伊集院静の新刊に、はるな愛も感動。借金が背中を押してくれていた?

5月12日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)に作家の伊集院静氏が登場。4月に発売された新刊『大人への手順』を読んだはるな愛が、感想を直接伝えた。

はるな愛「全部じゃないんですけど半分以上、読みました。ページもすごく見やすくて、悩みも自分に重なるものが多いんです」

伊集院静「そう。うまく作ってあるんだよ。みんなが興味ありそうな質問を選んでいてね」

はるな「だからスイスイ読めました。見てください、こんなに(ページの端を)折っていて」

大竹まこと「ことわっておきますけど、全部読んだわけじゃないですよ(笑)。ただ、はるな愛が初めて『おもしろいよ、大竹さん!』と言ってきた本なんです。『週刊文春』の伊集院さんのお悩み相談コーナーはもう長年、続いています」

伊集院「一般の人から来る悩みに答えてね。こういうことで悩むんだ、っていうのが来るんだよ」

大竹「その中からいくつかピックアップしたのがこの本と。巻末には(作家の)佐藤愛子さんとの対談も収録されています。これは逆に伊集院さんが佐藤さんに相談するというスタイルで」

伊集院「100歳近い人ってスゴいよ」

大竹「読んでいて笑ったのが、お互い2億円ずつ借金があるというところ」

伊集院「僕は返したからね(笑)」

大竹「佐藤さんは旦那さんの借金で、伊集院さんは自分の……」

伊集院「そうだけどね(笑)。過ぎてしまえば、なんてこと(どうってこと)ないよ。熱いものを飲んだみたいなもんだから」

大竹「編集者に『あそこではいくら貸してくれたけど、そっちは?』みたいなことを言いながら、占いで『60(歳)になったら売れるから』と言われたとウソをついて借りていたという」

伊集院「ウソじゃないんだけど、60になったら売れるという話は誰も信じないんだよ。ところが売れちゃったわけだ」

大竹「なんでですかね?」

伊集院「何かあるんだろうね。借金はなくなってみると寂しいもんだよ」

大竹「そういうもんですか(笑)。でもお話を聴いていると、借金も背中を押してくれているようなイメージがありますね。ものを書く気にならせてくれる」

伊集院「それはあります。借金と締切は、気にはなるけど、なんてことない」

はるな「私もあるんですけど、背負います?」

伊集院「それは、う~ん……(笑)」

放送ではさらに詳しく本の内容に迫り、それに基づくトークも繰り広げられた。

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大竹まこと「官僚の天下り先になったら…」 経済安全保障推進法が成立、その問題点とは?

5月12日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、成立したばかりの「経済安全保障推進法」について取り上げた。

11日の参議院本会議で、経済安全保障推進法が賛成多数で可決・成立した。
政府が企業の設備を審査し、先端技術研究にも関与。場合によっては罰則も設けるなど、国の介入を強めるもの。

砂山アナ「国会審議の焦点のひとつは、サプライチェーンの強化だった。コロナ禍やウクライナ情勢などで、マスクが手に入らなかったりしましたよね。こういったものの備蓄などを、この法律によって助けようとしているんですけども……」

支援対象となる「特定重要物資」が何を指すのかは、法律に書かれていない。
政府は今のところ、半導体、医薬品、レアアース、蓄電池などの指定を想定しているが――

砂山アナ「政府が恣意的に運用した場合、新たな利権を生んでしまう懸念もあると」

一例の解説を受け、大竹まことは「全部が霧の中みたいな感じで、私にはよく見えてないんですけど」と首を傾げる。

大竹「自由な経済活動に、悪影響があるかもしれないよね。もうちょっと中身が知りたいよね。アバウトに『こんなんです。でも成立です』って言われちゃったらさ」
砂山アナ「想定しきれないうちに、法案が先に決まってしまったという形にもなると思います。今後は政府のみで改廃できるのが大きな問題点かなと」

さらに大竹は、企業と国を繋ぐ「パイプ役」にも懸念を示す。

大竹「いらぬ心配かもしれないけど、優先された企業が官僚の天下り先とかになって、『うちは天下りの人がたくさんいるから大丈夫です』みたいな関係にはなってほしくないよね」

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