【西武】長谷川信哉選手インタビュー 新フォームの宮﨑敏郎打法は「ヒッチを使うバッターとしてすごいなと思ったので、まずは真似から入りました」


12月6日放送のライオンズエクスプレスでは、前日に引き続き、埼玉西武ライオンズの長谷川信哉選手にインタビューした模様を放送した。横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎選手を参考にしたフォーム変更について訊いた。

――6月7日の中日戦(2回戦)では、終盤の2イニングで守備に就いて、打球も処理しました。代走のベースランニングと合わせて体が動いていたから、その後しっかりバットを振ることができた?
長谷川「(体を)動かせる場所もそんなにないので、スイングルームでバットを振るとか、ベンチ裏のロッカーでスイングやストレッチをして、とにかく体が固まらないように心がけています」

――この試合、9回裏1アウトからサヨナラホームランを放ちました。改めて振り返っていただけますか?
長谷川「フォームを変えて、初めての打席だったので、右も左もわからないような状態だった。とにかく狙い球を絞っていこうと思って打席に入った。平石(洋介)ヘッドには、祖父江(大輔)投手はスライダーが武器なので、『スライダーを狙ってもいいぞ』と言われていたのですが、僕にはそのような技術がないので、とりあえず真っすぐのタイミングで、差し込まれないようにだけはしました」

――ファーストストライクのスライダーを見送ったのは、真っすぐを待っているということだった?
長谷川「それもありますね。あとはタイミングが少し違って、振ったら凡打する可能性もあったので、1球は見送りました」

――珍しいと思いました。
長谷川「いつもは途中出場だと、初球から振っていく。あの時だけは我慢しました」

――見事なホームランを打った後、源田壮亮キャプテンがやけに大笑いをしていたので、後日「なんであんなに笑っていたのですか?」と聞いたら、「はせ(長谷川信哉)がベイスターズの宮﨑敏郎さんのバッティングフォームをそのままコピーし始めて、その打席でまさにそれをやろうとしているから、頼む(宮﨑)敏郎さん乗り移ってくれと思いながら願っていたら、見事に一発回答だったので、監督と一緒に大笑いしました」という話だった。(新フォームは)宮﨑敏郎打法?
長谷川「そうですね。フォームは似てるかもしれないが、感覚的には自分になっていたかなとは思う」

――エスコンフィールド北海道でのプロ初ホームラン(5月16日、日本ハムー西武7回戦)のときよりも明らかに左のかかとが上がっていましたよね? どういった点を真似しようと思って、宮﨑敏郎選手を参考にした?
長谷川「参考にする前に、ヒッチ(バットのグリップを上下させてタイミングの取る方法)を使えと嶋(重宣、バッティング)コーチに言われて、従来のフォームだとタイミングがずれると思ったので、この際思い切って変えてみようという思いで変えてみた。そのタイミングで交流戦があり、宮﨑さんのバッティング練習や試合を見て、ヒッチを使うバッターとしてすごいなと思ったので、まずは真似から入りました」

――バットのグリップの上下もそうですけど、かかとを上げるところも完全に真似したということ?
長谷川「そうですね。右足に全部(体重を)乗せた感じです」

――いい感じで振れた?
長谷川「少しタイミングが早かったが、ヘッドが走ってくれて、ボールに力が伝わってくれたと思います」

――1軍でアーチを放った試合は4戦全勝でしたね?
長谷川「今思えばいいときに打ってる感じですね」

――宮﨑敏郎打法はその後もしばらく続けていましたよね?
長谷川「今シーズンが終わるまでは、変えずにやりました」

――来シーズンはどうする?
長谷川「来シーズンは……秘密ということで。それも含めて楽しみにしていただければ僕は嬉しいですね」

――見た目にわかるぐらい変わっている可能性はありますか?
長谷川「一発でわかると思います」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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【西武】長谷川信哉選手インタビュー 「試合展開も見ながら打席に入ることでちょっとした余裕が生まれ、いい結果に結びついた」


12月5日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの長谷川信哉選手にインタビューした模様を放送した。5月以降、主に1番バッターとして出場した今シーズンを振り返ってもらった。

――今シーズンの開幕は2軍で迎えましたが、3、4月度のイースタンリーグ月間MVPを獲得しました。この時期はどのようなことを考えていた?
長谷川「この時期は、とにかく1軍に上がるために結果を残すということを考えながら頑張りました」

――猛烈なアピールを連日繰り返していましたね?
長谷川「ホームランも盗塁も数多く残せたというのは大きかったのではないかなと思います」

――5月10日に待望の1軍昇格を果たしました。昇格後は主に1番センターとしてスタメン起用されていましたが、ファームで座り慣れた打順ですよね?
長谷川「そうですね。ファームでもそうでしたけど、1番を打つ以上は、チームの勢いを持ってこれるかというところが大事だと思うので、1番にはこだわりがありますね」

――去年も1番の経験があったが、去年と比べて今シーズンの1番はどうでしたか?
長谷川「去年に比べたら、いい感じで打席に入れていたかなと思います」

――具体的に言うと?
長谷川「去年は、自分のことでいっぱいいっぱいだったのですが、今年は試合展開も見ながら打席に入ることでちょっとした余裕が生まれ、いい結果に結びついたので、来シーズンにも繋げていければいいかなと思います」

――5月16日のファイターズ戦(7回戦)では、9回表2アウトランナーなし、1点ビハインドから起死回生の同点ホームランが飛び出しましたね?
長谷川「20歳を締めくくる日(誕生日の前日)として、ふさわしい結果になって、僕自身ほっとしましたね」

――自分がアウトになったら終わりという場面で積極性が前面に出ていましたね?
長谷川「抑え投手(田中正義)ということもあって、ボールを見ているようでは打てないと思ったので、どんどん振っていこうと思った」

――あの試合、今井達也投手が先発で8回2失点と好投しながらも、黒星がつきそうだったが、ひと振りで黒星を消せたというのは大きいですよね?
長谷川「結果的に勝ちに繋がったし、チーム状況もあまり良くないときだったので、勝ちに貢献できたということは非常に大きいかったかなと思います」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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