「28年やっていますが、やっぱり雨の日はやる気が出ません…」今日は農家さんの愚痴!
TBSラジオで放送中の「ACTION」。月曜パーソナリティは、宮藤官九郎さん。
8月3日(月)のGUEST ACTIONは、様々なジャンルの方からの愚痴を聞く「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。今日は農家の皆さんが登場! ジンさん(51歳・歴28年・野菜農家)、ミキオさん(45歳・歴15年・果樹農家)、バンブーさん(37歳・歴6年・新規就農)から、農家にまつわる愚痴を宮藤官九郎さんが伺いました。
ジン:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、農業を28年間やっていますが、雨の日はやる気が出ません…。
宮藤:28年だから重みが違いますね(笑)28年やってても雨はダメですか?

ジン:どうしてもカッパを着なきゃいけないじゃないですか。僕、汗っかきなので蒸れてぐちゃぐちゃになるんですね。
宮藤:ミキオさんも雨はやる気が出ませんか?
ミキオ:僕は意外と雨は好きですね。野菜と果樹はちょっと違うんです。野菜は下を向いて土をいじらなきゃいけないから雨の日は大変かもしれないですね。果樹は逆に上を向くので。
宮藤:たしかに上向いてますね。
ミキオ:実は今の時期、僕はあまり日に焼けないんです。木の葉っぱが日陰になるので。逆に冬場が焼けるんです。葉っぱがなくなっているので、「ゴルフ行ったの?」って言われるぐらい日に焼けますね。
宮藤:バンブーさんはどうですか?
バンブー:やっぱり嫌ですよね。たとえば泥がついた作物を収穫して、そのまま引き続き収穫していると、その泥の菌が手やはさみを媒介しちゃうので、そのとき収穫した作物が病気になっちゃうこともあるんですよね。
ミキオ:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、果物は育てるのに時間がかかります。
宮藤:桃栗三年柿八年って言いますもんね。ミキオさんが育てている梨はもっとかかりますか?

ミキオ:梨は2~3年じゃ話にならないですね。少なくとも5~6年。一人前になるには15~20年ぐらいかかりますね。
宮藤:その間、育ててもその木がどうなるか分かりませんもんね。
ミキオ:もちろんダメな木も出てくるので、そこは早めに見切りをつけたりしなきゃいけませんね。
宮藤:皆さん、お休みってありますか?どうなったら休みになるんですか?
ジン:僕はほぼ休んでないですね。市場に出荷していたときは市場が休みの日が僕も休みになっていたのが、今はスーパーなので、年中やってるんですよね。それで野菜を持っていくんですけど、売れてるんですよ。だから欲が出てきて、「また持って行こう」の連続になっちゃうんですよね。
宮藤:バンブーさんはどうですか?
バンブー:僕は雪が降ったら1週間ぐらい休みになりますね。外で地面でやっているので、雪が積もっちゃうとなにもできないですね。あと今日みたいな予定がある日は休み、逆に予定がない日は全部仕事ですね。
幸坂:ミキオさんはブランド商品を扱っているので、そのプレッシャーはありませんか?
ミキオ:梨とかブドウって年に1回しか獲れないんですよね。だからたとえば、台風で果実が全部落ちちゃうと、もう作り直しができないんです。「1年間なにしてたんだろう…」ってことになっちゃうので大変ですね。
バンブー:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、農業の新規参入ってむちゃくちゃ難しいんです。
宮藤:どういうところが大変ですか?
バンブー:東京って人口1000万人以上ですが、新規就農者ってトータルで50人ぐらいしかいないんです。
宮藤:えっ?1年で50人とかじゃなくて?

バンブー:そうです。今までのトータルで50人ぐらいです。東京は農地がないとか、参入がしにくいとかあって。他の地域は別ですが、東京は累計50人ぐらいですね。
宮藤:地主っていう制度もまだあるんですね。
バンブー:そうですね。ジンさんとミキオさんは地主さんですよ(笑)
幸坂:アンケートに「地主さんで理解がある人もいるが、気分でいきなり土地を値上げする人もいる」とありますね。
バンブー:まぁ、今地主さんがいるからあれなんですが…(苦笑)
ジン:市が違いますからね(笑)正直、新規就農者に対しては「できるわけないよ」って思っちゃうんですが、バンブーさんは視野は広いし面白いことをやっているし、もともと我々が頑張れなくて荒れちゃった畑を代わりに活かしてもらっているので、逆に感謝しなくちゃいけないなって思いますよね。
宮藤:新規就農者は貴重ですよね。

幸坂:農家さんって上下関係は厳しいですか?
ジン:厳しいですよ(笑)
幸坂:年功序列なんですね。
バンブー:地主さんと新規就農者は天と地ですよ(笑)行政にもすごく言われますよ。同じぐらい草を伸ばしたときの言われ方は全然違いますね。
宮藤:「新規のあいつか!だから新規はダメだな~」って(笑)
引き続き、農家の皆さんの愚痴を聞きました。
