2億、3億、当たり前。高騰する高級マンション、誰が買っている?

5月8日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに経済社会問題評論家、牧野知弘さんが登場。2月発売の著書『なぜマンションは高騰してるのか』にちなみ、マンション価格の高騰について語った。

牧野知弘「いま都心居住というのが非常にブームになって。郊外に住まず、都心のマンションにどんどん住みましょう、と。それで夫婦共働きになるので、二人とも会社が近いほうがいいね、ということで都心に集まってしまった結果、郊外の昔『ニュータウン』と呼ばれたようなところでも空き家が増えているんですね」

壇蜜「なるほど、都心に集中して。前はドーナツ化現象といって……」

牧野「逆回転ですね」

大竹まこと「昔は蔵王から(都心に)通えます、みたいな話ありましたよ」

壇蜜「蔵王からはしんどくないですか?」

大竹「そんなふうにドーナツ化現象が進んでいた、ということ。ドーナツ化現象が当時起きましたけど、いまは? パワーカップルみたいな人たちが、都心が便利だからそこに住もう、という話があって。だけどこれだけでマンションが高騰する理由にはならないですよね」

牧野「そうですね。昔は『億ション』と呼ばれて、1億円出さないと買えないマンションって非常に高級といわれたんですけど、いま東京都区部で新築のマンションが出ると、平気で1億円超えているんですね」

壇蜜「どれぐらいなんですか?」

牧野「平均1億円ですので、高いものになると、いわゆる昔『高級マンション』といわれていたものは、いま2億、3億が当たり前なんですね」

壇蜜「誰が買うの、ってなっちゃう」

牧野「ですよね(笑)」

大竹「噂では日本人以外の方も買っている、と聞きます。でも住むわけじゃないですよね?」

牧野「そうですね。1億円以上持っている、あるいは住宅ローンで金利が安いから1億円借入金、ローン組んで、という人もいないわけではないですけど。いま実際、販売の現場を見ると、億ション以上のマンションを買っている人って4種類いらっしゃいます」

壇蜜「はい」

牧野「いちばんよく買っているのが国内の富裕層。地方のお金持ちなんかが、東京でマンションを買っておこうと。資産を分散して東京の高級マンションを買いたいね、という富裕層の方が増えています」

このあとも牧野さんが「4種類」の人について解説した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

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環境省、水俣病被害者との懇談会でマイクの音を切る。大竹「あまりにも杓子定規な話」

 

5月8日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)は、東京新聞の「環境省、マイク音切ったと認める 水俣病被害者側に謝罪へ」という記事を取り上げ、大竹、壇蜜がコメントした。

東京新聞によると、水俣病の被害者側と伊藤信太郎環境相の懇談の場で被害者側の発言が制止された問題で、環境省は7日、団体側の発言中に持ち時間の3分を経過したため、発言者2人のマイクの音を切ったと認めた。水俣病対策を担当する特殊疾病対策室長が8日に被害者側に謝罪する方針を明らかにした。伊藤環境相から謝罪の指示があったという。

砂山アナ「新しく、大臣の方も熊本で改めて謝るというニュースも入ってきているんですが、発言時間3分ですよということを、事前にちゃんとアナウンスせずに3分経過したため、発言者2人のマイクの音を切ったと環境省が認めたと。運用は、事前にアナウンスをする予定だったが司会を担当した室長が記者団に読み飛ばしたと説明。「発言中に音を切る行為は深い不信感を与え、不適切だった」と述べたとあります」

壇蜜「これ3分は短すぎませんか?」

大竹「もちろん3分は短いと思うけど、あと俺が気になったのが、これマイクを切ったという報道とマイクを絞ったという。ここが俺は気になった。それは何故かといったらマイクを絞るってどういうことかと。目盛りを0まで絞ったら切ったって話だね。スイッチがあって、スイッチのONOFF形式だったのか、絞りがあったのかは俺は知らんけど。この絞ったという表現と切ったという表現は全然俺違うと思うんだよな」
壇蜜「結局切ったってことですよね」
大竹「絞ったという曖昧な報道がもうすごく気になるんだ。だけど、しゃべってるほうは、とてもお年寄りの方だけど、周りで聞いてれば、絞ったか切ったかは誰だってわかるよね。これははっきり言って、もっとしっかり言うなら絞り切ったというか、マイクを切ったっていう表現で俺はいいと思うんだけどね」

壇蜜「しかも、亡くなられた方の話をしている時だったわけですからね」
大竹「3分間という時間が来たからって、あまりにも杓子定規な話。絞られたご本人は大臣まで出てきて謝られるようなことじゃないと仰っているみたいだけど、それは環境省はやっぱり携わってきた人間が被害者の人たちに向かってとる態度だろうかと。冷たいというか、そういう感じがこの絞った切ったの話から伺えるよね」

壇蜜「その絞った切ったの前にかいつまんでお願いしますとか、まとめてくださいという風な話の途中で、横やりも入れてますからね」

大竹「相手は結構なお年寄りっていうのがわかってるわけだからね。普通は多少時間オーバーしたところで、何時間もオーバーするわけじゃないでしょう。聞いてあげる心遣いというか杓子定規な対応以外にも、絶対にあってもいいはずだと私は思ってるんだけどね」

壇蜜「それを聞く力というんじゃないんですかね」

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