青木理「岸田総理は国葬の世論調査を見て『しまったなぁ~』って思ってるんじゃないですか?」

自民党と旧統一教会の関係であったり、国葬の賛否など連日、メディアを賑わせている世論調査。9月6日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、世論調査について議論した。

西川「バービーさんは世論調査の結果を見たり、聞いたりして、どのようなことを考えますか?」

バービー「私はグラグラするタイプです(笑)。この話題を井戸端会議で出してはいけないとか、これは会話の糸口で喋ってもいいかなとか、そういう感覚で見ちゃうかもしれない。『超少数派だった私、言えないな~』とか…」

青木「だとすると、あんまり良くないですよね。少数派だと思ったから議論するのを辞めちゃったり、話をしなくなっちゃう…そういうバービーさんのような方が多いのだとすると、世論調査の負の側面ですよね」

西川「世論調査の結果が世に出ることで自分の意見を委縮させちゃう?」

青木「そう。でも現実の政治は世論調査で動いているところもあって、例えば最近だと岸田内閣が内閣改造したでしょう。あれも報じられてるところによると、本来9月に改造しようと思っていたところを8月にしたのは旧統一教会とか国葬の問題で支持率がドーンと落っこっちゃったので、マズイマズイと内閣改造で雰囲気でも変えるかっていうことで前倒しした。これは世論調査が政治を動かしている一例ですね。世論調査って昔は面接とか郵送方式だったので、そんなにしょっちゅうはできなかったけど、今は電話でできちゃうのでメディアが1か月に1回とか2か月に1回のペースでやってくる。しかも新聞社だけでも何社もあるから結構連日のように世論調査のデータが出てくるので政治も世の中も、それに一喜一憂させられるところはあるでしょうね」

西川「政治家も世論調査を細かくチェックしてるんですか?」

青木「してるでしょう。選挙の時は自分たちもやってますからね。自民党のような大きな組織は選挙の直前になると、世論調査で詳細なデータを出して『どこにテコ入れしよう』とか『この候補者はどうだ』みたいなことをやってるわけです。だから今、国葬なんかで世論調査がこんな結果になってくると、岸田さんも本音では『しまったなぁ~』って思ってるんじゃないですか?」

番組では、この他にも世論調査について情報を紹介しています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

番組の「きょうのクリエイティ部」のコーナーでお伝えしています。

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ミクスチャーロックユニット・Kannaが“自分たちの音楽”を見つけるきっかけになった楽曲とは?

ミクスチャーロックユニット・Kannaが、自身のルーツとなる楽曲、そして楽曲『Super Junky Monkey』に込めた想いを明かした。

Kannaが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは8月17日(水)、18日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

「テンポを倍にしたら面白い」という発想を詰めていった

2001年生まれのNouchi(MC)とKoshi(Gt)からなるミクスチャーロックユニット・Kannaは、名古屋で結成された。NouchiのR&BやHIPHOPから影響を受けたフロウと、Koshiが作り出すオルタナティブロックを彷彿とさせるトラックを組み合わせた楽曲で注目を集めている。「FUJI ROCK FESTIVAL '22」ではROOKIE A GO GOのステージに登場し、さらに「SUMMER SONIC 2022」ではSONIC STAGEに「出れんの!? サマソニ!? Audition Winner」枠での出演を果たした。そんな彼らがオリジナル曲『Super Junky Monkey』に込めた想いとは。

Koshi:『Super Junky Monkey』は僕たちの悪ノリと悪ふざけが詰まった楽曲で、なかなか凶悪な仕上がりになっていると思います。この曲では早口ラップと高速ギターのパートがあるんですけど、もともとはそんなアイデアはなくって。「ここ、テンポを倍にしたら面白くね?」という発想を詰めていった感じで、あの部分ができあがりました。なかなかアグレッシブだと思います。

Nouchi:そうだね。

Koshi:この曲は僕らが生まれる前に活躍していたオルタナティブ・ガールズロックバンドのSuper Junky Monkeyをオマージュして作ったものです。彼女たちはミクスチャーっぽい楽曲をやっていて、それをたまたま聴いたとき「こんな曲がやりたい」とインスピレーションをもらったのがきっかけでした。

Nouchi:僕らの楽曲の聴きどころはやっぱりサビ後半にくる早口・早弾きのスキルが横行している部分じゃないでしょうか。歌詞は結構衝動的に書いたんですけど、Super Junky Monkeyというバンドのことを歌詞の中にも入れたくて、ボーカルのMUTSUMI623さんという名前をもじっていれてみたり、“地元・名古屋から来たんだぜ”という強気な表現も入れましたね。

Koshi:僕らは2人組ユニットですけど、お互いバトル意識だったり“負けねぇぞ”っていう気持ちがあるんです。特に早口の部分はギターが負けてちゃいけないと思ってます。そういうバトル具合もKannaらしさなんじゃないかなって。どうしてもボーカルが目立つんですけど、ライブが終わった後「ボーカルが良かった」と言われるのも癪なので。その辺りはこだわって作らせてもらっています。

Nouchi:いやいや、ライブが終わった後、いつもファンの方と写真撮影しているのKoshiですもん。

Koshi:ふははは(笑)。凶悪かつ、アグレッシブでダーク、そしてかっこいい曲に仕上がっているので、ぜひ聴いてみてください。

音楽性が定まるきっかけになった楽曲

NouchiとKoshiの個性をぶつけあって1つの楽曲を完成させているKanna。そんな彼らのルーツとなるのは、オルタナティブロックバンド、Incubus の楽曲だ。HIPHOPを含む、さまざまなジャンルのサウンドを取り入れる活動で評価されてきた。

Nouchi:僕たちのルーツとなる1曲ですが、選んだのはIncubus(インキュバス)の『No Fun』です。この曲はバンド始めたての頃、ちょうど5年前くらいに出会った楽曲なんですけど、当時Kannaはジャンルや、音楽の方向性があまり定まっていなくて、迷走していて、自分たちの音楽を見つけられずにいたんです。そのときに『No Fun』と出会いました。一瞬でビビビッときて、そこからミクスチャー音楽というものをバンドとして意識するようになりました。

Koshi:僕は当時この曲を知らなかったんですけど、聴いたら「めっちゃいいやん」と思って。もともとHIPHOPをあまり聴いて育ってはこなかったんですけど、HIPHOP感のある音とロックって相性がいいなと思って、そこから意識してHIPHOPを聴くようになりましたね。

僕らの今後の楽曲作りについてだけど、やっぱりもう1度ロックが音楽業界の覇権を握りたいよね。今はHIPHOPの勢いに負けていると思うし。

そんな中で僕らは2つの良い部分を合わせながら、上手いことこれからも活動していきたいと思っています。ミクスチャーロックが時代のトップだったこともあるので、アンダーグラウンドなジャンルという雰囲気を、オーバーグラウンドなものにできたらと2人とも思っています。

Nouchi:自分たちがかっこいいと思うものをやり続けて、聴いてくれるみんなにもかっこいいと思わせ続けたいですね。

Incubus(インキュバス)の『No Fun』を聴いて、自分たちが表現する音楽の方向性が定まったというKanna。この曲と出会ったからこそ、圧倒的なサウンドでオーディエンスを魅了する彼らの今があるようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【Kanna 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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