消息不明の研究者たち、共通点は「日中友好の懸け橋」的存在であること?

5月2日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーは中国を始め東アジア情勢に詳しい近藤大介さん(講談社『現代ビジネス』編集次長)に、相次ぐ研究者の消息不明問題について伺った。

長野智子「確かに最近、(研究者の消息不明の)ニュースが多いです」

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「一時帰国中の中国人学者が戻ってこない、連絡がとれない、というニュースをよく耳にしますね」

長野「先週(のニュースで)は亜細亜大学の范雲濤教授が、去年2月に一時帰国して消息不明と。そしてこの范教授をよくご存じだと」

近藤大介「30年近く知り合いですね。家にお邪魔したことも、奥さんの料理を食べたこともあります。すごく立派な一人息子さんがいて。本当に優秀な学者さんなんですよ。京都大学で博士号をとって亜細亜大学の教授になられたという。恐らく、まだ中国人教授の出始めのころ(からの方)だと思います」

長野「人物的には?」

近藤「すごく穏やかでハイカラな上海人でした。日中友好のために自分の人生を捧げるんだ、と、そういう方だったんです。国際アジア共同体学会、亜細亜新生交流協会の理事長をされるとか。日中友好の懸け橋となっていた方なんですね」

鈴木「そんな方がなぜ?」

近藤「そこがやっぱり不思議。鈴木(英司)さんという方もそうでしたけど、日中友好の懸け橋となっていた方が捕まる、そういうのが最近の傾向になっています」

長野「去年2月、范教授が一時帰国したときはお会いになっているんですか?」

近藤「会っていないんです。(一時帰国前は)WeChatでずっとやりとりしていまして。彼はすごく律義な方で、春節(旧正月)や中秋節など節目、節目に必ず私にメッセージをくれるんですよ。『最近、こんなことしています』とかいろんなやりとりをしたり、音声通話で話したり。コロナもありましたので、そういうことをしていたんです。去年の春ぐらいから音信がつかなくなったんですよ」

鈴木「ほう」

近藤「春節で連絡しても返事が来ないし、病気でもされたのかと気になってはいたんです。そうしたら最近ニュースが出て、ビックリしました」

長野「近藤さんが中国通でいらっしゃるから伺うんですけど、想定される背景というのはあるんですか? 次々と皆さんがいなくなる……」

近藤「たとえば中国の批判を毎日しているような人が捕まる、というのはわかるんです。でも正反対なんですよ。日本と中国の間の懸け橋になろう、という人が次々と捕まっていくので、何かほかに理由があるとしか考えられないわけですよ。批判も何もしていないですから。彼(范教授)と二人で会っていても、いかに日本と中国が仲良くするか、そういう話ばかりするわけです。根っからの、懸け橋になろうとする人なんですね」

長野「今年3月にも、神戸大学の胡士雲教授が去年夏に帰国して以降、消息不明になっていることがわかったと」

近藤「そうなんです。私の友人のジャーナリスト、吉村(剛史)さんという方がスクープして、それから全紙が追うようになった。彼も関西では日中友好の懸け橋の象徴のような方だったんですよ」

長野「皆さん共通しているんですね、懸け橋みたいな方だったという」

近藤「そうなんですよ。そこが最近の不可思議なところというか」

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