「6府県の緊急事態宣言前倒し解除」など一週間の注目ニュースを、経済ジャーナリスト・町田徹が徹底解説!

経済記者歴36年の経済ジャーナリスト・町田徹さんが、一週間の政治・経済ニュース10本をピックアップ! 独自の切り口からカウントダウン方式でコンパクトに解説していきます。社会をゆがめる元凶はどこにあるのか、その企業が抱える問題の本質は何か・・・。町田さんが、時に冷徹に、時に熱く、語りかけます。これを聴けば、この一週間の注目ニュースがまるわかりです!

町田徹が徹底解説! 今週の政治・経済ニュースリスト

第10位 株式市場、アメリカの長期金利の急上昇を嫌気して、NYダウが560ドル安、ナスダックも479ポイント安に
第9位 水曜日。スズキで経営トップを40年以上務めた鈴木修会長、91才が退任を表明。
第8位 北関東で山火事相次ぐ。栃木県足利市は延焼が6日目に。群馬県桐生市でも山火事が発生。
第7位 アメリカで新型コロナウイルス感染症の死者がついに50万人を突破。
第6位 国家公務員倫理規程の違反で処分相次ぐ。総務省は11人、農水省は6人を処分。
第5位 アップルがすべての製品をリサイクル素材だけで製造する構想。クックCEOがオンライン株主総会で表明。
第4位 半導体やレアアースなど重要品目の中国依存の見直しへ。水曜日、バイデン大統領が安定確保を求める大統領令に署名。
第3位 火曜日。イランが「抜き打ち査察の受け入れ停止」を強行。IAEAは「ウランの濃縮度が20%に到達」と報告。
第2位 新型コロナウイルスワクチンの接種。65歳以上の高齢者は4月12日から開始。
第1位 大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡の緊急事態宣言。1週間の前倒し解除を、今夜、政府が決定へ。

金曜日は「ふかぼり3兄弟」で、注目ニュースをさらにふかぼり!

2月26日(金)17時35分から放送の連動番組『町田徹の経済ニュースふかぼり!』では、「あの福島第一原発事故から10年の歳月が経過。東京電力は生まれ変わったと言えるのか?」と題してお送りしました。先々週の土曜日、2月13日の夜、宮城県と福島県の一部で震度6強を記録する地震がありました。10年前の「東京電力・福島第一原子力発電所事故」を思い出してヒヤッとした人も多かったのではないでしょうか?今回の地震のあと、福島第一原発からは気になるトラブルのニュースがいくつも入っています。また、東京電力は再稼働を目指す新潟の柏崎刈羽原発でも信じられない不祥事を繰り返しています。その一方で、菅内閣が2050年までにカーボンニュートラルを実現すると宣言したことを受けて、経済団体からは原発の積極的な利用を求める声が上がっています。果たして、このまま、原発を積極的に利用してもよいのでしょうか?今日は町田徹の視点から、今起きていることを検証しました。

さらに同日23時からの『町田徹の経済リポートふかぼり!』では町田さんがシンクタンクのエコノミストと国内外の経済問題について徹底対談! 今回は、日本経済研究センター主任研究員の稲葉圭一郎さんをお招きして「日本経済の遠い夜明け Part1 感染対策が機能すれば、21年度は回復軌道へ」と題し、考察します。

【ご参考】 日本経済研究センター 短期経済予測 (2021年1-3月期~2023年1-3月期) 第185回<速報>21年度の景気、外需・民間消費主導で前半反発、後半は伸び悩みへ ―政府部門から企業部門への投資のバトンパスが重要―

町田徹の経済ニュースカウントダウン
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週金曜 16時00分~16時20分
出演者:町田 徹(経済ジャーナリスト)、杉浦 舞(フリーアナウンサー)
番組ホームページ
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【ふかぼり3兄弟(シリーズ番組)】
『町田徹の経済ニュースふかぼり!』
放送日時:毎週金曜 17時35分~17時50分
『町田徹の経済リポートふかぼり!』
放送日時:毎週金曜 23時~23時20分

※該当回の聴取期間は終了しました。

戦後81年でつくっていきたい「新しい戦後」

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、10月15日の放送に評論家で近現代史研究者の辻田真佐憲が出演。10月16日に発売となる著書『「戦後」とは何だったのか 未来を変える日本現代史』にちなみ、「戦後」とは何なのか、人々はそれにどう向き合えばいいか、解説を展開した。

大竹まこと「難しそうな本(10月16日発売『「戦後」とは何だったのか 未来を変える日本現代史』)ですけど、そんなことないんですか?」

辻田真佐憲「ないと思います(笑)。昨年が戦後80年ということで『「あの戦争」は何だったのか』という本を出しまして。これが電子を含めて11万部、行った感じで。80年でひと区切りがついて、今年で81年。戦前が77年でした、明治維新から敗戦まで。もう戦後のほうが長いんです。長いほうの戦後は学校の教科書でもそれほど扱っていない、意外と『これ1冊!』みたいな本がなかった。それに合わせて今年は“戦後とは何だったのか”と。タイトルも重ねてきました」

大竹「日本情勢や世界情勢、国会など、すべてが混乱しているように見えます。どの辺から手をつければ、新しい戦後みたいなことに近づいていくんでしょうか」

辻田「時代の切れ目が来ている、というふうに考えるべきでは、と。戦後ってずっとダラダラと続いている、というイメージがあると思うんですね。敗戦のとき、焼け野原になってすべてが失われた。8月になる度に強調されます。でもその結果、あの印象が強すぎて、それ以降に大きな変化がなかった、という印象が強くなった気がする。1945年の8月が悲惨だったことは事実です。ただそれ以降もいろいろな切れ目があったはずだと」

大竹「うん」

辻田「戦後の切れ目は認めたうえで、これまでの平和を、どういうふうに現代に対応させて維持していくか、と考え方を変えていくほうがいいのでは、と。そう思って『新しい戦後』という言い方をしたんですね」

青木理「タモリさんが数年前に『新しい戦前が来るんじゃないか』といったことをおっしゃって。僕も含め多くの人が、なんとなしに頷いたところはある。新しい戦前にしないために、新しい戦後を考察してつくりあげていかなくてはならない、ということでしょうか」

辻田「いまの我々って戦前か戦後かという二者択一になっていると思うんです。戦後を否定すると『戦前に戻ろうとしている』『戦前回帰なんだ』という批判が起こる。当たり前ですけど我々の世界は戦前か戦後かの二者択一ではない。別の選択肢だってあるはずで。たとえば戦後、中国は相対的に経済力も軍事力も弱かった、冷戦構造のもとでアメリカが日本に配慮してくれたなど。いろいろな条件があって戦後の平和や経済平和があったと思う」

大竹「うん」

辻田「でもその条件ってほとんど変わってしまっているわけです。中国は日本の遥かに先を行っています、冷戦も終わっています、と。アメリカは日本に様々な要求をしてくる。時代が変わっていることをまず認める必要があるのでしょう。でもそれは戦前に戻ろう、ということではない。戦後の良い部分がたくさんあったはずです」

大竹「はい」

辻田「変わったいまの環境の中で、どう守っていくのか、育てていくのか、発展させるのか。こういう観点が必要だと思うので、後ろ向きの『新しい戦前』よりも『新しい戦後』を今後、積極的につくっていこう、と。そういうメッセージを、今回の本には込めました」

このあとも「戦後」について辻田が語った。

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