中部電力浜岡原発のデータ不正問題 「原子力規制委員会の在り方」を指摘

9月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、「浜岡原発のデータ不正問題」について意見を交わした。

原子力規制委員会の在り方。これを再考する時期

中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のデータ不正問題を巡り、中部電力は9月14日、林欣吾社長と勝野哲会長が9月30日付で辞任すると正式発表した。今後、再申請に向けて取り組むとしたが、中部電力の原発再稼働は見通せなくなっている。
中部電力は浜岡原発の基準地震動のデータ不正に関する調査委員会の報告書を公表している。報告書では、経営陣が原子力規制委員会の再稼働審査の進行の遅れについて、原子力部門の担当部署を叱責したことが不正行為に駆り立てたことなどが明らかになっている。

「耐震設計に関わるデータを不正したわけですが、安全の根幹を揺るがす事態ですね。田中さん、これはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)

「もちろんこういったデータの改ざんは本当に問題だと思いますが、他方で今の説明だと“原子力規制委員会の再稼働審査が遅れている”と。どんな絡みか分かりませんが、“現場の担当者を経営陣が叱責したのがデータ改ざんの引き金になった”と」(田中氏)

「はい」(寺島アナ)

「これを経済学的に読み解くと、原子力規制委員会の規制が厳しすぎて、“規制の抜け道”を探してしまったんじゃないかな。“原子力規制委員会の規制が厳しい”と一方的に言うのもなんですが、おそらくデータを改ざんした当事者や中部電力の批判は誰でも言えると思うので。原子力規制委員会の、あまりにも厳格すぎて時間がかかりすぎる、しかも責任がよく分からない原子力規制委員会の在り方。これを再考する時期がとっくの昔に来ているんじゃないかな?」(田中氏)

「ええ」(寺島アナ)

「たしかに中部電力がこういうことをやって国民の信頼を失ってしまって、原発再稼働が遅れてしまったのは中部電力自体の責任が大きいんですが。一方で、原発の再稼働全体の、原子力規制委員会のあまりにも厳しい、そして時間のかかりすぎる審査。これが我々の生活を不安定化させている一つの根源なんじゃないかな? という気が前々からしています」(田中氏)

〈出典〉
中部電社長・会長 引責辞任 原発再稼働 申請取り下げ データ不正 | 読売新聞

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