韓国から見た日本はかなり遅れている?韓国エンタメ世界的ヒットの理由

3月15日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)に、韓国ソウル在住で「韓国エンタメは何故世界で成功したのか(文春新書)」の筆者、菅野朋子氏がゲスト出演し、世界でヒットを飛ばす韓国エンタメの生まれた背景や、その成功のもたらした弊害について語った。

パーソナリティの大竹まことが「かつては日本のアイドルを韓国がマネしていた時代がありましたよね。でも今や韓国エンタメの方が世界的にヒットしていますが、どうしてなんでしょう?」と単刀直入に質問。すると菅野氏は「87年の民主化による表現の自由、97年のIMF介入によるIT化、そして、国内の市場規模が小さいために外に出ないと生き残れない、という環境の元で、外でヒットするためにクオリティを高めなければいけないという意識がデジタル化に乗って大きくなっていったことが背景にあります。一方で日本は国内の市場規模が大きく、内需だけでそれなりの利益が期待できることから、海外に行く必要が無いのだと考えられます」。と説明。その一方で、2019年には麻薬や性犯罪など、韓流スターが関わる事件が立て続けに起きたことについては、「もはやグローバルスターとなった韓流スターがアンタッチャブルな聖域として、このくらいは目をつぶろう、という対象になってしまっていた」とエンタメ業界の活気の陰の部分も紹介した菅野氏。

大竹から最後に「今の韓国から日本はどのように見えているんでしょうか?」と尋ねられると、「正直に言うと、コロナ以降はデジタル化がかなり遅れている印象を皆持っています。日本では今でもハンコやファックスを利用していると報じられたこともあって、『日本ってまだ使っていたの?』と驚かれています。日本は変化しない、安定しているけど変わらない国、というイメージを持たれていますね」。と言いづらそうな菅野氏に、大竹は「日本が世界シェアを目指すっていうのは難しそうだね……」。と残念がっていた。

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