【お天気気象転結】防災と地域の繋がり

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしている。この記事では全文をご紹介。

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▼9月1日配信号 担当
鈴木純子

連日厳しい暑さが続いています。
9月も全国的に気温の高い状態が続く見込みで、さすがに暑さ疲れの方が多いようです。
まだまだ熱中症に要注意ですが、自然災害への備えも忘れてはなりません。
今日は9月1日防災の日。
関東大震災から100年の節目の年です。
文化放送では今日正午から「くにまる食堂スペシャル防災特番」を放送します。
気象予報士で防災士の伊藤佳子さんも出演しますので是非お聴きになってみてください。日々の防災対策に活かせることが聴けるはずです。

防災で大切なことの一つは地域の繋がり。
私には大切な地域との繋がりがいくつかありますが、その一つが日野自動車優和会の皆様です。
5年前、このコラムで前回紹介した沖縄料理「しまあかり」で夕食を取っていたときに偶然日野自動車のグループがいらしていて、文化放送の「走れ!歌謡曲」を担当していた私は居ても立っても居られなくなり、「こんにちは!」と自ら話しかけたのです。
それがきっかけで、地元の流しそうめん大会に呼んでいただくようになりました。

日野自動車優和会の流しそうめんは本物の竹づくしです。
そもそも優和会は日野自動車で正月に飾られていた門松が無くなると聞き、それなら自分たちで作ろうと立ち上がりました。
春には近所の竹林で竹の剪定と門松用の竹の目星をつけてタケノコ掘り、夏にはその竹を使った流しそうめん大会、年末に向けて門松作りとなります。
コロナ禍ではこの活動も密を避けて行われてきましたが、「流しそうめん大会」は今年4年ぶりの開催。久々に皆様に会いに行ってきました!


会場は優和会会員の方のご自宅。この方のお父さまが門松作りの師匠でした。各種のぼりで祭り気分を盛り上げます!
流しそうめんは本物の竹をつなげてダイナミックに流すんです。


そうめんを食べる器や箸は、自分たちで作ります。


箸も丁寧に削ります。

さあ、いよいよ、流しそうめん。


子どもは取るのに夢中で、器がそうめんでいっぱいになりました。

食べるのはそうめんだけではありません。

たこ焼きを作ったり、ソフトクリームの機械も入れて、スイカ割りや水鉄砲でも遊びます。
子どもたちは水着着てびっしょり。大人も何人か水着で本気の参戦をします。


ピザを焼くピザ窯まで手作り。生地は前日に仕込んでいます。
モノづくりのプロの集団とはこういうものなんだと、今回も思い知りました。

参加者は優和会の方とそのご家族。地域の方もいらして総勢40名以上。
ここで私は嬉しい再会をしました。


私が「走れ!歌謡曲」を担当していたときに日野自動車の社長だった近藤さん。
当時「走れ!歌謡曲」のインタビューを受けるために、実際に午前3時から5時に日野自動車のトラックで高速を走って、番組を聴いてくださったんです。
リスナーとして番組を体感してくれた忘れられない社長と、流しそうめん大会で偶然再会したのが4年前。今回再び逢うことが出来ました。

日野自動車優和会が制作した門松は、来年も日野自動車の日野本社と日野市、羽村市、群馬県太田市、茨城県古河市の各市役所、そして日野市公民館に飾られる予定です。
機会があればぜひモノづくりのプロの仕事をご覧ください。

気象予報士 鈴木純子

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同じ積極財政でも「狙いが違う」。サナエノミクスとアベノミクス

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月15日の放送にノンフィクション作家の常井健一が出演。高市早苗首相の掲げる経済政策「サナエノミクス」に現在について、城内実大臣へのインタビュー経験も踏まえて解説した。

常井健一「リフレ政策のリフレはリレーションの略で。簡単に言うとデフレから脱却するために金融緩和などによって需要を刺激して物価を適度に上げよう、という政策です。いわゆるリフレ派が主導した安倍晋三政権のアベノミクスでは、日銀による異次元の金融緩和が大きな柱でした。ところが現在、物価高が国民の生活を圧迫しています。日銀も金融政策を変えて金利は上がっている。そんな中、これまで安倍政権の継承を訴えてきた高市早苗政権の閣僚が、相次いでリフレ政策を否定していると」

長野智子「うん」

常井「特に城内実大臣は生前の安倍さんが高市陣営に送り込んだ参謀で。いまや自民党内に150人以上いる積極財政派のラスボスと目されています。実際、安倍さんに近かったリフレ派のブレーンたちを継承して7月の骨太の方針や成長戦略を策定してきた。当然、発言の真意に注目されているわけです」

長野「アメリカのベッセント財務長官が、リフレ生活はもう限界だ、やめるべきだ、と言いました。それに反応しているんですか?」

常井「まさにそれを(東洋経済オンラインの取材で)城内大臣に直撃して。『政権のスタンスはまったく変わっていない』と否定されました。強調していたのがサナエノミクスとアベノミクスの違いです。大きな違いは経済環境にあると。デフレ脱却のために大規模な金融緩和を続けたアベノミクスとは違って、いまは物価も金利も上がっています。政府としては『いつまでも異次元緩和を前提に経済政策を考える時代ではない』と言ってきたんです」

長野「なるほどね。だけどアベノミクスと同じ『積極財政』という言葉を掲げている」

常井「そうなんです。城内さん、『リフレ政策の局面は終わったが責任ある積極財政は続ける』と。アベノミクスは金融緩和によって需要を刺激することが柱でした。だけど今度のサナエノミクスは供給力だ、国内でモノやサービスをつくる力を強化するために官民で投資するんだ、と。同じ積極財政でもサナエノミクスとアベノミクスでは狙いが違う、ということですね。もう1つ、『米中の対立やパンデミックも経済環境を大きく変えた』と言っていて。東洋経済オンラインに掲載した発言を一部、ご紹介します」

長野「はい」

常井「『かつての小泉(純一郎)・竹中(平蔵)時代に象徴されるような新自由主義的な市場原理だけにゆだねる発想では、今日(こんにち)の経済安全保障や巨額の先行投資を必要とする分野に充分は対応できない、という現実がある』と。日本企業はひと昔前にコスト重視で、海外に製造拠点を移しましたね。あれが現在は地政学的に大きなリスクになっている、と指摘した。城内さんは『市場原理だけに任せる時代は終わった』と言い切っていて」

長野「ほう」

常井「こうした考え方は反・小泉という、大臣自身の独特な政治人生や色濃く反映されているな、という印象を持ちましたね。いまから21年前です。2005年の郵政選挙で当時、城内さんは1年生議員でした。郵政民営化に反対して、自民党の公認を得られず。無所属で戦った。そのとき小泉首相が送り込んだ刺客が、当時、財務官僚だった片山さつきさんですね」

長野「そうだったか」

常井「城内さん、片山さんに748票差で負ける。それから4年間、リュックサック1つで天竜川を上流から下流にくだるように選挙区をくまなく歩いた。今度は片山さんに7万票差で勝った。片山さんは静岡から追い出されて、参議院の全国比例に鞍替えしたんです」

放送では城内大臣と片山大臣の因縁、サナエノミクスのさらなる詳細などについても常井が語った。

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