トーマス・アッシュ「映像で残したかった。文章で見るだけでは伝わらない」ドキュメンタリー映画『牛久』で描かれた入管問題

2月25日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に、ドキュメンタリー映画『牛久』を撮影したトーマス・アッシュ監督がゲストに登場し、自身の撮影した“東日本入国管理センター”の問題について語った。

今回、トーマス監督が撮影した映画『牛久』は、入国管理センターを撮影した映画。

在留資格のない人、更新が認められず国外退去を命じられた外国人を“不法滞在者”として強制的に収容している施設が全国に17カ所ある。その一つが茨城県牛久市にある“東日本入国管理センター”、いわゆる『牛久』だ。この施設内には、紛争などにより出身国に帰れず、難民申請をしている人も多くいる。しかし、彼らの声を施設の外に届ける機会はほとんどない。(公式サイト作品解説より)

本映画は隠し撮りで撮影された箇所も多数あるようだ。

映像を見た大竹は、

「切なかったね。私が気になったのは、21歳で収監された方が2週間の仮放免で半ストして食事をとらなかった。」

トーマス監督は、私の理解ですがと前置きし、

「食事をとらないで入管で死んでしまうと、そこの責任になってしまう。だから、仮放免を出して家族や友達と過ごして食べるようになって、再収用される。その繰り返し」と説明した。

大竹は、また映画に出てくる大臣について、

「入管問題の担当大臣が出てくるけど、検討という言葉がいかにいい加減な言葉かわかる。画面を見ていると、大臣は個々に収容されている人の実情をきちんと理解できていないと思う。民主主義の人がこのやり方を指示してるのかと聞きたい」と語った。

大竹は、システムについても切り込んだ。

「仮放免を受けた方たちでも、この国で働いちゃいけない。もちろん保険もない。生活保護もない。また収容所に戻らないと飯が食えない。このシステムも問題」

この映画を撮影した理由としてトーマス監督は、こう語る。

「映像で残したかった。文章で見るだけでは伝わらないと思った」

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