久間「この時代の競馬もすごいですもんね。お父さんから聞いて、公式でもレースの映像が上がっているので、実際の映像を見た時にこの馬、強ええ!ってなった競走馬もいろいろいます。ポッケもすごい中で、上阪さん演じるアグネスタキオンがめちゃめちゃ強い!っていう印象なので、アグネスタキオンについても説明聞いてもよろしいでしょうか」

上坂「はい。私が演じるアグネスタキオンは、天才的な頭脳を持ち、目的のためなら手段を選ばないマッドサイエンティスト。周りの目を気にせず、研究第一を貫いているため、変わり者扱いされることも多いが、他を寄せ付けないその走りは圧倒的。ウマ娘に眠るさらなる可能性を追求するという目的に没頭しており、レースを実験場、他のウマ娘たちを実験対象と考えている。授業をサボって研究することもしばしばで、甘い紅茶をよく飲みます」

佐久間「すごいですよね。格好も白衣を着ていて、袖がちょっと長かったりもしてね」

上坂「地味に萌え袖でかわいいですよね。一着でゲームで勝ったりすると袖をくるくる回したり」

佐久間「そうそう!かわいいんですよね。タキオンが」

上坂「ゲームだと結構トレーナー君に頼りっきりで、お弁当作ってもらったりとか、おねだりキャラなのかなって思うんですけど、劇場版だと、どちらかというと史実に近いというか負けなしでターフを去った、4勝して勝ち逃げしていった幻の三冠馬という異名を持つアグネスタキオンなので、その他を寄せ付けない感じが、ティザー映像をご覧になってる方もいると思うんですけど」

佐久間「いやすごい出てますね。あの強者感。圧倒的強者やんけみたいな」

上坂「あのタキオンと、さらに覇王のテイエムオペラオーを前にして」

佐久間「あの時代のオペラオーもすごく強いですもんね」

上坂「あんなに囲まれても動じず、そんな強者揃いの中に他にもマンハッタンカフェですとかダンツフレームですとか、強いライバルの強ええやつの中で、ポッケがどういう走りを見せててくれるのか。めちゃめちゃ熱い。それこそライブ会場では、ティザー映像をトレーナーさんにいち早くご覧いただいたんですけど、すごい反響でしたね」

藤本「すごい大歓声でしたね」

佐久間「あのティザーはテンション上がりますね。やっぱり。あの短い映像でもこのレース絶対あのレースだってなったもん」

上坂「すごい!」

佐久間「実際のお馬さんの走っている映像を見たことがあったので、うわ!あのシーンあるじゃんみたいになって」

上坂「すごい!もうわかってる」

藤本「そんなことがわかるんですね。あの短い間に。すごい」

上坂「ファンの方、そして競走馬がお好きな方も本当必見の作品になっていますね」

佐久間「劇場版がすごく楽しみになってきています」

ほかにも、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の気になるストーリーや見どころについて語ってくれた。5月24日の劇場公開前に、是非タイムフリーで。

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