映画『千夜、一夜』久保田直監督に、倍速・スマホなど映像作品の楽しみ方について聞く!

TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』毎週土曜13時から放送中!

11月12日(土)放送の井上貴博 土曜日の「あ」。

ゲストコーナー「あ」の人は…映画『千夜、一夜』の監督久保田直さん。

久保田監督が番組に来るということで、「映像作品の楽しみ方」についてメールを募集したところ…

井上「今日のテーマは『映像作品の楽しみ方、これはあり?これはなし?』ということ沢山メールを頂きました。こんなメールが来ています。私が自宅で映像を見る場合です。初めの数分を見てみて残念だけどこれ、あまり細かく見る意味ないかもと思ったら、その時見ている機材で1.3倍になるか、1.5倍になるか、やや早送りで見てしまいます。その代わりというわけではないのですが、できる限りスマートフォンではなく、大きな画面で見るようにして、なるべく肝心なところを見逃さないよう気をつけています」

田中「うーん」

井上「倍速にすることはあるけれども、小さな画面よりも大画面で見るようにしてるんですよ、というご意見ですけど。久保田さん。倍速で映画作品映像作品を見るということは、私自身もそういうことが本当に増えてきてるんですけれども…これどう感じますか?」

久保田「基本的に作り手としては倍速で見られないように頑張って作るというふうにしか言えないんですけど…たぶん、もうそういう時代になってきてるのかなって思います」

井上「はい」

久保田「僕テレビ番組も作ってるので、テレビは相当危機感を感じて…倍速問題だけでなく、尺の問題もあって。たぶんYouTubeとかを見てる人たちにとってみたらもう15分が限界っていう。僕の作ってるのは1時間2時間のドキュメンタリーなので、見てもらえないかなみたいな気持ちにはなります。ただ、映画の場合は自分の意思で
お金を払って、あの特別な空間、真っ暗な空間に入って集中して見る。そこはギリギリ守られてる世界なので、この環境はなくならないで欲しいなとは思いますね」

井上「そうですね」

久保田「そういうものが無くなっちゃうと、自分の感情を育てるものが無くなっていくような気がして。データを的なものはいっぱい蓄積される。だけど感情が育たないっていう気がします」

井上「最後おっしゃいましたけど、倍速で見ることでデータは蓄積できるかもしれない。でもその感情の部分どうなんだ。私自身もインプットをしなければと考えると、ある程度限られた時間で多くのものを見たいとなる・聞きたいとなると、やはり1.5倍を選択してしまってる自分がいるんですよ。でも絶対的に、その間の表現とかまで感じることって大切なこともある。それも頭では分かってるんですよね」

久保田「映画を倍速して見るんだったら、パンフレットのあらすじを読んで頂ければ、それで事足りますっていうか。それと変わらなくなってしまうので。そうじゃないものどれだけ感じて頂けるかっていう。でもね、逆の気持ちは分からないでもない」

井上「というと?」

久保田「昔、ATP賞(全日本テレビ番組製作社連盟)の審査員というのを何回かやったことあるんですけど。応募作品全部見なきゃいけないんです。一応、決め事として早送りしちゃいけない。当然しないよとか言いながら見始めるんですけど。応募作品ももの凄い沢山あって、1本50分ぐらいはあるんですよ」

田中「うわぁ…」

久保田「なんか『里山シリーズ』みたいな4本ぐらい出してきた制作会社があって…本当に何も起こらないですから、ずっと山の風景。だけど、それを我慢して見てると、里山の気分になっていくっていうのはあったので。早回しはやっぱり良くないなと」

井上「続いてのメールです。私の映像作品を楽しむこだわりは、ドラマの一時停止はありだけど、映画の一時停止はなしということです。映画は最初からエンドロールまで通して一つの作品という意識があるので、家で見るときであっても最初から最後まで止めずに通して見ています。うまく聞き取れないセリフがあったとしても止めずに通します。ただし、一度全部を通して見た後は、気になったシーンを見返したり、好きなシーンだけ繰り返し見たり、一時停止しながら見たりするのもOKになると、こういったルールを課しているということです」

田中「なるほど」

井上「見終わった後だったら伏線回収とか、あそこどうなってたかなっていうのを見返すのはありだっていうルールですね」

久保田「今のお話も映画館で見てたらそんなことはあり得ない話で。もう前提としてNetflixとか、家で見るという前提だと思うんです。つまりそれぐらい見方が変わってきてるので、もうどういう見方をされても良いんだと思います」

井上「なるほど」

久保田「映画とか自分が好きな作品って、一回見てもうお腹いっぱいになるものではないような気がするんです。何回も見たくなる。
昔、香港の映画監督ツイ・ハークさんっていう方に教えてもらったんですけど。人間の成長って何で分かると思うかっていう話の時に『子供の時に読んだ本・見た映画・聞いた曲を、大人になってもう1回聞くと違って聞こえたり違って感じる。それが君の成長だよ』って言われました。なるほどなって思って、本当に自分が気に入ったものは何回見ても良いんじゃないかっていうのが僕の考え方です」

井上「何回も見たい見るべきっての分かってましたけど、それを年齢で追っていくと、それが成長なんだ成長実感できるっていう切り口は、ものすごく目から鱗が落ちました」

タグ

SixTONESジェシー「コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ」デビュー当時から“最も成長した”と感じるメンバーは?

ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。今回の放送は、SixTONES(ストーンズ)のジェシーさんが登場。5月1日(水)にリリースしたニューシングル「音色」などについて語ってくれました。



◆SixTONESで最も成長したメンバーは?
――SixTONESは5月1日で結成9周年を迎えましたが、ジェシーさんから見て、この9年間で最も成長したメンバーは誰ですか?

ジェシー:松村北斗は、コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ。だから僕が「マネージャーさんに、自分がやりたいこととかをどんどん言ったほうがいいんじゃない?」っていう話をしたら、それからいろいろな人と話をして、コミュニケーションをたくさん取るようになり、ドラマや映画に出たときも、スタッフさんやプロデューサーさんとご飯に行ったりしてコミュニケーション(の幅を)を広げるようになったので、それがすごくいいなと思います。

――松村さんが“人付き合いが上手になってきたな”と感じた瞬間はありましたか?

ジェシー:2015年にSixTONESを結成したときから(松村は)顔もキリッとしてかっこいいんですけど、しゃべらないとちょっと怖い印象があって。そこって、周りから見たらマイナスな部分でもあるじゃないですか。そういうところも含めて話をしたら、北斗はいろいろ調べたりしながら改善していったので“すごく成長したな”って感じますね。

◆仲が良いからこそ出る新曲「音色」の魅力

――今年は、2月からドームツアー「SixTONES LIVE TOUR 2024『VVS』」を開催。大阪府、福岡県、愛知県と巡り、4月のファイナルでは東京ドームで3デイズ公演がおこなわれました。このツアーを振り返ってみていかがでしたか?

ジェシー:合計10公演やらせていただいたんですけど“こんなに熱いライブがもう終わっちゃうんだ”という印象があって。“もっとたくさんの人に見ていただきたかった”っていう思いがありつつも、SixTONESとしては、今年ようやく初めて4大ドームツアーをやらせていただいたんですけど、これからもどんどんやっていきたい気持ちがありますし、“やっぱりSixTONESはライブだな!”って。

個々でもいろいろなお仕事をさせていただいていますけど、(全員が集まって)ライブをすると本当に“SixTONESの世界”になるので、そこがうれしいですね。僕自身も自由にやらせていただいています。

――結成記念日の5月1日(水)には、ニューシングル「音色」がリリースされました。こちらは、どういった楽曲になりましたか?

ジェシー:メンバーの京本大我の主演ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌なんですけど、結成日に発売できることが奇跡ですし、(楽曲が)ドラマとすごく合っているんですよね。そして、僕たちSixTONESは“絆”“仲間”というのがテーマとしてあるんですけど、それにもすごくマッチしていて、いろいろな人にハマる曲だと思います。

――SixTONESといえば「激しい楽曲」「ダンス」のイメージがありますが、今回はとても優しい印象があります。最初に聴いたときの印象はいかがですか?

ジェシー:“難しいな”と思いましたね。いま流行っている曲とか、ちょっと前に流行った曲をいろいろミックスしたのが「音色」かなと思いますし、オシャレすぎて、最初は“どうやって歌うんだろう?”って思いました。

でも、歌えば歌うほどより良くなってきて、メンバーを見ながら歌う演出とかもあって、ちょっとウルッとくる部分もあります。仲が良いからこそ出る「音色」の良さが今後もどんどん出てくると思います。

――歌詞に関してはいかがですか?

ジェシー:すごくいいですよね。ストレートに伝えてくれるシンプルな言葉が一番わかりやすくて刺さるのかなって。SixTONESらしい歌詞でもあるので(歌うたびに)大好きになってきていますね。

次回5月25日(土)の放送は、フレデリックから、三宅健司さん(Vo./Gt.)、高橋武さん(Dr.)をゲストに迎えてお届けします。

<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/

Facebook

ページトップへ