残間里江子、サプライズに小泉総理をブッキング!

TBSラジオ「コシノジュンコ MASACA」毎週日曜夕方5時から放送。

2021年3月14日(日)放送

残間里江子さん(part 1)
宮城県仙台市出身。明治大学短期大学卒業後、アナウンサー・雑誌記者・編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。出版・映像・文化イベントなどを多数企画・開催しています。またラジオパーソナリティとしても活躍しています。

JK:今日はずいぶんと華やかね!

残間:たまたまラッキーカラーがシルバーで、ラッキーアイテムが刺繍だったんです。これ勢いで買って、こんな派手なの着られないと思ってたんですが、今日はコシノさんとだったら、と思って勇気を振り絞って着てみました。

出水:残間さんとジュンコさんはさまざまなところで接点があるかと思いますが・・・

残間:そうですね、私が企画したものに出演していただいたのが1986年。男女雇用機会均等法の年なんですが、『地球は私の仕事場です』って言うタイトルで、女優さんや起業家など105人の女性を10日間34のセッションに分けて収録したんです。既成概念の中で働く女の人は男の人が考えているのとは違いますよ、って言いたかったんだけど、「青山あたりで遊び歩いてる女だから違うんだろ」って言ってくる男の人もいたんですよ。だから10人20人集めてもだめだなと思ったんで、100人以上集めてやってみようって。地球全体が仕事場で、主婦の方も含めていろんな仕事をしてるってことを言いたかった。

JK:よくやったわね! 私プロデューサーさんに「6時間で講演しない?」って言われて。いやって言えなくて、やったわよ!

残間:元木さんね。その人も先駆的な人でね。もう亡くなられたんだけど・・・何を言っても「大丈夫よ、里江子氏」って言うの。でも全然大丈夫じゃないんだけど(笑)

JK:その時も6時間講演って来る人が退屈するんじゃないかと思ったんだけど、3等分にして、衣装を替えたら気分が変わるかなと思ったの。そしたら本当にできちゃったのよ!

残間:アメリカで10何時間っていうのをメリル・ストリープがやってんたんですよ。それを見ていて「私もやってみたいわ」って言ってて。でもあれをやれる人は日本には何人もいない。多分コシノさんはその1人だったんだと思います。

JK:挑戦しないわけにはいかなくなっちゃって。でも夢中になって、最後30分の質問コーナーなんか忘れちゃった! でも残間さんの企画のシンポジウムも衝撃的だったわ。

残間:女の人を真正面から見て綺麗だの汚いだの言う人がいたから、360度円形のテーブルを2時間で回転させたの。それで観客に後ろ姿も見えるでしょ。でも女優さんの事務所はすごく嫌がりましたね。でも「これからの女優は後ろも裏も全部見えないといけない」とか、36歳そこそこの私が説得しました。

JK:私と一緒に出たのが大屋藍子さん。

残間:それは2001年の第3弾『大人から幸せになろう』でしょ。その時は137人かな? 最終回がクリスマスイブで、筑紫哲也さんも出ることになっていたら、9.11の年だったんでNYから中継でこれなくなった。樋口廣太郎さんや横尾忠則さんも出られなくなって、コシノさんと大屋さんだけが残ってね。

JK:でももう1つ、どなたかがいらっしゃる席があるのよ!

残間:これじゃちょっとコシノさんたちに申し訳ないと思って、12月5日にダメ元で小泉純一郎さんに官邸に手紙を書いたんです。そしたらお姉さまから電話をいただいて。「民間のものに総理は出られませんが、考えます」と言われて。1週間ぐらい前に「今日スケジュールを確保しました。ただし条件があります。他言は無用です」って。なんせ9.11の年でしょう? 「官邸を出ても、途中で引き返すことがありますから、絶対誰にも言わないでください」って。それでいざ始まって、みんなステージに揃ったときに「実は今日、もう1人ゲストをお呼びしています」って・・・

JK:それもクリスマスイブによ!

残間:「小泉純一郎さんです」って言ったら、あの方のことですからひょこひょこひょこっと入ってきて、目の前の一番前に座ってた70代ぐらいの女性2人が「あれはそっくりさんよ」ってものすごく大きな声で言って(笑)それで「そっくりさんじゃないですよ、ご本人ですよ」って言ってご本人をお招きして。だから、壇上にあがっているコシノさんもご存じなかった。

JK:知らなかったのよ。突然だったから! 何も用意してないでしょ、それを突然お話ししてくださいって言われて。

残間:でも小泉さんに「大人になった瞬間はどんな時でしたか?」って訊いたら、「そうだな、やっぱり初体験だな」とかって(笑)急に違う流れになって、私もびっくりして! そしたら「しまった、これは言っちゃいけないな。だけどうちの爺さんは賭け事が大好きだったから、僕なんかも賭け事とか一杯やって、その時だな大人になったのは」 これまた流れが変わっちゃって(笑)

出水:小泉さん節ですね。

JK:だけどあの人、言っちゃいけないことは絶対言わないですよ。自分からあいまいなことは言わない。私あの時、「ミッテランさんが外遊の時に必ず文化人をお連れになりますけど、小泉さんはどう思いますか?」って訊いたら、小泉さんは「ん?」って1~2秒空気が止まっちゃったんですよ。何かひとこと言ってくれたらいいのに、何も言わない。まずいこと言ったかなと思って話を替えたんです。「小泉さんはオペラお好きですか?」 そしたらオペラ大好きだから、急に元気になって! さっきの空気は何だろうっていうくらい、極端。

残間:総理として絶好調のときで、SPが7人ぐらい来てるんだけど、あの人たちって本当に笑わないのよ! 壇上から「SPの皆さん、何を言っても笑わないんですね」って言っても笑わない。すごかった!

出水:残間さんとジュンコさんは「高野山・熊野を愛する100人の会」のメンバーでもいらっしゃいます。どのようなご縁で?

残間:私は最近8年ぐらい、和歌山の優良県産品「プレミア和歌山」の審査員長をやってるんですよ。なによりも高野山が好きで! 誕生日とか、雑誌の編集長をやるとか、人生の節目の時は高野山に登ってたんです。たまたま誕生日が3月21日で空海が入滅した日で、「今日はお大日さまの命日ですよね」って言ったら、「お大日さまはいまもおわします」って宿坊の人に怒られた。いまも朝夕に僧侶の方が奥の院にお食事を運んで、入滅しても奥の院で座禅を組んでいらっしゃるってことになってるんです・・・最近はスパゲッティもあげてるんですよ。

JK:ええ~!!

残間:「お大日さまはパスタもお召し上がりになるんでしょうか」って言ったら、「時代時代の中で生きていらっしゃいますから」って、本当にパスタを差し上げてた(笑)

JK:じゃあ、地元の梅干しも召し上がってください(笑)

残間:本当よね!

出水:残間さんがプロデュースしたイベントのひとつが、2007年に開催された「ユニバーサル技能五輪大会」。22歳未満の若者が技を競う国際大会です。

残間:日本は技能五輪でずっと金メダルを獲ってきたのが、だんだん韓国に負けたり台湾に負けたりするようになってきた。アメリカなんかは「コンピューターでやりますからいいです」って感じでずいぶん前に撤退してるんだけど、日本には指先で触って0.1以下ミリの差がわかる青年が今もいるんですよ。でも技を出す機会がなくなっている。技能五輪は世界何十か国が出場するんですけど、終わった後に必ず日本の青年たちが言うのが「英語をやっておけばよかった」。韓国の人なんかは英語で質問できるんですね。日本の子たちは手を挙げて英語で質問ができないんで、質問しないままやって0.3ミリ狂ったなんてこともあったり。

残間:韓国は30年前ぐらいから、メイド・イン・コリアが粗悪品だと言われるのは心外だ、ということで、大統領令でものづくりをする若い人たちを研修している。それで国際大会で金メダルを獲ると600万円、銀メダルは400万円もらえて、兵役も免除。しかも、国が保証人のような形で国内の一流企業に就職をサポートする。ものづくりの人たちがすごく尊敬されてるんです。22歳未満の技能者の他にも、年齢関係なく体の不自由な方や車いすの方とか・・・理容・美容部門でも韓国が優勝したりしています。

JK:いま韓国は美容関係がすごいからね。

残間:ホテルサービスも、日本人は律儀にやるんだけど、向こうの子は失敗したときにニコッと笑ったりする。そうすると点があがったりするの。つまり、リカバリーできることの方がサービスでは重要なのね。

JK:でも日本のものって他にはない良さがあるから、比べるってこと自体が違うんじゃないですか?

残間:たとえば大工さんの部門だと時間内に正確にモデルを作るんですが、日本の子は鯨尺とかを使ってきちっと作るんです。白い紙の上で作るんですけど、日本人のところだけ紙に線が無数に引いてある。他の国はぜんぶ方程式でやってて、数字が並んでるんですよ。日本の場合、最初に計測を間違うとやり直しや変更ができない。でもカンナ削りで日本の子は7位ぐらいになったんだけど、「彼のカンナ削りはすばらしい、こんなに薄く削れるなんて芸術だ」って言って、各国の選手が甲子園の土みたいに削ったのを持って帰ってましたよ。感動的でした。

JK:そういう日本の伝統的なもの、誇れるものがたくさんあるからね。

残間:フィンランドの新聞の1面を飾ったんですよ! その子が白いシャツに白いパンツに白いはちまきをして削ってる姿が。

出水:いろいろなイベントをプロデュースしていらっしゃいますが、「これだけは!」という芯みたいなものは何ですか?

残間:できれば自分の中の価値観・・・っていうと大げさですけど、他の人じゃなくて私がやったからこうなった、っていう。それは自分の中の問題ですけどね。通り一遍にやっちゃだめ、せっかく自分がやりなさいって言われたんだったら、私ならではっていうのがあればいいなと思っています。それがどれだけ発揮されているかはわからないですがね。

=OA楽曲=
M1. Too Young / Nat King Cole

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SixTONESジェシー「コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ」デビュー当時から“最も成長した”と感じるメンバーは?

ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。今回の放送は、SixTONES(ストーンズ)のジェシーさんが登場。5月1日(水)にリリースしたニューシングル「音色」などについて語ってくれました。



◆SixTONESで最も成長したメンバーは?
――SixTONESは5月1日で結成9周年を迎えましたが、ジェシーさんから見て、この9年間で最も成長したメンバーは誰ですか?

ジェシー:松村北斗は、コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ。だから僕が「マネージャーさんに、自分がやりたいこととかをどんどん言ったほうがいいんじゃない?」っていう話をしたら、それからいろいろな人と話をして、コミュニケーションをたくさん取るようになり、ドラマや映画に出たときも、スタッフさんやプロデューサーさんとご飯に行ったりしてコミュニケーション(の幅を)を広げるようになったので、それがすごくいいなと思います。

――松村さんが“人付き合いが上手になってきたな”と感じた瞬間はありましたか?

ジェシー:2015年にSixTONESを結成したときから(松村は)顔もキリッとしてかっこいいんですけど、しゃべらないとちょっと怖い印象があって。そこって、周りから見たらマイナスな部分でもあるじゃないですか。そういうところも含めて話をしたら、北斗はいろいろ調べたりしながら改善していったので“すごく成長したな”って感じますね。

◆仲が良いからこそ出る新曲「音色」の魅力

――今年は、2月からドームツアー「SixTONES LIVE TOUR 2024『VVS』」を開催。大阪府、福岡県、愛知県と巡り、4月のファイナルでは東京ドームで3デイズ公演がおこなわれました。このツアーを振り返ってみていかがでしたか?

ジェシー:合計10公演やらせていただいたんですけど“こんなに熱いライブがもう終わっちゃうんだ”という印象があって。“もっとたくさんの人に見ていただきたかった”っていう思いがありつつも、SixTONESとしては、今年ようやく初めて4大ドームツアーをやらせていただいたんですけど、これからもどんどんやっていきたい気持ちがありますし、“やっぱりSixTONESはライブだな!”って。

個々でもいろいろなお仕事をさせていただいていますけど、(全員が集まって)ライブをすると本当に“SixTONESの世界”になるので、そこがうれしいですね。僕自身も自由にやらせていただいています。

――結成記念日の5月1日(水)には、ニューシングル「音色」がリリースされました。こちらは、どういった楽曲になりましたか?

ジェシー:メンバーの京本大我の主演ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌なんですけど、結成日に発売できることが奇跡ですし、(楽曲が)ドラマとすごく合っているんですよね。そして、僕たちSixTONESは“絆”“仲間”というのがテーマとしてあるんですけど、それにもすごくマッチしていて、いろいろな人にハマる曲だと思います。

――SixTONESといえば「激しい楽曲」「ダンス」のイメージがありますが、今回はとても優しい印象があります。最初に聴いたときの印象はいかがですか?

ジェシー:“難しいな”と思いましたね。いま流行っている曲とか、ちょっと前に流行った曲をいろいろミックスしたのが「音色」かなと思いますし、オシャレすぎて、最初は“どうやって歌うんだろう?”って思いました。

でも、歌えば歌うほどより良くなってきて、メンバーを見ながら歌う演出とかもあって、ちょっとウルッとくる部分もあります。仲が良いからこそ出る「音色」の良さが今後もどんどん出てくると思います。

――歌詞に関してはいかがですか?

ジェシー:すごくいいですよね。ストレートに伝えてくれるシンプルな言葉が一番わかりやすくて刺さるのかなって。SixTONESらしい歌詞でもあるので(歌うたびに)大好きになってきていますね。

次回5月25日(土)の放送は、フレデリックから、三宅健司さん(Vo./Gt.)、高橋武さん(Dr.)をゲストに迎えてお届けします。

<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/

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