高橋優も絶賛!エストニアの文化・ムフ刺しゅうの魅惑の世界!

10月24日(火)の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」にムフ刺しゅう作家でエストニア民族衣装手芸研究家の荒田起久子さんが登場!前日23日のゲスト・能登重好さん繋がりで、エストニアの文化である華麗で可愛いムフ刺しゅうの世界を紹介していただいた。

 

坂口愛美アナ「ムフ刺しゅうってそもそも何ですか?」

荒田起久子「ムフ刺しゅうっていうのは、バルト海に浮かぶエストニアのムフ島という島の伝統刺しゅうになります。ムフ島はエストニア西部に位置していて、エストニアの中で3番目に大きな島です」

坂口「ムフ刺しゅうの作品の写真を拝見しますと、ものすごく細かいですよね、刺しゅうが。

お花だったり鳥だったり。そういったのが特徴ということですか?」

荒田「基本的にウールの生地にウールの糸で写実的なデザインが特徴なんですけども、絵画のような仕上がりなので、同じモチーフでも作家によって色使いや陰影の入れ方なども、作家個人の『らしさ』が表れるところが魅力だな~という風に思っています」

高橋優「同じような柄に見えてもよ~く見たら1個1個全然違ったりするという……いいですねえ」

坂口「今日は色々と作品を持ってきていただいたということで。今日のお洋服ももしかしたらそうですか?」

荒田「そうです。これは私が刺しゅうしたツバメです。エストニアの国の鳥がツバメで、国の花が矢車菊なので、エストニアをイメージして」

高橋「わ~っ、素敵!」

坂口「そして持ってきていただいたのが靴?」

荒田「これはですね、民族衣装の靴なんです」

高橋「お花がたくさん……イチゴかな?」

坂口「いやあ~でも凄いですね!影の部分とか、濃い部分薄い部分がホントに細かく表現されてて、温かみがありますね、ウール生地なので」

荒田「そうですね、結構立体感もあるので、そこもかわいいかなという風に思っています」

高橋「例えばこれ作るのにどれぐらいの時間がかかるものなんですか?」

荒田「そうですねえ、刺しゅうだけでも大体30時間ぐらいはかかってると思うんですけど」

高橋「30時間! 2日3日で1作品ぐらいの……」

荒田「そうですね、まず刺しゅうを作って、それでさらに靴の仕立てで1日ぐらいかかる感じなんですけども」

高橋「めっちゃ可愛いですよね、この靴!」

坂口「可愛い!」

高橋「持っただけでも履きやすそう。軽いし。靴底とかもクッション性あるし、すごくいいですね!」

荒田「お土産としても結構、人気があります」

坂口「他にも靴下や手袋、帽子、トートバックなどの作品も。これらは、荒田さんが主宰されているバルト三国北欧作家のオンラインショップ『ちくちくバルト舎』で購入できるということなので、ぜひ気になった方はチェックしてみてください!」

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養老孟司「今、世界中で虫が減っています」

「バカの壁」でお馴染み、解剖学者の養老孟司さん。10月24日の「くにまる食堂(文化放送)」では、今、一番気になっていることとして虫の減少を語ってくれた。

養老「ニュースにならないんですけど、今、虫が減っているんです。車に乗っている方はお気付きかもしれませんけど、フロントガラスが高速道路を走った後、あまり汚れないんです。フロントガラスには虫がぶつかって、つぶれて汚れるんですけど、それが最近汚れなくなっているっていうことにお気付きじゃないですかね?」

邦丸「そういえば、そうですね。そんなに車に乗らないけど汚れないですね」

養老「それは世界中なんですよ」

邦丸「世界中?」

養老「はい、しばらくすると影響が出てくると思いますけどね。例えば鳥のエサがないとか、ツバメなんかは困ってると思うんですね」

邦丸「養老先生の対談集【老い方死に方】にもツバメの巣の数が減ったというところが出てきます」

養老「そういうことはゆっくり起こるんで、すぐには分からないんですね。車の汚れ方の違いなんかは、しょっちゅう掃除してる人じゃないと気付かない。それから明かりに虫が来なくなったのは最近LEDに変わってきたからなんです」

邦丸「LEDの明かりというのは虫たちにとって、あまり寄りたくない明かりなんですか?」

養老「明るくないんですよ。極端に言うと見えない。波長がちょっとズレているんです。昆虫は大体紫外線に寄り付きますから人間の目では見えないブラックライトの明かりでも結構集まってきます。でもLEDは紫外線からは外れてますし、波長が限定されるから虫の目では黒くて見えないんでしょうね」

邦丸「はぁ~」

番組では、この他にも養老孟司さんが目からうろこの話をたっぷり聞かせてくれました。

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