睡眠の質向上で健康に~ブルーライトと睡眠負債の対策と改善策

3月18日は「春の睡眠の日」、そして3月11日から25日は睡眠健康週間です。快適な睡眠に対する社会的関心が高まっています。3月19日、RKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』に出演した株式会社ジンズ新規事業本部ヘルスケア事業部シニアディレクターの堀清貴氏が「光と睡眠」について解説しました。
睡眠の質を左右する「ブルーライト」
質の良い睡眠は、私たちの心身の健康に欠かせません。しかし、現代社会では多くの方が睡眠の質に悩んでいます。その原因の一つとして挙げられるのが、スマートフォンやパソコンから発せられる「ブルーライト」です。
夜にブルーライトを浴びると、私たちの体内時計が狂ってしまいます。本来、夜は休息の時間であるにもかかわらず、脳は昼間だと勘違いして覚醒状態になってしまうのです。その結果、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったり、朝の目覚めがすっきりしなかったりと、睡眠の質が低下してしまいます。
「寝る前にスマートフォンを触るのが習慣になっている」という方も多いのではないでしょうか。しかし、寝床にスマートフォンを持ち込むのは推奨できません。眠る直前まで画面を見ていると、脳はますます覚醒し、睡眠の質はどんどん悪化してしまいます。
睡眠負債とは?
「睡眠負債」とは、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼす状態のことです。睡眠不足は、集中力やパフォーマンスの低下だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。睡眠負債は自覚しにくく、知らないうちに溜まってしまうのが注意すべき点です。
睡眠の質を高めるための対策
・寝る1時間前からはスマホ断ち:ブルーライトを避け、脳をリラックスモードに切り替えましょう。
・スマートフォンなどを見る場合は、ブルーライトカット眼鏡を活用しましょう。
・朝の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、セロトニンの分泌が促されます。
・毎日同じ時間に寝起きすることが、質の良い睡眠のためには大切です。
・適度な運動や入浴は、心身の緊張をほぐし、睡眠の質を高める効果があります。
イベント情報
4月25日から27日の3日間、アクロス福岡にて「ふくおか睡眠フェア2025」が開催されます。睡眠に関する講演や、スリープテック関連企業のブース出展など、様々な催しがあります。参加費は無料で、ブース見学は事前申し込み不要です。講演については事前申し込みが必要となりますので、「ふくおか睡眠フェア」で検索の上、特設サイトからお申し込みください。
https://specials.nishinippon.co.jp/fukuoka_suiminfair2025/
(参考)
ジンズ睡眠負債度診断
https://www.jins.com/jp/campaign/jins-sleep/selfcheck/
※放送情報は変更となる場合があります。