「今から意見聞くの?十数年この話やってますよ!」大竹まこと、岸田総理の少子化対策に物申す

1月24日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、岸田総理が施政方針演説で「次元の異なる少子化対策」に向けて「当事者の意見を徹底的に聞くところから始めたい」と演説したことについて、パーソナリティの大竹まことが「今から意見聞くなんて。岸田さんが総理になった時から意見を聞いたとしても遅れているような段階だよ。説得力感じないよ。」とバッサリ切り捨てた。

パートナーの小島慶子も「保育の現場で働く方の待遇の悪いこととか、教育現場で働く方の現場があまりに大変だとか、毎日ニュースになっていますよ。皆さんがハッピーに安心して働ける環境が必要だって何年も前からニュースになっています」。と信じられない様子。

フリーライターの武田砂鉄氏も「本屋でも新聞でもやっていますよね。当事者の声を聞く、というのは時間延ばしに使われてしまうのではないかと思ってしまう」。と懸念を示すと、小島は「防衛費についてあんなに拙速に話が進むのであれば、少子化対策にも思い切ってお金を使って、高校の無償化や、どんなおうちに育っても大学に通えるような奨学金の制度など整えてほしい」。と訴えた。大竹も「日本の教育に賭ける予算が世界の中で何十番目だって話なんてさ、このラジオが始まったころからずっとやっているよ!十数年やっていますよ!」と岸田総理の対応の遅さに呆れていた。

 

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五百旗頭幸男「地方メディアは行政・経済界と一体化してしまっている」

映画『はりぼて』や公開中の『裸のムラ』の監督で知られる石川テレビの記者・五百旗頭幸男さん。1月24日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、東京の大手メディアと地方メディアの問題点について語った。

五百旗頭「僕らはローカルで根を張って取材してる中、例えば大きな事件、事故が起きた時に東京から大メディアの人たちがやってきます。極端な話をしますと遺族の方にインタビューをしたいんだけど彼らは日数的に限りがある。そんな時に彼らは記者だけが遺族のところに行って遠くからカメラマンがその様子を撮る。被写体はまさか撮られているとは思わない。だから答えていたんだけど、それが全国ネットで放送される。その後、ローカル局の僕らが取材に行くと『お前、どうなっているんだ!もう二度と取材は受けない』と“マスゴミ”という一括りで片付けられてしまう。そういう屈辱的なことが結構あるわけですよ。でも僕らは一から関係を築き直して、また耕さなければならない。そういう苦しみを味わいながらやってきてるので、大きなメディアの不遜な振る舞いに対しては軽蔑の目を向けていますし、僕らはそういうのではないんだというプライドも持ってます」

大竹「東京から来る大きなメディアが場をガサガサッと短い時間で荒らして帰った後、五百旗頭さんたちに降りかかってくる。逆に地方のメディアの問題点って何かおありでしょうか?」

五百旗頭「地方は行政権力・経済権力と新聞社・テレビ局が近い。ありがちなのは、そこの行政・経済と地方の第一紙が一体化してしまう。情報は全部その新聞社にいくんです。政治家もあらゆる情報はその新聞社に出して、いわゆる“抜きネタ”というものを書かせる。そうやって世論形成をしていく。あとテレビ局によくあるのは行政もスポンサー、経済界もスポンサーなので、そこを怒らせたくない。行政と経済界の結びつきが強いものだから、知事だったり市長に対して厳しい報道をすると、そういうことはやめろっていうような圧力がかかる。直接はこないけど、同じ局の営業の人たちなんかを使って『どうなってんだ!』っていうようなことを言ってくることはよくあります」

この他、番組では五百旗頭幸男さんが公開中の映画『裸のムラ』の製作秘話などを語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

五百旗頭幸男さんは番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。

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