今年で27回目の開催となった『ソウル•クィア•カルチャー•フェスティバル』とは
2026.06.26 up
6月26日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「ソウル•クィア•カルチャー•フェスティバル」というテーマで、認定NPO法人Dialogue for People副代表・フォトジャーナリストの安田菜津紀氏に話を伺った。
6月13日(土)、韓国のソウル市で27回目の開催となったイベント『ソウル•クィア•カルチャー•フェスティバル』が行われた。
長野智子 「ソウル•クィア•カルチャー•フェスティバルなんですが、どんなイベントなんでしょうか?」
安田菜津紀 「今年で27回目になるんですけれども、2000年から開催されているイベントで、LBBTQ+の尊厳を掲げたりですとか、権利向上などを掲げて、イベントブースを出されたり、あとはパレードが行われたり、関連した文化イベントが各会場で行われたり、ということなんですよね」
長野 「日本でも渋谷のレインボーパレードが先日ありまして、私もちょっと行ってきましたけども。そんな感じのイベントですか?」
安田 「そうですね。たくさんの方が参加されていて、イベントブースに訪れた方だったり、パレードで街を練り歩く人たちを合わせると数万人規模だったのではないか、というふうに言われていて、見ていると非常に大規模だなと思うんですけれど。東京のプライドパレードですと、それこそもう数十万人っていう、全体からすると物凄く大規模だと思いますし、あとは東京のイベントですと、企業の協賛なんかもたくさん見受けられますよね。イベントブースでも当事者団体がブースを出しているところもあれば、いろんな企業が自分たちもアライ(支援者)ですよ、というふうにブースを出していたりっていうこともあるんですけれど、70ぐらい並んでいるブースの中では市民団体・当事者団体、あとは一部の大使館が中心になっていて、あまり企業の協賛というのが見受けられなかったなというのが一つ印象に残りましたね」
長野 「そうなんですか。それはどういう背景からなんですか?」
安田 「たとえば数年前にビールの会社が賛同を示せるような意思表示というのをしたんですけれども、それに対して『賛同するのか』っていうふうにネット上で不買運動のようなものが起きてしまって、そこからその企業が手を引いてしまったっていうこともあって。こうしたイベントが毎年開催できているということは非常に大切なことなんですけれど、それに対してバッシングですとか差別を煽動するような声っていうのも絶えないっていう現実もあるんですよね」
長野 「そうなんですね」
村上春樹 世界中から丹念に集めた貴重なジャズ・レコードの行き先は?
2026.11.03 up
作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。10月25日(日)の放送は「村上RADIO~マイ・フェイバリット・ソングズ&リスナーメッセージに答えます6~」をオンエア。今回は恒例の人気企画第6弾として、普段はなかなか紹介しきれないリスナーからの多彩なメッセージやお悩みに、村上さんがユーモアと独自の人生観を交えて温かく答えました。息子との関係に悩む父親へのアドバイスや文章を書くコツ、失恋時に飲むべきウィスキー、母校・早稲田大学の校歌にまつわるエピソードまで、等身大の語り口で展開。モダネアーズやブラザーズ・フォー、ウィルコといった村上さんならではのこだわりの選曲とともに、軽妙なトークが響き渡る充実したひとときとなりました。
この記事では、後半1曲について語ったパートを紹介します。
「村上RADIO」
兵庫県の「ハエじゃこ」さんからの質問です。しかし「ハエじゃこ」って何なんでしょうね?
「余計なお世話ですが、今後のレコードの断捨離はどうなさいますか?」
はい、早稲田大学に「国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)」という施設がありまして、ゆくゆくはそこに、僕のジャズ・レコード・コレクションの中心部をごっそり引き渡すつもりでいます。せっかく丹念に収集したものですから。聴きたい人はできるだけ自由に聴けるように案配したいと考えております。
ところで早稲田大学は僕の母校ですが、「都の西北」ってまともに歌ったこと、一度もないんです。『都の西北、早稲田の森に……』まではなんとか知ってますが、あとの歌詞はまったく知りません。早稲田大学で名誉博士号をいただいたとき、総長に「あの歌って野球の応援歌ですよね?」と訊いたら、「いえ村上さん、あれは正式な校歌なんです」って言われました。いかに大学に寄りつかなかったか、バレバレですよね。
久しぶりにランディ・クロフォードを聴きましょう。曲は「Give Me The Night」。
◆The Brothers Four「East Virginia」
「埠頭前ドラゴン」さん、63歳、男性。「埠頭前」って港の埠頭ですよね。なんだろう?
「この前、すみだトリフォニーホールにマルタ・アルゲリッチ、ミシャ・マイスキー、ジャニーヌ・ヤンセンを聴きに行きました。とくにショスタコーヴィチの『ピアノ三重奏曲第2番』が素晴らしかったです。演奏はプログレッシブ・ロックを聴いているみたいでした」
はい、実は僕もそのコンサートに行ってました。ひょっとしてロビーですれ違っていたかもしれないですね。ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番は僕の愛好する曲でもあります。なかなか深い曲ですよね。できればもう少し小さなホールで聴きたかったですが。
『譜めくりの女』というフランス映画がありまして(譜めくりというのは楽譜のページをめくる女の人のことです)、その中でこの曲が印象的に使われています。ピアノ・トリオが練習するシーンです。第4楽章のアレグレットが演奏されます。もし機会があったらご覧になってみてください、ちょっと怖い映画ですが、音楽はたっぷり出てきます。
ショスタコーヴィチからは遠く離れますが、ブラザーズ・フォーの『イースト・ヴァージニア』を聴いてください。この曲、なぜか昔から不思議に好きなんです。高校生のときから。歌詞も自然に覚えてしまい、今でもふと口ずさんでしまいます。
<番組概要>
番組名:村上RADIO~マイ・フェイバリット・ソングズ&リスナーメッセージに答えます6~
放送日時:10月25日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/