銀シャリ・鰻、4時間かけてもスピーカーの設定ができない業者に困惑「最初からベテラン呼んでくれ!」

お笑いコンビ・銀シャリの鰻和弘と橋本直がパーソナリティを務めるラジオ番組「銀シャリのほくほくマネーラジオ」(ニッポン放送・毎週日曜18時50分~ ※今回はネット局のみでのオンエア)が放送され、銀シャリの2人が、鰻の自宅にやってきた設置業者の“謎の対応”にツッコミを入れた。

番組冒頭から「聞いてほしいことがある」と切り出した鰻。先日37歳の誕生日を迎え、そのお祝いとして兄から部屋に設置するオーディオスピーカーをもらったという鰻。そのスピーカーには様々な機能がついていたため接続方法が分からず、やむを得ず機器の設置を請け負う業者に連絡して来てもらったという。

だが、通常は1回の来訪で完了するにも関わらず、この件での来訪は計3回にもなったという。この番組を収録している当日の午前中にようやく接続を終えたと語る鰻が、これまでの経緯を明かした。

鰻:1回目に来たのが、まず20代の新人みたいな人やってん

橋本:あ、(来訪した3回とも)全員違う人やったん?

鰻:そうやねん。で、20代の子が(接続を)見てて。2時間掛かってん、1回目な。それで、でけへんかったんや。で、その新人の人が、「違う者を呼びます」「申し訳ない」と。「お代は追加支払いなしで結構なんで」と

橋本:いや、当たり前やん、そんなの……

鰻:「違う者が来ますので、空いてる日にまたお願いします」って言われて、俺(日程を)出して。2回目は、ガタイのいい30代の人が来てんねん。「あーこれはこうなってますね」とか言いながら

橋本:おーいけそうやん

鰻:いけそうやったんやけど、また2時間ぐらい経って、「ちょっとまた別の者を……」って(笑)

橋本:専門業者として成り立ってないやん(笑) 4時間無駄やぞ?

鰻:「すいません、また空いてる日にちを教えてください」と。「(追加の)お代は結構なんで…」って

橋本:「(追加の)お代は結構なんで……」って言うな(笑)当たり前やん、そんなの

鰻:それで今日の午前中が3回目や。3回目はね、もう50代で角刈りの手ぬぐい巻いた“職人”って感じの人が来てんねんけど。……5分で終わった。初めからその人呼んでくれよ!と(笑) 徐々にレベル高い人来るのやめてくれへんかっていう(笑)

橋本:なんやったんやろな、前の2時間×2は…(笑)

来訪する“職人”のレベルを徐々に上げていく業者の対応に、頭を悩ませたという鰻。橋本も「せめて(新人とベテランで)一緒に来てほしいよな」「(複数人だと)密になるからアカンとかあるのかな?」など話しつついろいろと考えていたが、謎は深まるばかりだった。

 

さかなクン「サンマは100円で買えて当たり前」ではない! 1匹800円超えの大変な背景を語る

9月6日(日)、魚類学者でタレントのさかなクンが、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に出演。不漁で値段が高騰している、サンマの大変な状況について解説した。

東京海洋大学の客員准教授で、名誉博士でもあるさかなクン。農水省からは「お魚大使」、文科省からは「日本ユネスコ国内委員会広報大使」、環境省からは「地球いきもの応援団」の生物多様性リーダーに任命され、海の生きものの正しい知識や情報、おいしい食べ方や環境問題について発信。さらに、画家としての顔も持ち、茨城県の笠間市にある笠間日動美術館では、展覧会『さかなクンのギョ苦楽展』が開催されている。(9月22日まで)

番組前半、日本の秋の味覚「サンマ」についてトーク。今年も大不漁で、地域にもよるが値段は1匹300円を超えたり、800円オーバーでスーパーに並んだりと話題になっている。すっかり高嶺の花となったサンマの高騰理由を、さかなクンが語った。

戸田:今年もサンマが不漁なんだそうですね。

さかなクン:大きな原因は海水温ですね。海の水が温かくなってしまっていることが、大きな原因と言われています。

戸田:そもそもサンマはどういった魚なんでしょう?

さかなクン:サンマは回遊魚、つまり、ずっと泳ぎ回る魚。季節によって移動していく魚なんです。

戸田:そうなんですね!

さかなクン:春くらいからだんだん日本の沿岸を北上して、夏・秋に三陸沿岸、そして北海道沿岸へと北上していきます。三陸沿岸と北海道沿岸にはプランクトンがいっぱい漂っていますので、サンマはそのプランクトンをいっぱい食べると、脂が非常に乗っておいしくなるんです。

戸田:なるほど。

さかなクン:プランクトンは水の中に浮いていて、“浮く力”として脂を持っています。その脂を持ったプランクトンを食べて、サンマに脂が乗るわけなんです。

戸田:なるほどね、ぜんぜん知らないことばかりです! 海水が温かくなって、地球温暖化の影響というのは……?

さかなクン:魚にとっての水温は、私たちの体温に等しいんです。私たちの体温は温かく保っていますが、魚は体温がどんどん変わってしまいます。

戸田:はい。

さかなクン:魚は、自分の体に合った水の温度を求めて泳いでいるんです。だから、水の温度が温かくなると、自分の体に合った冷たい水を求めて、沖合に移動してしまいます。

戸田:ほう……。

さかなクン:魚が沖合に移動してしまうと、漁師さんも沖合へ行ってサンマを取りに行かなければいけないので、燃料費も時間もかかるわけです。悪循環になっているんです。大変な状況が続いて、漁師さんも大変、サンマも今までと違う生活になって大変なんです。

戸田:なんだか、サンマを食べるのが愛おしいというか、そんなに努力をされていたんですね!

さかなクン:そうなんです! 一匹のサンマをいただける有難さ、うれしさをもっと噛みしめなければいけないと思うんです。

戸田:本当にそうですよね。

さかなクン:「サンマは100円で買えて当たり前」なんていうのは、実は大変なことで、漁師さんは安く私達に届けるために、より多く取らないといけないですし……。とても大変なんです。

また、出演の最後にも、魚をおいしく食べられる有難さと、地球環境への配慮を呼びかけたさかなクン。「お魚が身を持って届けてくれる感動を、これからも感動し続けるためには、環境を汚さない環境を壊さないということも大事だと思いますし、どうしていくか、みんなで考えることも大切だと思います」と、魚たちの暮らしを守る大切さを熱く語った。

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