森永卓郎が驚愕の事実を指摘~年金2000万円問題、本当に必要なのは6000万円也!

「垣花正 あなたとハッピー!」(7月10日放送)に経済アナリストの森永卓郎が出演。年金2000万円問題について、本当は6000万円必要であるという驚愕の事実を指摘した。

参院決算委員会で答弁を行う麻生太郎副総理兼財務相=2019年6月10日午後、国会・参院第1委員会室 写真提供:産経新聞社

年金2000万円問題

年金2000万円問題とは、6月3日に金融庁が高齢社会における資産形成・管理という報告書を出しました。それは「65歳の時点で、それ以降年金だけで暮らすには2000万円必要ですよ」というものです。この報告書は、麻生大臣が不適切だから受け取らないとして問題になりました。参議院選の最大の争点になっていますが、推計はシンプルです。いまの統計で見ると、無職の高齢2人暮らし世帯の支出は26万5000円、収入が21万円なので差引毎月5万5000円の赤字が出ます。

参院決算委員会で答弁を行う安倍晋三首相=2019年06月10日午後、国会・参院第1委員会室 写真提供:産経新聞社

95歳で死ぬとは限らない

金融庁が出した2000万円という額は、毎月5万5000円の赤字を65歳から95歳まで30年間積み上げれば2000万円だという単純な掛け算です。ただ、この試算は過少推計です。なぜかと言うと、1つは95歳で死ぬとは限らないことです。女性だと100歳まで生き残る可能性は20%、105歳まで生き残る可能性が5%弱あります。30年間ではなく、40年間用の準備をしなければいけないというものが1つです。

年金は減って行く~不足額はなんと5780万円

もう1つは、21万円の年金収入が続くと想定していることです。いま年金は賦課方式といって、現役世代が払った保険をその年の高齢者が山分けする仕組みです。今後はどんどん支え手が減って行きます。現時点では、2.1人で1人の高齢者を支えていますが、いまの大学生が高齢層に入る2065年には、1.3人で1人を支えなければいけません。そうすると分け前が減るわけですから、年金は落ちて行きます。共産党が質問主意書を出して、「いまマクロ経済スライドをやっていますが、これによって国民年金がどれだけ減りますか」と聞いたら、政府の回答は3割減ると。政府が国会でいま答えているものでも3割減ります。しかし、私の計算や5年前の財政検証だと4割減ります。つまり、年金は減るから赤字は増えます。私が計算した結果によると、105歳まで生き残る可能性があるため40年分用意しなければいけません。年金が減って行くことも考えると、不足額は5780万円。これは無理です。サラリーマンの生涯年収は2億しかありません。2億から6000万円を貯められるはずがありません。

ではどうすればいいのか

では、どうすればいいかと言うと、生活の基本は収入の範囲内で暮らすということです。公的年金が削減されて行くと最終的に、いま23万円の厚生年金の給付が13万円まで落ちます。夫婦で13万円です。東京都心部に住んで13万円は不可能です。物価も家賃も高いですから。

「都会田舎」に住む

「都会田舎」に移住するということです。「都会田舎」とは圏央道沿いくらいのところ、海老名、八王子、入間、川島、久喜、茂原などです。そこはいちばん物価が安いです。うちもその近くです。私は平日は東京で過ごして週末は帰っていますが、実感で言うと3割くらい物価が違います。家賃はバス便のところであれば、東京の10分の1です。年金生活に入った人は、ほとんど所得税や住民税を払わなくてすみます。国民健康保険だけは6000円くらい払わなければいけないのですが、あとはかかりません。医療費がかかると思われますが、高齢者になると高額療養費制度で負担が抑えられるので、大病でも数万円で済みます。「都会田舎」に住めば、夫婦で13万円で生活ができるのです。

生活費を13万円に抑えて楽しく暮らす

生活費が13万円に収まっていれば、あとは貯蓄や好きな仕事でバイト代を稼ぐなどして暮らせればいいのです。国は成長戦略の実行計画のなかで、70歳まで働くということを基本にしようと打ち出していますが、男性は72歳が健康寿命です。70歳まで働くと、健康寿命まで2年しかありません。私は65歳から13万円での生活スタイルを確立しながら、不安なく楽しみながら生活することを提案します。金にならなくていいのであれば、楽しい仕事はたくさんあります。例えば、児童施設や高齢者施設を回って手品や紙芝居をするとか。いつも私が言っているようにアーティストになるとか。65歳からは自分の趣味をメインにして、楽しんで生きましょう。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 8:00-11:30

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髙橋洋一の特別企画も毎日放送「政治経済 秋の中間点検!あのニュースどうなってるの!?ウィーク」

リスナーの毎日が豊かになる話題や生放送ならではの旬な情報をたっぷり届けているニッポン放送の朝のワイド番組『垣花正あなたとハッピー!』(毎週月曜~木曜 朝8時~11時)。10月19日(月)からの一週間は、“政治経済 秋の中間点検!あのニュースどうなってるの!?ウィーク”と題し、髙橋洋一、中瀬ゆかり、森永康平、須田慎一郎、青山和弘、三上洋という多彩なコメンテーターがリスナーの素朴な疑問に答えながら、最新の政治経済ニュースを解説していく。さらに豪華プレゼント企画も実施する。

初日の10月19日(月)は、月曜日のレギュラーコメンテーターでYouTubeチャンネル登録者数140万人を超える数量政策学者の髙橋洋一がいつもより長めにスタジオに生登場。消費減税の財源についてなど髙橋洋一ならではの視点で分析・解説する。

10月20日(火)は、ジャーナリストの須田慎一郎、経済アナリストの森永康平が登場。為替市場で進行する円安や日経平均株価に着目し、生活にどのように影響するのか解説する。

10月21日(水)は、ジャーナリストの須田慎一郎に加え、政治ジャーナリスト青山和弘が登場。秋の臨時国会の進捗についてたっぷりと語る。

10月22日(木)は、木曜日のレギュラーコメンテーターで新潮社の中瀬ゆかりに加え、ITジャーナリストの三上洋が登場する。いま抑えておきたいエンターテインメントの話題、最新AIの実情について伝える。

そして毎日10時台に、数字に裏付けられた分析、それをもとにした直球の解説で、国内外から注目を集めるコメンテーター髙橋洋一の学生時代を振り返る特別企画を放送予定。

また、お米とお肉で食卓を応援するプレゼントも用意。松阪牛の切り落とし1キロを毎日5名に、さらには「ニッポン放送実りの秋!千葉の新米コシヒカリ1トンプレゼント」と題して千葉の新米コシヒカリ5キロを毎日7名にプレゼントする。

◇番組概要

ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』
■放送日時:毎週月曜~木曜 午前8時~11時
■パーソナリティ:垣花正
■コメンテーター:
10月19日(月)髙橋洋一(数量政策学者)
10月20日(火)森永康平(経済アナリスト)、須田慎一郎(ジャーナリスト)
10月21日(水)須田慎一郎(ジャーナリスト)、青山和弘(政治ジャーナリスト)
10月22日(木)中瀬ゆかり(新潮社出版部執行役員)、三上洋( ITジャーナリスト)
■アシスタント:那須恵理子(月・水) 熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー

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