第2のパイナップル事件?高級魚をめぐる中国と台湾の対立
「台湾で収穫されたパイナップルを積極的に購入しよう」「台湾の農家を支援しよう」。そんなかけ声とともに、日本のスーパーマーケットや果物店に、台湾産パイナップルが並んだことは記憶に新しい。昨年(2021年)春、中国の税関が「パイナップルから害虫が検出された」との理由で、台湾からのパイナップルの輸入を禁止したことが発端。中国の禁輸措置によって、台湾のパイナップル農家は大きな輸出先を失い、窮地に追い込まれた。それによく似た事例がまた起きている。ただ、今度は農家ではなく、台湾の水産業者が大きなダメージを受けそうだ。東アジア情勢に詳しい、飯田和郎・元RKB解説委員長がRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』で解説した。