高速料金の変動制を導入 渋滞緩和のためのロードプライシング
5月7日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、高速料金の変動制について意見を交わした。
道路関係四公団民営化で“高速道路無料化する”って話はどこにいった!?
政府は高速道路の渋滞緩和のために料金を特定の時間帯などで変える「ロードプライシング」を2025年度から順次、全国で本格的に導入する方針。夏ごろに国土交通省が審議会を開き高速道路各社などとの協議を始める。
政府が6月にまとめる予定の経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」に考え方を盛り込む方向で調整する。
東名高速道路や東京湾アクアラインなどの主要な高速道路では平日・休日を問わず渋滞が起きる。ロードプライシングは特定の時間や区間で利用料金を上げ下げして、交通量を調整する施策。交通量の集中を防いで渋滞を緩和するのが狙いで、21年の東京五輪の期間中に首都高速道路で導入した。
(寺島アナ)「高速料金の変動制を全国で本格的に導入する方針ですが、田中さんはどうご覧になりますか?」
(田中氏) 「いいんじゃないですかね。首都圏の高速道路はかなり渋滞が発生しますけど、日本のロードプライシングって変なんですよね。普通だったら“ピークロードプライシング”といって交通量がピークのときに高速料金を上げることによって渋滞を緩和しようとするんですが、日本の場合は土日のような交通量が激しくなるときに割引料金をするので、逆に渋滞が激しくなって安かろう良かろうの収益重視でしたが、今回のものはピークロードプライシングに近いのかな。渋滞を緩和する方向に振れている気がします」
東京湾アクアラインでは社会実験を実施中。ETC搭載の普通車で利用料金は800円のところ、上り線(川崎方面)限定で土日・祝日の午後1~8時は1200円に引き上げ、午後8時~午前0時は600円とする。
地方の高速道路での通勤割引の拡充も進める。石川県や北海道など現在試験導入している6道県から26年度以降をめどに全国に拡大させることを目指す。
混雑する一般道から高速道路に誘導するため、特定区間を多く利用する場合に料金を最大50%引きとする。渋滞の緩和は排ガスの低減にもつながる。一部の有料道路では環境ロードプライシングの導入も進む。平行する有料道路間で価格差を設けて、都心部や住宅地への交通流入を防いでいる。
(寺島アナ) 「こういう試みで、東京湾アクアラインでは混むときに価格を上げてるんですよね」
(田中氏) 「これは混雑回避のための通常のロードプライシングですね。今までロードプライシングが誤った形で混むときに価格を下げていたので、より一層の渋滞につながっていました。私、東京から車で群馬の大学に行くので、高速道路を使うと渋滞に出会うんですが、“なんで渋滞する時間帯に価格を上げないのかな?”と。そうすれば渋滞しない時間帯に分散したり、一般道を使ったり。逆に一般道が混むときは高速道路を安くして誘導するとか。混むときに安くしてもっといっぱい来てもらって収益を上げる薄利多売みたいなことを公共機関がやるんですよ。ずっとおかしいと言われてきたのをようやくまともな形にしたらいいと思いますけど、社会実験程度なので疑って見ています」
(寺島アナ) 「田中さんの言う通り薄利多売じゃないですけど、わざわざ混んでるときに安くするよりね?」
(田中氏) 「ゴールデンウィーク中も関越自動車道41km渋滞とかで、そうすると高速道路に入ってからすぐ渋滞なんですよ。そんなことやって何が嬉しいのかな?と思ってたのでまともな形になるのはいいですが、そもそも道路関係四公団民営化のときは“高速道路無料化する”って言ってましたからね?あの話はどこにいったんですか?って小泉政権とかを受け継いだはずの民主党政権に言いたいですが。本当に政治家って信用しちゃいけないと思っちゃいますね」
(寺島アナ) 「気が付くと“あの話ってどうなったの?”ってことありますよね」
SixTONESジェシー「コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ」デビュー当時から“最も成長した”と感じるメンバーは?
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。今回の放送は、SixTONES(ストーンズ)のジェシーさんが登場。5月1日(水)にリリースしたニューシングル「音色」などについて語ってくれました。
◆SixTONESで最も成長したメンバーは?
――SixTONESは5月1日で結成9周年を迎えましたが、ジェシーさんから見て、この9年間で最も成長したメンバーは誰ですか?
ジェシー:松村北斗は、コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ。だから僕が「マネージャーさんに、自分がやりたいこととかをどんどん言ったほうがいいんじゃない?」っていう話をしたら、それからいろいろな人と話をして、コミュニケーションをたくさん取るようになり、ドラマや映画に出たときも、スタッフさんやプロデューサーさんとご飯に行ったりしてコミュニケーション(の幅を)を広げるようになったので、それがすごくいいなと思います。
――松村さんが“人付き合いが上手になってきたな”と感じた瞬間はありましたか?
ジェシー:2015年にSixTONESを結成したときから(松村は)顔もキリッとしてかっこいいんですけど、しゃべらないとちょっと怖い印象があって。そこって、周りから見たらマイナスな部分でもあるじゃないですか。そういうところも含めて話をしたら、北斗はいろいろ調べたりしながら改善していったので“すごく成長したな”って感じますね。
◆仲が良いからこそ出る新曲「音色」の魅力
――今年は、2月からドームツアー「SixTONES LIVE TOUR 2024『VVS』」を開催。大阪府、福岡県、愛知県と巡り、4月のファイナルでは東京ドームで3デイズ公演がおこなわれました。このツアーを振り返ってみていかがでしたか?
ジェシー:合計10公演やらせていただいたんですけど“こんなに熱いライブがもう終わっちゃうんだ”という印象があって。“もっとたくさんの人に見ていただきたかった”っていう思いがありつつも、SixTONESとしては、今年ようやく初めて4大ドームツアーをやらせていただいたんですけど、これからもどんどんやっていきたい気持ちがありますし、“やっぱりSixTONESはライブだな!”って。
個々でもいろいろなお仕事をさせていただいていますけど、(全員が集まって)ライブをすると本当に“SixTONESの世界”になるので、そこがうれしいですね。僕自身も自由にやらせていただいています。
――結成記念日の5月1日(水)には、ニューシングル「音色」がリリースされました。こちらは、どういった楽曲になりましたか?
ジェシー:メンバーの京本大我の主演ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌なんですけど、結成日に発売できることが奇跡ですし、(楽曲が)ドラマとすごく合っているんですよね。そして、僕たちSixTONESは“絆”“仲間”というのがテーマとしてあるんですけど、それにもすごくマッチしていて、いろいろな人にハマる曲だと思います。
――SixTONESといえば「激しい楽曲」「ダンス」のイメージがありますが、今回はとても優しい印象があります。最初に聴いたときの印象はいかがですか?
ジェシー:“難しいな”と思いましたね。いま流行っている曲とか、ちょっと前に流行った曲をいろいろミックスしたのが「音色」かなと思いますし、オシャレすぎて、最初は“どうやって歌うんだろう?”って思いました。
でも、歌えば歌うほどより良くなってきて、メンバーを見ながら歌う演出とかもあって、ちょっとウルッとくる部分もあります。仲が良いからこそ出る「音色」の良さが今後もどんどん出てくると思います。
――歌詞に関してはいかがですか?
ジェシー:すごくいいですよね。ストレートに伝えてくれるシンプルな言葉が一番わかりやすくて刺さるのかなって。SixTONESらしい歌詞でもあるので(歌うたびに)大好きになってきていますね。
次回5月25日(土)の放送は、フレデリックから、三宅健司さん(Vo./Gt.)、高橋武さん(Dr.)をゲストに迎えてお届けします。
<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ