ポストコロナの世界の流れは「反中国、反米」となる

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月11日放送)に慶応義塾大学教授・国際政治学者の細谷雄一が出演。ポストコロナにおけるアメリカと中国の世界的な立ち位置について解説した。

中国「労働節」5連休スタート 故宮博物院、新型コロナ感染拡大歯止めで約3ヵ月ぶりに再開=2020年5月1日 ©産経新聞社

中国当局の船、日本の領海に3日連続で侵入

沖縄県の尖閣諸島沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻は、10日も魚釣島の西南西およそ10キロの日本の領海内に留まった。中国海警局の船が領海内で確認されたのは3日連続で、第11管区海上保安本部が直ちに出るよう警告を続けている。

飯田)漁船を追い回しているというようなことも出ていて、相当エスカレートしている感じもありますが、どうご覧になりますか?

記者が座る椅子がそれぞれ1メートル以上離して配置された米国防総省での記者会見=2020年3月10日 ©産経新聞社

インド太平洋・アジアでアメリカが軍事的行動できるのかを確かめている

細谷)いまいちばん大きいことは、アメリカの空母がコロナの感染で運用できない状態になっているということです。しかもアメリカは、感染者数も死者数も世界最大になっています。中国は軍事的にインド太平洋・アジアで、米軍がどれほど運用できなくなっているのかを確かめているのです。中国がこのような行動をしても、いまアメリカはほとんど反応できません。言い換えれば、アメリカが支配して来たこの地域において、その勢力を入れ替える為の準備をしていると見るべきだと思います。

飯田)尖閣の周りで海警局がこういうことをやって来ている一方で、中国の空母「遼寧」を含めた打撃群が宮古島と沖縄本島の間を通過し、台湾あたりで演習をして、また入れ替わりに3隻くらいが出て行くようなことをしています。中国は軍も公船も、連携していると見た方がいいですか?

中国、全国で新型コロナの哀悼活動 北京駅で黙祷をささげる人たち=2020年4月4日午前10時 ©産経新聞社

南シナ海での実効支配と同じことを東シナ海で行っている中国

細谷)おっしゃる通りです。2012年の民主党政権のときに、尖閣諸島を国有化した後で中国が一時期、かなり尖閣諸島に圧力をかけて、可能であれば現状変更するような動きを見せていたのです。ところが安倍政権になってから、強硬な体制でそれに抵抗するようになりました。2014年にはオバマ大統領が、尖閣諸島は日米同盟の対象内だとして、アメリカが強い態度を示したことにより、一時的に中国の対応が止まっていた時期もあったのです。しかし中国は2019年、日中関係がよくなったと言われるこの1年間だけでも、尖閣諸島の領海侵犯などの行動が600を超えています。1日に2回以上のぺ―スです。アメリカがどれだけ対応できるかということを試しているのですが、米軍が支援できないということになれば、中国は国防費が日本の5倍ですから、中国にとって尖閣諸島を現状変更するということは、軍事的にはそれほど難しいことではありません。中国は常にアメリカの対応を見て、機会があれば現状変更に対して本格的に動く用意をしている。これは、南シナ海のASEANとの関係でやったことなのです。15年前に現状変更した南シナ海でやったことと、ほとんど同じことを東シナ海でもやろうとしているのです。

遼寧(空母)-Wikipediaより

南シナ海と東シナ海を制海権に抑えたい中国

飯田)南シナ海の場合は岩とされているところを埋め立てて、島だと言い張って現状変更するというプロセスがありました。尖閣諸島は島であることを考えると、人を送るなり船を送るなりして、自分たちのものだということをアピールする。いまは、その直前くらいに来ていると思った方がいいですか?

細谷)もちろんそうなのですが、結局のところ中国は南シナ海と東シナ海を中国の制海権に抑えたい、つまり外国の船を入れたくないのです。中国から見ると、いまは日本が尖閣諸島を実効支配しているということで、尖閣諸島や周辺のEEZを含め、東シナ海には日本の自衛隊や米軍機がいつでも来てしまう。これを止めたいわけです。もし中国が尖閣諸島を実効支配すれば、軍事的にも完全に支配できるということになるので、自衛隊機も米軍機も一切入れなくなります。そうなれば東シナ海は、南シナ海と同様に中国の支配下に置けることになります。

飯田)東シナ海や南シナ海を見ていると、アジアの現状変更のイメージがありますが、一方でいまのコロナの話だと、アメリカでは世界恐慌よりも大きなインパクトである可能性が高い。中国が世界秩序全体を変えようとするなら、いまがチャンスだというところがありますか?

「中国ウイルス」を正当化 2020年3月17日、米ワシントンのホワイトハウスで記者会見するトランプ大統領(中央)(UPI=共同) ©共同通信社

国際秩序に関心がないトランプ大統領と新型コロナの影響~中国が国際秩序を支配するチャンス

細谷)トランプ大統領は、国際秩序に関心がないのです。国際機構にも関心がないですし、面で国際政治を考えることができない。北朝鮮や中国もそうですが、あくまでも相手国とディールをする。ですから国際秩序全体に対して、アメリカが優位な地位に立つという発想はほとんどないのです。一方で、もしもアメリカがそのような行動を取れないということになると、WHOもそうですが、国連も含めて国際機構や世界秩序というものを、中国が軸になってつくり直すということになりかねません。そのようなチャンスは中国からすると、本来であれば10年~20年後に想定していたと思うのですが、アメリカの新型コロナ感染者数や死者数と、米軍の機能が完全に麻痺している現状があって、想定より近くのものになって来た。さらにトランプ大統領が世界秩序、あるいは国際機構に対してほとんど関心がありませんから、トランプ大統領の自国中心主義、国際機関と敵対するという行動は、中国から見れば国際機構を支配するいい機会です。WHOも別に中国が支配したのではなく、アメリカが勝手にそこから後退しているわけです。アメリカが後退すれば、空いたところに中国が入るのは当然です。この2つがいま同時進行しているということです。

飯田)一方でトランプ大統領は、中国に対して「責任追及だ」という強い態度を示していますが、それでも国際機関を取られてしまうことに変わりはないのですか?

細谷)どれだけ味方を増やせるかと考えたときに、トランプ大統領は韓国や日本、EUや同盟国に対しても、貿易交渉などでは敵だと思っているのです。本来であれば中国に対抗するなら、同盟国である日本やEU、韓国、オーストラリアを味方につけなければいけないわけです。更には国際機構も味方につけないといけない。ところがトランプ大統領は自国中心主義が鋭意で、同盟国も国際機構もすべて敵に回しています。本来であれば米中が対立するときに、アメリカは1国でも多く味方につけるべきなのです。それは第二次世界大戦後のアメリカがやったことです。NATOと日米同盟をつくって、フィリピンやオーストラリア、日本、ニュージーランドなどを同盟国にしたわけです。ところがトランプ大統領は、自国以外のすべてを敵だと思って貿易交渉しています。そうすると、結局は中国が味方を増やすチャンスになってしまう。

米中経済貿易協定の署名式(米中貿易戦争-Wikipediaより)

世界の流れは「反中国、反米」

飯田)そこで中国は、資金やマスクを出したりしている。この行く末はどうなるのでしょうか?

細谷)ただ中国はフランスに関しても、マスクを送る代わりに5Gをファーウェイにしろと圧力をかけている。前例がないほど、いま世界的に中国に対する反発が強まっています。結局のところ、EUも日本も部分的にそういうところはあると思いますが、多くの国々が中国に対して強い不信感がある。一方でアメリカは、トランプ政権で全方位の貿易交渉が敵対関係になっています。つまり、いまは世界中が反中であり、反米であるということです。これが現在の世界の大きな流れになっていると思います。

3月16日、G7首脳とのテレビ会議を行う安倍晋三総理大臣【首相官邸twitter https://twitter.com/kantei/status/1239591708691578892 より】

提携する相手として中国、アメリカよりも日本の方が付き合いやすい

飯田)そこに第3の核になるほど大きな国はないということですか? 日本にその資格はあるのでしょうか。

細谷)日本は想定していなかったかも知れませんが、環太平洋経済連携協定 (TPP)をアメリカ抜きで11ヵ国とつくりました。更にはEUとの間でも、日EUで経済連携協定(EPA)をつくった。どちらも日本がリーダーシップを発揮して、かなりの程度つくったわけですから、国際的には相対的に日本の地位が上がって来ています。上がっているというのは、日本を多くの国がリーダーと思っているということではなく、一緒に提携する相手として、中国やアメリカよりは日本の方が付き合いやすいということだと思います。このような状況を、日本はうまく活用するべきだと思います。

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今日の運勢 10月16日(金)「12星座占いランキング」第1位は乙女座(おとめ座)! あなたの星座は何位?

2026年10月16日(金)の毎日占い「12星座ランキング」を発表! ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」では、今日の運勢や今週の運勢、心理テストなどを配信中です。2026年(令和8年)10月16日(金)のあなたの運勢を、東京・池袋占い館セレーネ所属・占い師の月野さやか(つきの・さやか)さんが占います。「12星座別ランキング&ワンポイントアドバイス」第1位は乙女座(おとめ座)! あなたの星座は何位……?




【1位】乙女座(おとめ座)
これまで積み重ねてきた経験の中に、未来につながるヒントがありそう。誰かの正解を探すより「私はこれが得意だった」を思い出してみて。今日は昔褒められたことや自然にできることを1つ、今の仕事や生活に取り入れてみるのもおすすめです。

【2位】牡牛座(おうし座)
「やっぱり私はこれが好きだった」と、自分の喜びを思い出すような出来事があるかも。役に立つか、得になるかより、心が動くものを大切にしてみてください。今日は昔好きだった音楽や場所、趣味にもう一度触れてみると、新しい未来へのヒントが見つかりそう。

【3位】山羊座(やぎ座)
これから進みたい方向が少しずつ見えてきそう。まだ周囲には理解されなくても、自分が感じている未来を信じることが大切です。考えているだけではなく、そろそろ言葉にしてみるのが吉。今日は信頼できる人に「これからやりたいこと」を1つ話してみて。

【4位】天秤座(てんびん座)
新しい流れを誰より早く感じ取れるとき。「なんとなく、これからこっちかも」という感覚には意味がありそうです。周囲に合わせて答えを変えず、自分が感じたことを言葉にしてみて。今日は思いついたアイデアを誰かに伝えてみるのもおすすめです。

【5位】魚座(うお座)
直感や感性がいつも以上に働きそうです。まだ理由を説明できなくても「こっちな気がする」という感覚を無視しないで。未来は頭で考えるだけでは見えないこともあります。今日は行きたい場所に行ったり、気になる人に連絡したりするなど、直感を行動に変えてみて。

【6位】蟹座(かに座)
誰かとの会話から、忘れていた気持ちを思い出すことがあるかも。「そういえば、本当はこれがしたかった」と気づいたら大切にして。今は人の期待より、自分の心が喜ぶことを選びたいときです。今日は会いたい人と食事をしたり、ゆっくり話す時間を作ってみてください。

【7位】蠍座(さそり座)
心の奥にしまっていた「あれ欲しい」「こうなりたい」が強く浮かび上がりそう。無理に抑え込まず、まずは自分だけでも認めてあげてください。そこに次の人生のヒントがあります。今日は損得を考えず、純粋に心が喜ぶことに時間を使ってみましょう。

【8位】射手座(いて座)
もっと自由に動きたい気持ちが強くなりそう。でも、勢いだけで環境を変えるより「どこへ向かいたいのか」を確認することが先です。今日は今の場所から少し離れて、違う景色を見てみて。散歩や小さな遠出が、次の方向を教えてくれるかもしれません。

【9位】牡羊座(おひつじ座)
早く動きたい気持ちはあっても、今日は少し周囲を見渡してみるのが◎。思い通りに進まないことがあれば、それは新しい方向を知らせるサインかもしれません。無理に突破しようとせず、予定を減らしたりして「今、本当にやりたいこと」を考える時間を作ってみて。

【10位】獅子座(しし座)
頑張っているのに評価されないと感じたら、一度「誰のためにやっている?」と問い直してみて。誰かに認めてもらうより、自分が楽しいと思えることを選ぶ方が今は大切です。今日は人に見せるためではなく、自分だけが満足できることをやってみましょう。

【11位】水瓶座(みずがめ座)
価値観が大きく変わっている途中だからこそ、今までの自分と今の自分の間で迷うことがあるかも。すぐに答えを決めなくても大丈夫です。今日は最近「前とは考えが変わった」と感じることを書き出して、新しい自分の感覚を認めてあげて。

【12位】双子座(ふたご座)
情報や人の意見が増えて、どれが自分の本音なのか分からなくなりやすい日。今は新しい答えを探すより、いったん情報を止めることが大切です。今日はSNSやニュースから少し離れて、「誰にも聞かれなかったら私はどうしたい?」と自分に問いかけてみましょう。

【今日の一言メッセージ】
今日は「夜明けを告げる声」のように、新しい流れを感じ取ったら自分の言葉で外へ出していくと良い日。心の奥に眠っていた「好き」「楽しい」「本当はこうしたい」をもう隠さなくても大丈夫です。まだ誰も選んでいない道でも、自分が最初の一声を上げることで、新しい未来が動き始めるかもしれません。

■監修者プロフィール:月野さやか(つきの・さやか)
東京・池袋占い館セレーネ所属。元野村證券トップセールスという異色の経歴を持つ占星術師。自身の人生の転機をきっかけにホロスコープと出会い、星よみによる人生プロデュースの道へ。著書『山芋シンデレラ』。経営者から個人まで幅広くサポートしている。
Webサイト:https://selene-uranai.com/
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