カラダが休まる最高入浴法は「寝る90分前に40℃で10分間、肩まで浸かる」!

今日のゲストは、東京都市大学人間科学部教授 の 早坂信哉さん です。

テーマは、「カラダが休まる、最高の入浴法」
入浴研究25年以上、延べ7万人の入浴調査を行ってきた、東京都市大学人間科学部教授の早坂信哉さんが「体を休める最高の入浴法」について解説してくれました。

最高の入浴法は、寝る90分前に、40℃のお湯で10分間肩まで浸かる!

「40℃で10分間」が実は「誰にとっても安全」で「最大限、入浴効果を引き出せて」「無理なく続けることができる」。「40℃」という温度は、温熱作用をしっかり得られて、安全に入浴できる絶妙な温度。「10分」は深部体温をしっかり上げるのに必要な時間で、かつ、熱中症を避けられる時間です。「合計で10分」になるので、「5分浸かったら体を洗って5分浸かる」という入浴方法でもかまいません。40℃で10分間の入浴をすることで、深部体温が1℃上昇します。

▼深部体温が1℃上がると・・・
・血管が拡張し、血流が良くなる
・免疫細胞の働きが活性化する
・細胞の生まれ変わりがスムーズになる
・副交感神経が優位になる
・睡眠の質が向上する
・低体温を改善する
など、たった1℃上がるだけなのに、こんなにも良いことがたくさんあるんです!

▼「寝る90分前」は・・・
副交感神経、リラックスの神経が優位になることで心身の緊張が緩み、気分も和らいでいきます。また「眠気」というものは、深部体温が一旦上がった後、下がっていく過程で生まれます。より深く、ぐっすりと眠るには、寝る90分前に入浴を済ませておくことがオススメです。

▼「カラダが休まる」という観点で見ると・・・
35℃~40℃くらいの温度の入浴が一番リラックスの効果を期待できます。

シャワーのみの場合は42℃で足湯を併用しましょう!

シャワーのみの場合、深部体温は0.1℃~0.2℃程度しか上がりません。シャワーのお湯は空気に触れている間に冷めてしまうので、設定温度を少し高めの42℃にしておくことで、体に届く頃には40℃~41℃の適温になります。
また、入浴効果には及ばないですが、シャワーだけで温熱効果をできるだけ得る方法が「足湯」!

具体的には・・・
*シャワーを浴びる浴槽に10センチほどのお湯を張りましょう!
*冷めてしまうことも考慮して、42℃~43℃がオススメ。
*イスに座ってシャワーを浴びる場合は、洗面器にお湯を張って足を入れる方法でも大丈夫!
▼足湯で温まった血液が全身を巡るので、シャワーのみのときと比べて、体の温まり方に違いを感じられると思います。

他には・・・
手っ取り早い方法だと、太い血管が通る部分を温める。首の後ろや側面、脇の下、足の付け根などを温めることで効率よく全身が温まります。

寝るまで90分も時間がない場合は、あえて体温を上げすぎないようにしましょう!

入浴は「寝る90分前」というタイミングがベストですが、「寝るまで90分も時間がない!」という時もあるかと思います。その場合はシャワー、もしくは、「40℃で5分の入浴」にして、体温を上げすぎないように調整しましょう。この調整をすることによって、質の良い睡眠をしやすくなります。41℃以上の暑いお湯に入らないことや、長湯をしないことで、交感神経を刺激しないことがポイント。

▼入浴のタイミングとして、食後すぐも避けることがオススメ。食後は消化のために胃に血液が集まっていて、そのタイミングで入浴してしまうと、本来、消化に必要な血液が皮膚に行ってしまいます。夕食の時間が遅いと難しいかもしれませんが、食後1時間ほど休んでからの入浴が最もカラダに優しいリズムになります。

▼とにかく入浴するだけで良いので、今日から「寝る90分前に40℃で10分間の入浴」を始めてみてください!

【早坂さんからお知らせ】
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早坂信哉さん
1968年宮城県生まれ。自治医科大学医学部を卒業後、地域医療に従事。東京都市大学人間科学部教授の他にも、医師、医学博士、そしてお風呂や温泉の正しい情報を伝える「温泉医療専門医」でもあります。25年以上にわたり、7万人以上の入浴を医学的に調査しており、日本のお風呂に関する研究の第一人者!主な著書に『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』『おうち時間を快適に過ごす入浴は究極の疲労回復術』『医師が教える温泉の教科書』などがあります。

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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同じ積極財政でも「狙いが違う」。サナエノミクスとアベノミクス

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月15日の放送にノンフィクション作家の常井健一が出演。高市早苗首相の掲げる経済政策「サナエノミクス」に現在について、城内実大臣へのインタビュー経験も踏まえて解説した。

常井健一「リフレ政策のリフレはリレーションの略で。簡単に言うとデフレから脱却するために金融緩和などによって需要を刺激して物価を適度に上げよう、という政策です。いわゆるリフレ派が主導した安倍晋三政権のアベノミクスでは、日銀による異次元の金融緩和が大きな柱でした。ところが現在、物価高が国民の生活を圧迫しています。日銀も金融政策を変えて金利は上がっている。そんな中、これまで安倍政権の継承を訴えてきた高市早苗政権の閣僚が、相次いでリフレ政策を否定していると」

長野智子「うん」

常井「特に城内実大臣は生前の安倍さんが高市陣営に送り込んだ参謀で。いまや自民党内に150人以上いる積極財政派のラスボスと目されています。実際、安倍さんに近かったリフレ派のブレーンたちを継承して7月の骨太の方針や成長戦略を策定してきた。当然、発言の真意に注目されているわけです」

長野「アメリカのベッセント財務長官が、リフレ生活はもう限界だ、やめるべきだ、と言いました。それに反応しているんですか?」

常井「まさにそれを(東洋経済オンラインの取材で)城内大臣に直撃して。『政権のスタンスはまったく変わっていない』と否定されました。強調していたのがサナエノミクスとアベノミクスの違いです。大きな違いは経済環境にあると。デフレ脱却のために大規模な金融緩和を続けたアベノミクスとは違って、いまは物価も金利も上がっています。政府としては『いつまでも異次元緩和を前提に経済政策を考える時代ではない』と言ってきたんです」

長野「なるほどね。だけどアベノミクスと同じ『積極財政』という言葉を掲げている」

常井「そうなんです。城内さん、『リフレ政策の局面は終わったが責任ある積極財政は続ける』と。アベノミクスは金融緩和によって需要を刺激することが柱でした。だけど今度のサナエノミクスは供給力だ、国内でモノやサービスをつくる力を強化するために官民で投資するんだ、と。同じ積極財政でもサナエノミクスとアベノミクスでは狙いが違う、ということですね。もう1つ、『米中の対立やパンデミックも経済環境を大きく変えた』と言っていて。東洋経済オンラインに掲載した発言を一部、ご紹介します」

長野「はい」

常井「『かつての小泉(純一郎)・竹中(平蔵)時代に象徴されるような新自由主義的な市場原理だけにゆだねる発想では、今日(こんにち)の経済安全保障や巨額の先行投資を必要とする分野に充分は対応できない、という現実がある』と。日本企業はひと昔前にコスト重視で、海外に製造拠点を移しましたね。あれが現在は地政学的に大きなリスクになっている、と指摘した。城内さんは『市場原理だけに任せる時代は終わった』と言い切っていて」

長野「ほう」

常井「こうした考え方は反・小泉という、大臣自身の独特な政治人生や色濃く反映されているな、という印象を持ちましたね。いまから21年前です。2005年の郵政選挙で当時、城内さんは1年生議員でした。郵政民営化に反対して、自民党の公認を得られず。無所属で戦った。そのとき小泉首相が送り込んだ刺客が、当時、財務官僚だった片山さつきさんですね」

長野「そうだったか」

常井「城内さん、片山さんに748票差で負ける。それから4年間、リュックサック1つで天竜川を上流から下流にくだるように選挙区をくまなく歩いた。今度は片山さんに7万票差で勝った。片山さんは静岡から追い出されて、参議院の全国比例に鞍替えしたんです」

放送では城内大臣と片山大臣の因縁、サナエノミクスのさらなる詳細などについても常井が語った。

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