平安時代から1000年以上続く修行「千日回峰行」

地球1周分に相当する約4万キロメートルを7年かけて徒歩で巡礼し、9日間にわたって断食・断水・不眠・不臥で不動明王を念じる千日回峰行。12月6日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、満行した者がわずか51人だけという苦行難行を完遂した光永圓道大阿闍梨にその全容を伺った。

大竹「大変な行らしいですけど、どんなことを、どんな時間をかけて、どんなふうにやるものなんですか?」

阿闍梨「回峰行という行は元々きっかけとしては平安時代に相応和尚という人がそのベースをつくられました。皆さんの歩くというイメージが強いんですが、本来の回峰行はお参りするために自分の足を使って歩く。だから歩くのが目的ではなく手段になるわけです」

小島慶子「200何十か所をお参りして歩くんでしたっけ」

阿闍梨「お参りに行くために自分で歩いて行きます」

小島「それを1日にやるわけですか?」

阿闍梨「そうです。それを1000日繰り返して行うので距離が長くなるということですね」

小島「凄いですよね~」

大竹「全部で何日くらいなんですか?」

阿闍梨「1年のうち100から200日です。相応和尚が何故始められたかというと、花をお供えしたんです。冬場は花が咲かないので花を供えることができません。だから期間は年に100日から200日と決められました。それを毎年積み重ねていって1000日を目指していくんです」

小島「何年がかりでやるわけですけれど途中1日も休んじゃいけないんです。昼間ご自身のお寺の仕事をされて夜から明け方にかけて山をお参りして走って回ってらっしゃるんですよね?」

阿闍梨「走るではなく歩いてですね。毎日続けることなので日に日に体力がついてくるし筋肉もついてきます。だから速くはなってくるんですけど決して走るということではないですね」

小島「でも1日も休んじゃいけないって辛いですよね?」

阿闍梨「自分から志願して許可をもらわないとできません。やりたいからといってできる行ではないので辛いっていうのはないんですよ」

番組では、この他にも、光永圓道大阿闍梨が“千日回峰行”について教えてくれました。聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

光永圓道大阿闍梨は番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。

 

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大竹まこと「もうちょっと気楽に。背負いすぎている」。ワールドカップ日本代表をねぎらう

12月6日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)でパーソナリティの大竹まことがワールドカップカタール大会の日本代表のクロアチア戦を振り返り、「あれだけ背中に背負うものが見えるPKも珍しい」と述べ、「もうちょっと気楽にさ。背負いすぎている感じが伝わってきた」。と日本代表にかかるプレッシャーを慮る場面があった。

大竹は「一人目を外したら、二人目にはもっとプレッシャーで、二人目が外したら三人目には3倍のプレッシャーかかるわけでしょ」と選手たちのメンタルにかかる負担を懸念しつつ、「トータルで見て、日本は強くなったよね。昔は赤子の手をひねられるかのように負けていたのに、ドイツとスペインに逆転勝ちでしょ。皆が一喜一憂する気持ちは分かるけど、よくやった感の方が強いよ」。と改めて、日本代表を称えた。

一方、フリーライターの武田砂鉄氏は「テレビなどで、試合後の選手が『まだ言葉になりません』とインタビュー匂耐えるVTRを受けて、スタジオの人が『気持ちが伝わりましたね』とまとめるのが気持ち悪い。選手の気持ちを、こういう気持ちだったんだよね、とそんなに簡単に理解しちゃいけないと思う」と持論を展開。さらに「選手たちが『新しい景色を見たい』ってよくコメントしていたのを受けて、負けた後メディア側が『新しい景色を見せてくれました』っていうのも勝手すぎると思う。それはお前の景色だろ、なんて突っかかったりしちゃいますね」。と鋭い切り口で突っ込んでいた。

 

 

 

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