國學院大學・五十嵐新太(1年)は“もうひとつの出雲駅伝”2組4着「全日本は勝ち取りたい」
2026.10.12 up
―― “もうひとつの出雲駅伝”を走ってみて
「想定通りスローペースで中盤レースが入ったので、ラストのどこで仕掛けようかなと思っていたが、結局何もしないで1回も前に出ずに終わってしまったので、本当に不甲斐ないなと感じています」
―― 14分07秒71というタイムは?
「13分台というところはアタックしたかったので、その目標を達成できなかったのは少し悔しさがあります」
―― 今回はチームの1年生で唯一のエントリーとなりました。
「監督から記録会の方に出るかと言っていただいて、本当に嬉しかったですし、絶対優勝してやろうという気持ちで臨んでいました」
―― 他大学の1年生も非常に強いメンバーが揃っていると思います。國學院大學はどうですか。
「國學院大學の同期も強い選手たちが多く、(自分に)並ばれるぐらいまで来ているので、ほんとに自分もこのままではいけないなと痛感しています」
―― 3週間後の全日本に対しては
「まだ分からないとしか言えませんが、機会はあると思うので、この後修正を加えていって(出走を)勝ち取りたいと思っています」
―― 箱根までの残り3ヶ月間の過ごし方を教えてください。
「まずは練習を継続して、レギュラーと同じところで練習して、自分もその練習をものにして、必ず次は枠を勝ち取ろうと思っています」
―― この時間帯での出走はどうでしたか?
「かなり暑かったですね。 暑さは想定していました。夏のトラックと同じ想定で簡単にアイシングをするなど対策しました」
―― 今日走ってみての収穫は?
「自分の苦手なレース展開で進んでしまった中で、そこに対応できずに終わってしまった。今後どのように修正をかけていけば良いのかが、少し見えたかなと思っています」
―― 理想としてはどういう展開が良かった?
「ラスト1000mから600mのあたりで自分で仕掛けられたらと思っていましたが、隣の選手もいて(前に)出られなかったというのがあったので、そのような位置取りをもう少し工夫していきたいなと思います」
「『ノルウェイの森』にも登場させました」村上春樹が愛する『アカデミー賞』落選曲とは?
2026.10.24 up
作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。9月27日(日)の放送は「村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~」をオンエア。今回の放送では、「アカデミー主題歌賞にノミネートされながら、惜しくも受賞を逃した名曲」を特集。受賞作の影に隠れながらも今なお世界中で愛され続ける1960年代の名曲を中心に、村上さんこだわりのアナログ盤音源でお届けしました。ヘンリー・マンシーニやバート・バカラックといった巨匠たちの楽曲をはじめ、賞の裏側にあるドラマや村上さん自身の思い出、さらには昨今話題の「AIと創作活動」についての貴重なトークまで、時代を超えて愛される音楽の魅力にあふれたひとときとなりました。
この記事では、中盤4曲について語ったパートを紹介します。
「村上RADIO」
◆Chris Connor「Dear Heart」
1964年もまたもや、ヘンリー・マンシーニさんが涙を呑(の)みます。彼の『ディア・ハート』が、『メリー・ポピンズ』の主題歌「チム・チム・チェリー」に負けちゃったんです。ディズニー映画『メリー・ポピンズ』は映画として大ヒットしたので、好意的な票が集まったのでしょうが、僕の推しは『ディア・ハート』の方だったので、ちょっとがっかりしました。
『ディア・ハート』という映画自体は大したものじゃなくて、本国でもあまり評判にもならなかったし、日本では公開もされませんでした。そのせいで損をしたかもしれませんね。でも良い曲です。『ノルウェイの森』という僕の小説の中にも、この曲をちょこっと登場させたと記憶しています。
マンシーニの作るメロディーって、チャーミングで美しいんだけど、そこにはいつも仄(ほの)かな悲しみのようなものが含まれています。クリス・コナーがボサノヴァのリズムで落選曲『ディア・ハート』を歌います。
◆Astrud Gilberto「Love Theme From "The Sandpiper" (The Shadow Of Your Smile)」
◆Chris Montez「I Will Wait For You」
さて、1965年にはジョニー・マンデルが作った『いそしぎ』が受賞しました。まずは『いそしぎ』の主題曲「The Shadow of Your Smile」を聴いてください。歌うのはアストラッド・ジルベルトです。
「The Shadow of Your Smile」、これは文句ない名曲です。ケチの付けようはありません。しかしミシェル・ルグランが『シェルブールの雨傘』の主題歌「I Will Wait For You(あなたを待っている)」で落選したのは、やはり気の毒でした。とても素敵な曲なんですけどね。そしてまた映画としては、エリザベス・テイラーとリチャード・バートンのカップルが共演した大甘のラブ・ロマンス『いそしぎ』よりは、『シェルブールの雨傘』の方がずっと上だとぼくは個人的に思いますが。
クリス・モンテスが歌います。ミシェル・ルグラン作曲の落選曲「I Will Wait For You」。
◆Rita Reys「Alfie」
1966年のアカデミー主題歌賞はジョン・バリーの作曲した『野生のエルザ』がとりました。「Born Free」、美しいメロディーですね。
でも賢い雌(めす)ライオンがこの受賞を背後からそっと支えているような気がしてなりません。エルザ、素敵でしたものね。
この年、エルザのおかげで受賞を逃したのは、バート・バカラックの名曲『アルフィー』でした。僕はこの『アルフィー』という映画が好きでした。小ぶりだけど味があってね。若き日のマイケル・ケインが調子のいい遊び人、アルフィーをとても魅力的に演じていました。オランダ人のジャズ歌手、リタ・ライスが落選曲「アルフィー」を歌います。
<番組概要>
番組名:村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~
放送日時:9月27日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/