読み切り短編の予定だった…!? 浦沢直樹が語る『YAWARA!』秘話『純次と直樹』

■スポーツ漫画の金字塔『YAWARA!』の裏にあった事実
1986年、当時26歳の浦沢さんが描き始めた柔道漫画、『YAWARA!』。主人公、猪熊柔がオリンピックの金メダルを目指す物語です。当初は『ビッグコミックスピリッツ』での数回の読み切りで終わるはずでしたが、人気があったことから連載が決まり、1993年までに全29巻が刊行されるまでのヒット作となりました。既に『パイナップルARMY』で連載を持っていた浦沢さんでしたが、『YAWARA!』は自身にとっては大きな挑戦があったといいます。

浦沢:「全然女の子が描けなくて。すっごい練習してやっと描けるようになった」

柔の可愛さからはうかがい知れないエピソードです。


■アニメで柔の母親を演じたのは……
『YAWARA!』は1989年にアニメ化、主人公の猪熊柔を演じたのは皆口裕子さんでした。今回『YAWARA!』を番組で特集するにあたり、浦沢さんは皆口さんに聞いたエピソードを披露しました。

柔の母親・猪熊玉緒役は、昨年末に訃報が届いた藤田淑子さん。皆口さんによれば、当時の藤田さんは男の子や色っぽい女性を演じることが多く、母親役として発表された際は、現場がざわついたとか。それでも、猪熊家を切り盛りする芯の強い女性を演じるのに、藤田さんの力強い声はぴったりだったといいます。

浦沢:「藤田さんの声で『大丈夫、大丈夫』と言われると、
    本当に大丈夫だと思える説得力がありますよね」

柔の祖父、猪熊滋悟郎は永井一郎さんが演じ、彼の代表作のひとつとなりましたが、他の声優にとっても『YAWARA!』は大きな影響を与えたようです。

番組では、アニメのエンディングテーマ、LAZY LOU’S BOOGIEの「いつも君がそこにいた」もオンエアされました。歌詞が印象的な名曲なので、ぜひチェックしてみてください。

なお、アニメ『YAWARA!』は現在BS12トゥエルビでデジタルリマスター版が放送されています。
今見ても全く色あせないドラマを、みなさんも見返してみてはいかがでしょうか?

純次と直樹
放送局:文化放送
放送日時:毎週日曜 17時00分~17時25分
出演者:高田純次、浦沢直樹
番組ホームページ
公式Twitter

メールアドレス: goro@joqr.net
twitterハッシュタグ:#純次と直樹

※該当回の聴取期間は終了しました。

【アナコラム】砂山圭大郎「浜松町のカレーといえば……」

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。
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▼5月17日配信号 担当
砂山圭大郎アナウンサー

もう18年も、浜松町に通っています。
もちろん全てではないですが、ある程度、浜松町でランチができるお店は網羅したつもりでいました。

が、やはり穴場はあるものです。
近藤真彦さんの番組、レディオガレージにいらした
カレー細胞の松宏彰さんが、浜松町のカレーといえば「かとう」だと言うのです。
カレーは遠出するぐらい好きですが、灯台下暗し。私は知りませんでした。
一緒に番組を担当しているベテラン社員も知りません。

調べてみると、お店の名前は「夏冬」と書いて「かとう」
場所は、文化放送から少し距離のある、芝大神宮近くの路地裏。
夜はホルモン焼き、昼はカレーのみを出すというお店で。
ホルモン焼きのお店なのに、ホルモンを使ったカレーではなく、ネパールの方が考案したオリジナルカレーなのだそう。

以降、ずっと気になっていましたが、カレー営業は平日11時30分から13時30分まで。
ゴールデンラジオがある私は、行けないままになっていました。
(休日でもある)ゴールデンラジオを担当しない金曜日は、チャンスなのですが。
かなり辛いと聞いていて。
辛いのは好きなのですが、度合いがわからない辛さに躊躇する自分もいて。

しかし、条件が整った先日、覚悟を決めて、ついに食べに行ったのです。
最初に言っておくと、辛いものが苦手な人はやめた方がいい辛さ。大辛です。

が、辛さの向こう側には、旨みがあふれています。
牛スジベースの旨み。
辛さよりも、この旨みがリピーターの多い理由でしょう。

そして、ルーがあまりに辛いからか。野菜は別調理だからか。
添えられた野菜がとにかく甘く感じるのです。
辛さと合わさる野菜の甘さも、ルーの味わいに奥行きを与えてくれます。

唯一無二かはわかりませんが、かなり珍しいカレーです。
辛いカレーが大丈夫なら、是非どうぞ。

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