三宅裕司が明かす舞台「熱海五郎一座」のエピソード『垣花正 あなたとハッピー!』

三宅裕司、熊谷実帆アナウンサー、垣花正

ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に8日(火)、三宅裕司が1年4か月ぶりにゲスト出演。10月29日から上演予定の劇団スーパー・エキセントリック・シアター第64回本公演「愛と友情の大脱走~ラブ&ピースフォーエバー~」(サンシャイン劇場)への意気込みや、これまでの激動の舞台エピソードを振り返った。

今回の舞台「愛と友情の大脱走~ラブ&ピースフォーエバー~」はベトナム戦争が起こっていた時代に注目。その時代をリアルに見てきた三宅は当時を振り返り、そのときの空気感をミュージカル.アクション.コメディーにどう落とし込むか試行錯誤していると語り、日本の歌謡曲を散りばめる演出や小倉久寛の役どころなどを紹介した。

今年6月に上演した、熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第12弾 東京喜劇「仁義なきストライク ~弾かれた栄光と約束のテンフレーム~」では野呂佳代、沢口靖子と共演。今やドラマ・バラエティに引っ張りだこな野呂佳代に対して、短い稽古時間だったにも関わらず「彼女、頑張って、ちゃんとした良いところまで持ってきましたよ」と振り返った。また、沢口靖子を「考えてボケる人」と分析。「細かいとこも、どうやれば面白くなるかを聞いて、ずっとそれ稽古してます。それで最終的にちゃんとしたレベルに持ってって爆笑をもらってきますよ」と評した。

また、熱海五郎一座の上演中、三宅は酷いめまいが襲い床面が上がってくる感覚がしたため、椅子に捕まりなんとか耐えていたという。客席にばれないようアドリブをきかせながら出演者に助けを求め、両脇を春風亭昇太と小倉久寛に支えられ劇団員が後ろからおさえながら舞台からはけたと振り返った。休憩中、「中止にするのだけは避けよう」と塩分と水分を取り、なんとか続行したと明かし、静まり返った垣花以下の出演者を前に「中止にしたらどれくらい損をするのか計算して、スクッと立ち上がった」と笑わせた。

8月に行われた「伊東四朗一座リターンズ!? in浅草公会堂」では、伊東が東貴博とともに行ったトークショーを振り返り、89才でも愛される伊東の魅力を語った。

そして三宅がパーソナリティを務めるニッポン放送『三宅裕司 サンデーヒットパラダイス』恒例の、マコさま(三宅の奥様)の迷言も紹介。ガソリンスタンドで放った「マソリン、がんタン」、「ゴルフのめった打ち」、三宅と喧嘩中に三宅にその場をどいてほしくて言った「抱いてよ」などを紹介、スタジオは爆笑に包まれた。

三宅裕司 演出・出演舞台 劇団SET 第64回本公演「愛と友情の大脱走~ラブ&ピースフォーエバー~」
詳しくは劇団SETホームページまで
https://www.set1979.com/

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垣花正あなたとハッピー!
放送局:ニッポン放送
放送日時:2026年9月8日 火曜日 8時00分~10時16分
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※該当回の聴取期間は終了しました。

「『ノルウェイの森』にも登場させました」村上春樹が愛する『アカデミー賞』落選曲とは?

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。9月27日(日)の放送は「村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~」をオンエア。今回の放送では、「アカデミー主題歌賞にノミネートされながら、惜しくも受賞を逃した名曲」を特集。受賞作の影に隠れながらも今なお世界中で愛され続ける1960年代の名曲を中心に、村上さんこだわりのアナログ盤音源でお届けしました。ヘンリー・マンシーニやバート・バカラックといった巨匠たちの楽曲をはじめ、賞の裏側にあるドラマや村上さん自身の思い出、さらには昨今話題の「AIと創作活動」についての貴重なトークまで、時代を超えて愛される音楽の魅力にあふれたひとときとなりました。
この記事では、中盤4曲について語ったパートを紹介します。


「村上RADIO」



◆Chris Connor「Dear Heart」

1964年もまたもや、ヘンリー・マンシーニさんが涙を呑(の)みます。彼の『ディア・ハート』が、『メリー・ポピンズ』の主題歌「チム・チム・チェリー」に負けちゃったんです。ディズニー映画『メリー・ポピンズ』は映画として大ヒットしたので、好意的な票が集まったのでしょうが、僕の推しは『ディア・ハート』の方だったので、ちょっとがっかりしました。
『ディア・ハート』という映画自体は大したものじゃなくて、本国でもあまり評判にもならなかったし、日本では公開もされませんでした。そのせいで損をしたかもしれませんね。でも良い曲です。『ノルウェイの森』という僕の小説の中にも、この曲をちょこっと登場させたと記憶しています。
マンシーニの作るメロディーって、チャーミングで美しいんだけど、そこにはいつも仄(ほの)かな悲しみのようなものが含まれています。クリス・コナーがボサノヴァのリズムで落選曲『ディア・ハート』を歌います。

◆Astrud Gilberto「Love Theme From "The Sandpiper" (The Shadow Of Your Smile)」
◆Chris Montez「I Will Wait For You」


さて、1965年にはジョニー・マンデルが作った『いそしぎ』が受賞しました。まずは『いそしぎ』の主題曲「The Shadow of Your Smile」を聴いてください。歌うのはアストラッド・ジルベルトです。
「The Shadow of Your Smile」、これは文句ない名曲です。ケチの付けようはありません。しかしミシェル・ルグランが『シェルブールの雨傘』の主題歌「I Will Wait For You(あなたを待っている)」で落選したのは、やはり気の毒でした。とても素敵な曲なんですけどね。そしてまた映画としては、エリザベス・テイラーとリチャード・バートンのカップルが共演した大甘のラブ・ロマンス『いそしぎ』よりは、『シェルブールの雨傘』の方がずっと上だとぼくは個人的に思いますが。
クリス・モンテスが歌います。ミシェル・ルグラン作曲の落選曲「I Will Wait For You」。

◆Rita Reys「Alfie」

1966年のアカデミー主題歌賞はジョン・バリーの作曲した『野生のエルザ』がとりました。「Born Free」、美しいメロディーですね。
でも賢い雌(めす)ライオンがこの受賞を背後からそっと支えているような気がしてなりません。エルザ、素敵でしたものね。
この年、エルザのおかげで受賞を逃したのは、バート・バカラックの名曲『アルフィー』でした。僕はこの『アルフィー』という映画が好きでした。小ぶりだけど味があってね。若き日のマイケル・ケインが調子のいい遊び人、アルフィーをとても魅力的に演じていました。オランダ人のジャズ歌手、リタ・ライスが落選曲「アルフィー」を歌います。

<番組概要>
番組名:村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~
放送日時:9月27日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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