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上方演芸界で最も長い歴史を誇る「上方漫才大賞」（主催・OBCラジオ大阪、関西テレビ放送）が4月13日（土）、大阪・オリックス劇場で開催されます。名誉ある大賞の発表のほか、奨励賞と新人賞候補にノミネートされた12組が漫才を披露し、その場で審査が行われます。今年はどのコンビが栄冠に輝くのか。発表会の様子は13日15時から17時30分までOBCで生放送されます。お笑いファンなら「かみまん」をお聴き逃しなく!

「かみまん」は1966年にスタートし、今年で54回目。その年度にもっとも活躍した漫才師に贈られる大賞には、これまでにかしまし娘、横山やすし・西川きよし、レツゴー三匹、コメディNo.1、オール阪神・巨人、ダウンタウン、中田カウス・ボタン、ハイヒールといった名だたる漫才師たちが輝きました。このほか、奨励賞と新人賞が選ばれます。昨年は大賞にダイアン、奨励賞に和牛、新人賞に祇園がそれぞれ選出されました。

■出番が遅いほど有利？

大賞は審査委員会が事前に決定し、結果は当日発表されますが、奨励賞と新人賞は各候補が漫才を披露したあと、審査委員会の投票とネットによる一般投票で決まります。

今年、奨励賞にノミネートされたのは出番順にアキナ、なすなかにし、アインシュタイン、かまいたち、ジャルジャルの5組。新人賞は同じくアルミカン、たくろう、マルセイユ、さや香、からし蓮根、ネイビーズアフロ、ミキの7組です。この順番は抽選で決まりましたが、トップは不利で、後ろにいくほど有利になるといわれています。確かに昨年、奨励賞の和牛は最後の5組目、新人賞の祇園は7組中3組目でした。

3月18日に行われたノミネート発表の記者会見でも、このことが話題になりました。奨励賞の1組目となったアキナは「これはウソになりますが、トップバッターでうれしいです」と苦笑い。ただ、「トップから、かましていくという意気込みです」と付け加えました。新人賞の1組目となった女性漫才師のアルミカンは昨年も1番くじを引きました。2年連続でトップとなったアルミカンはジンクスを破ることができるでしょうか？

ここ最近は新人賞をとったコンビに1年間、OBCで15分の番組を担当していただいています。後に続く若手漫才師を紹介する番組で、現在は祇園が「祇園のNEXT芸人コレクション」という番組を毎週火曜日の23時45分から放送しています。今年も新人賞のコンビに番組を担当してもらう予定ですが、実はアルミカンはOBCで毎週火曜日の22時から「アルミカンの今夜も勝負パンツ」という1時間の番組を担当しています。彼女たちが新人賞をとれば、火曜日にOBCで2枠の番組を持つことになるかも知れません。

■あなたもネット投票で一票を

記者会見では各コンビが本番に向けて熱い思いを語りました。昨年も奨励賞にノミネートされたものの受賞を逃したアインシュタインは「なんとか雪辱を晴らしたいと思います！」。からし蓮根・杉本青空は「子供がそろそろ生まれるんで、何としても（新人賞を）獲りたい。賞金でベビーカー8台買います」とギャラリーを笑わせました。

司会は「かみまん」でおなじみとなった大平サブローさん、原田年晴アナウンサー（OBC）、関純子アナウンサー（関西テレビ）の3人。サブローさんは86年の大賞受賞者です。発表会の模様は当日、ラジオのほか、関西テレビでも同時間帯に生放送されます。奨励賞と新人賞の一般投票は当日、OBCのホームページから行えます。

平成最後の「かみまん」。あなたも審査員になって一票を投じませんか?

投票はこちらから（OBCのホームページ)

なお、劇場での観覧申し込みはすでに終了しています。

※該当回の聴取期間は終了しました。