米津玄師、菅田将暉にニューアルバム『STRAY SHEEP』の制作が終わっての近況を語る

8月3日(月)深夜、俳優の菅田将暉がパーソナリティを務めるラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週月曜25時~27時)に、米津玄師が生出演。プライベートでも親交の深い二人が、自粛期間中のアルバム制作のことや近況について語った。

米津の同番組への出演は、今回で3回目の共演となる。以前からプライベートでも交流があり、年末にも会っていたという二人。ところが、ステイホーム期間はまったく連絡が取れなかったと語り、お互いの近況について、ラジオで報告し合った。

菅田:調子、どうですか?

米津:いやー、アルバム『STRAY SHEEP』の制作が終わって、プロモーションをしつつ。でも、いまは堂々とは外に出歩けない感じになっているじゃん?

菅田:そうね。

米津:だから、結構ヒマを持て余しているかもしれない。

菅田:何してた? 曲作りをずっとしていたんだろうけど……。

米津:曲作りが終わって、ちょっと放心状態じゃないけど……。今回のアルバムは、前のアルバムから3年弱くらいかかっているんだけど、すごい長いことかかったなぁ、と思いつつ。今、ちょっとした燃え尽き症候群みたいになっているかな。

菅田:今フラットな状態でしょ? 制作ガッツリでもなく、何をしてるときが楽しいの?

米津:今はゲームしかしてないね。家で一人でできるからね。『Ghost of Tsushima』(PlayStation 4:ゴースト・オブ・ツシマ)っていう……。

菅田:ゴースト・オブ・ツシマ? 対馬の幽霊? あの、対馬?

米津:そうそう。昔の日本を舞台に、モンゴルが攻めて来るんだけど、それと戦うゲーム。武士になって。

菅田:それはメジャーなゲーム?

米津:うん、結構おもしろいよ。

菅田:みんな知ってるゲーム? バカ売れのゲーム?

米津:うん。

菅田:そうなんだ。僕が知らないだけか。またマイナーな事やってんのかなー、って思った(笑)

米津:すごく面白いから、おすすめですよ。で、そっちは最近何してるの?

菅田:僕はドラマ『MIU404』(TBS系)の撮影ですよ。あとは映画の番宣くらいかなー。ようやく自粛期間が明けて仕事が始まったから、最近は割とバタバタしてる。

米津:自粛期間中とかは大丈夫だったの?

菅田:どういうこと?

米津:いや、なんか、俳優は仕事が絶対できないじゃん?

菅田:そうね。

米津:ミュージシャンは家で、デモを作ったりできるけど、何をしていたのかなー、と思って。

菅田:なんにもしてないよ。リモートで仕事をしている人もいたけど、僕はそういうのはやらなかったから。でも、音楽系はちょっとやれていたかな?

米津:じゃあ、やることはちゃんとあったんだ!

菅田:あったけど、でも、それでも暇だったから……2000ピースぐらいのパズルを一人でやっていた。

米津:フフッ(笑)マジで? でっかいやつ?

菅田:でっかいやつ。コカコーラのパズルを一人でずっとやってた。

米津:それは、暇だね(笑)

菅田:あはははは(笑)そうよ、暇よ! え、何してた?

米津:俺はもう、ずっと曲ばっかり作ってた。やることないし。ちょうどアルバムの制作期間だったから、友達の連絡も全部……。

菅田:あ、そうやんね!

米津:あははははは(笑)

この他にも、「NHK紅白歌合戦」の裏話や、好きな漬物を語るなど、プライベートトークを展開。さらに番組中盤では、8月5日(水)にリリースされる、米津の5枚目のアルバム『STRAY SHEEP』に収録される『まちがいさがし』セルフカバーバージョンが初オンエア。同曲は、もとは米津が菅田に楽曲提供していることから「やっぱもう、俺の中でこれは菅田くんの曲なのよ。だから少なくとも本家の邪魔をしたくない」と前置きし、「ちょっと違った、オルタナティブな感じになっているとは思いますね」と、原曲とは違った自分なりの形になっていると語った。

また、ニューアルバム『STRAY SHEEP』については、コロナ禍で作られた作品だと、制作背景を回顧。米津は「緊急事態宣言が出ていた時に、外に出られないままで作っていたから、その時の混乱だとか迷いとか、どうしようかな、というのが凄く強く出ていて」と語り、これになぞってタイトルも「STRAY SHEEP=迷える羊」としたと明かした。

戦後81年でつくっていきたい「新しい戦後」

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、10月15日の放送に評論家で近現代史研究者の辻田真佐憲が出演。10月16日に発売となる著書『「戦後」とは何だったのか 未来を変える日本現代史』にちなみ、「戦後」とは何なのか、人々はそれにどう向き合えばいいか、解説を展開した。

大竹まこと「難しそうな本(10月16日発売『「戦後」とは何だったのか 未来を変える日本現代史』)ですけど、そんなことないんですか?」

辻田真佐憲「ないと思います(笑)。昨年が戦後80年ということで『「あの戦争」は何だったのか』という本を出しまして。これが電子を含めて11万部、行った感じで。80年でひと区切りがついて、今年で81年。戦前が77年でした、明治維新から敗戦まで。もう戦後のほうが長いんです。長いほうの戦後は学校の教科書でもそれほど扱っていない、意外と『これ1冊!』みたいな本がなかった。それに合わせて今年は“戦後とは何だったのか”と。タイトルも重ねてきました」

大竹「日本情勢や世界情勢、国会など、すべてが混乱しているように見えます。どの辺から手をつければ、新しい戦後みたいなことに近づいていくんでしょうか」

辻田「時代の切れ目が来ている、というふうに考えるべきでは、と。戦後ってずっとダラダラと続いている、というイメージがあると思うんですね。敗戦のとき、焼け野原になってすべてが失われた。8月になる度に強調されます。でもその結果、あの印象が強すぎて、それ以降に大きな変化がなかった、という印象が強くなった気がする。1945年の8月が悲惨だったことは事実です。ただそれ以降もいろいろな切れ目があったはずだと」

大竹「うん」

辻田「戦後の切れ目は認めたうえで、これまでの平和を、どういうふうに現代に対応させて維持していくか、と考え方を変えていくほうがいいのでは、と。そう思って『新しい戦後』という言い方をしたんですね」

青木理「タモリさんが数年前に『新しい戦前が来るんじゃないか』といったことをおっしゃって。僕も含め多くの人が、なんとなしに頷いたところはある。新しい戦前にしないために、新しい戦後を考察してつくりあげていかなくてはならない、ということでしょうか」

辻田「いまの我々って戦前か戦後かという二者択一になっていると思うんです。戦後を否定すると『戦前に戻ろうとしている』『戦前回帰なんだ』という批判が起こる。当たり前ですけど我々の世界は戦前か戦後かの二者択一ではない。別の選択肢だってあるはずで。たとえば戦後、中国は相対的に経済力も軍事力も弱かった、冷戦構造のもとでアメリカが日本に配慮してくれたなど。いろいろな条件があって戦後の平和や経済平和があったと思う」

大竹「うん」

辻田「でもその条件ってほとんど変わってしまっているわけです。中国は日本の遥かに先を行っています、冷戦も終わっています、と。アメリカは日本に様々な要求をしてくる。時代が変わっていることをまず認める必要があるのでしょう。でもそれは戦前に戻ろう、ということではない。戦後の良い部分がたくさんあったはずです」

大竹「はい」

辻田「変わったいまの環境の中で、どう守っていくのか、育てていくのか、発展させるのか。こういう観点が必要だと思うので、後ろ向きの『新しい戦前』よりも『新しい戦後』を今後、積極的につくっていこう、と。そういうメッセージを、今回の本には込めました」

このあとも「戦後」について辻田が語った。

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