券売機を壊され賠償金180万! ハロウィンは渋谷に来ないで!
TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』毎週月曜日~金曜日 朝6時30分から放送中!
10月11日(水)放送後記
毎年大きな問題になっている「ハロウィン」の大騒ぎによる被害。これを受け今年渋谷区長が会見を開き、「ハロウィーン目的で渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけました。この対応について、渋谷の商店街の皆さんはどう見ているのか、渋谷センター 商店街振興組合 鈴木達治理事長に伺いました。
それでも来るのではという不安・・・
渋谷センター 商店街振興組合 鈴木達治理事長
ハロウィンに関してはゴミの大問題ですね。それと、店の敷地内に排泄をされる、シャッターが壊される、器物損壊ですね。あと騒音ですね、喧嘩、要するにいろんな様々な被害がこのハロウィーンのときには必ず起きてしまってるっていう状況です。行政に関しては本当に一生懸命、対応・対策を練って、計画されている状況ですので、ハロウィン目的で来ないでくれというふうなアナウンスをしても、コロナが五類になりまして、外国人の入国緩和が行われましたから、相当の外国人の方が入っていらっしゃってるので、コロナ前以上に人が増えるんじゃないかという懸念がありますので、当然そういうアナウンス自体は発信するってことは、もう当然のことだと思いますが、来ないでくれと言っても来るっていうのはもう確実だと思いますね。
区長は、韓国の梨泰院で起きた群衆事故も心配していますが、商店界にとっては、とにかくトラブルだらけで踏んだり蹴ったりだと言う渋谷のハロウィン。騒音やゴミ問題など長年に渡り必ず起きているとのこと。
区が呼び掛けを行ったり、条例でハロウィンの期間、18時以降の路上飲酒を禁止にするなど様々な働きかけを行っているそうですが、鈴木さん曰く、外国の方も増えてきているので、どれだけ呼び掛けを行ったとしても、今年はコロナ前より人が多くなるのではと懸念していると仰っていました。
渋谷区観光協会の金山代表にもコメント頂きましたが、この呼び掛けは毎年のように行っており、協会としても2016年からメッセージを発信しているものの、中々声が届かず、心苦しいと仰っていました。
そうなると今年も被害がでてしまいそう。騒音やごみ問題だけでなく、「器物損壊」も大きな問題だと言うお話しがありましたが、具体的にはどんな被害が出るのか?実際に被害を被った飲食店の方にもお話しを伺いました。渋谷の道玄坂にある、道玄坂 サムライヌードル 麺匠 真武咲弥 渋谷店 代表の奥村 宗弘さんのお話しです。
仮装ならではの悩みも
麺匠 真武咲弥 渋谷店 代表の奥村 宗弘さん
2018年の10月のハロウィンの日にラーメン屋さんなので券売機があるんですが、その券売機のお札の入れるとこに、2リッターのペットボトルで水を入れられて、券売機故障したんですけど、そのときのハロウィンもやっぱ忙しくてですね、手作業でスタッフが注文を聞いて、対応した感じになります。仮装したまま来る方もいるので、うちは防犯カメラがついてるので、大抵だと大丈夫なんですが、仮装してるとやっぱ顔がちゃんとわからないってところが、不安要素ではありますね。券売機の賠償はしていただきました本人に。警察に届け出を出したんですよ。ちょうど前で騒いでて、券売機に水を入れるところが防犯カメラに映ってたので、その映像(SNSで)流したんですけど、次の朝7時にSNSの方で見て本人が謝りに来たので、取り下げはしたんですが、賠償金は180万ほど払っていただきました。
当時はたまたま、犯行現場の映像をSNS上で流したところ、24時間以内に60万回以上再生され話題になり、本人が会社に行ったら、上司が「これ、お前じゃないか、今すぐ謝りに行ってこい!」と言われたそう。
当の本人は酔っぱらっていて記憶がなかったそうですが、ちゃんと謝罪にきたそうで、警察へ出した届け出を取り下げた代わりに、180万円の賠償金を払ってもらったと言うことです。
ただ、これは非常にまれなケースで、奥村さんが話していたように、いくら防犯カメラがあっても、仮装した状態だと、本人を特定できないのがハロウィンならではの問題で、非常に難しい。
鈴木さんと同じく、奥村さんも、渋谷区の呼び掛けや働きかけの努力は評価しているものの、一度被害にあってる身として、今年のハロウィンも安心できないと言う事でした。
ただ、色々大変そうですが、人が多く集まる方が、商店街や飲食店にとって稼ぐチャンスになるのでは、多少なりともメリットもあるのではと思って聞きました。再び鈴木理事長のお話しです。
最大の問題は「主催者がいない」
渋谷センター 商店街振興組合 鈴木達治理事長
特に31日では、もうお店を早く閉めなければならないっていう状態がもう何年も続いてると。午後もう6時ぐらいにはもう店舗を閉めると、それに伴って一般のお客様がセンター街に来れない状態ですね。商売が成り立たない状態。多くの店舗の方からそういう声聞きますし、もうとにかくメリットは一つもないし、本当にもう勘弁してくれっていうことですよね。とにかくこの主催者のいない人の集まりなんで、開催するとか中止っていうその言葉がないんです。だから、何か主催者がいれば、中止とかそういうのがあるけど主催者のいない状態での人が集まってくる状態ですから、ここをどういうふうに関わっていくかっていう向き合っていくかっていう、大変最大の問題が、もうちょっと何年か続いてるんですけど、本当にちょっと思いとどまっていただきたいっていうのは強い思いであります。
あれだけ人が集まるのに、商売にならない、むしろ危害が出るのでメリットがないと。
今回、渋谷でパーソナルジムを営む株式会社Levenの関塚純平代表にもお話しを伺いましたが、去年もハロウィンの翌日、ボランティアで、始発で渋谷に行ってゴミ拾いを行ったというお話。そこでは沢山のボランティアの人たちがゴミ拾いをしていたそうで、大騒ぎした当事者ではなく、他の人たちが頑張って、なんとか翌日の渋谷の街をキレイしている状況。
こうした人たちの声を聞いて、今一度ハロウィンの過ごし方を皆さんに考え直して欲しいですね。
