耳穴巨大男

TBSラジオ『俺達には土曜日しかない』毎週土曜 深夜24時から放送中!

11月4日(土)放送後記

桜井の4番

毎週この番組に来ると、一週間の振り返りをする翔さん。今週は福岡の香ばしいイベントに行ったそうです。
どうやらBreaking Downのような雰囲気のイベントで、そこで日本でも5本の指に入るようなセレブニキにあったそうです。そのセレブニキの豪邸にもお邪魔したらしく、MJがBeat Itの時に着ていたジャケットが飾ってあったそうです。オークションでレディーガガとの勝負に勝って手に入れた逸品。他にもローリングストーンズやKISSの全メンバーのサイン入りギターがあったり、家の中に温泉や竹藪があったり、フェラーリが無造作に置かれていたり、とにかく戦闘力が半端ないセレブニキだったそうです。そんな人が参加するイベントって何なんでしょう。すごい地下にある金網のコロシアムで、荒くれ者達がサバイバルゲームを繰り広げてる姿を、ワインやシャンパンを飲みながら、セレブたちがニヤニヤ眺めているイベントかも。
そしてそこに翔さん。最近、鎖骨を骨折。10月に開催したイベントの名前「天挑五歌仙大演會」。この五歌仙って実は出演アーティストではなく・・・。これ以上深入りするのは危険かもしれません。

今週、ファンの方からおつまみちゃんを頂いて、この日に持参して来た翔さん。
なんと最新のTHE ALFEEのライブグッズ「鋼じゃない菓子F(ふんわり)」。味は、「うなぎ山椒」「マヨネーズ胡椒」「スイートコーン」の3種にトレカ3枚付き。
味も絶品。そして肝心のトレカ。桜井の4番。すごいリラックスした桜井さん。マイクを持って両手を挙げてノリノリの桜井さん。それが桜井の4番。他は高見沢の9番と坂崎の11番。

【譲】 高見沢の9番・坂崎の11番
【求】 桜井

そして一応こちらでもおつまみを用意していました。それは、先週ゲストでお越し頂いた筋肉少女帯の大槻ケンヂさんが紹介していた「ちくわプリッツ」。すると、翔さんも実際に作っていたそうです。これがまた美味しいとのこと。色々アレンジもしてみた結果、これに海苔が合うようです。
そしてなんと、その「海苔ちくわプリッツ」が翔さんが経営する渋谷のBARで商品化することに!一応©大槻ケンヂさんなので、大槻ケンヂさんは翔さんのBARは永年無料会員となりました!

この日の台本に、翔さんは思わず笑ってしまいます。
「耳穴巨大男こと、綾小路翔がお送りしている俺達には土曜日しかない」。
リスナーの皆さんには意味が分からないかと思いますが、これは先週の放送前に能元マネージャーが翔さんのイヤモニ(「イン・イヤー・モニター」)を忘れたときに出てきたワードです。翔さんは他の人と比べて、耳の穴が大きく、普通のイヤホンじゃ落ちてしまうのです。だからデカいイヤホンじゃないとダメ。そう、翔さんは耳穴巨大男だから。妖怪・白身すすりであり、耳穴巨大男。もう化け物です。
先に言っておきます。番組でもお知らせした通り、来週は録音放送で、この日の生放送の5分後に収録したのですが、引き続き耳穴巨大男の話題で盛り上がっています。是非お楽しみに!

第57回は、「脱・若さボーナス」

今週もたくさんのお悩み・モヤモヤメールありがとうございました! 今週は翔さんがセルフ解決していってしまったため、みんなで解決するモヤモヤがなかなか決まらず、最終的に20歳のリスナーの「若さ故に人の甘やかしに慣れてしまい、今後自立するためにはどうすればよいか?」というモヤモヤを、時間がない中で解決することに決定。

耳穴巨大男の登場でほとんどアンサーを紹介できない中、ベストアンサーに選ばれたのは、

「亀の甲より年の劫」

生きているだけで自然に身についたスキルは、若者よりも多いはず。なので若さボーナスがなくなっても、大抵のことはなんとかなります!自信を持って!
それでは今週もお聞きいただきまして、ありがとうございました!来週もなにとぞ!

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50年後はクリスマスに紅葉が見られる!?【気象予報士が温暖化を解説】

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

11月7日(火)放送後記

TBSラジオでは、11月5日・日曜日から 11日・土曜日まで、SDGsキャンペーン「地球を笑顔にするWEEK」をお送りしています。番組では、天気が好きすぎる気象予報士・増田雅昭さんによる「100年前といまの天気を比べて、温暖化について考えよう!」をお送りしました。

「気候変動」と言われるとテーマが大きくてなかなか取っつきづらいですが「いま、どんな状態なのか」現状を知ることが大事です。ということで、今回は、東京の天気について、100年前といまと比べて、どのように変化しているのか、知っていきましょう!

キーワード1:暑い暑いというけれど、どのぐらい?まずは“気温”です!

さて、11月に入りましたが、100年前の1923年の東京の11月上旬。都心の気温、どのぐらいだったと思いますか?

東京では1875年から150年近く観測が続いているんですが、100年前の11月の都心の最低気温、4.2℃という日がありました。その前後の年も見てみたところ、たとえば1921年は、11月の上旬…今くらいの時期の朝の気温が2℃~4℃くらい。11月の後半だと氷点下の日が数日あった。

今年は、まだ東京都心は10℃を下回ってないですし、11月に入って、25℃以上の夏日も数日、観測しています。こんなに差があるのって、驚きますよね。

ということで、まずは、やはり“気温=暑さ”の変化です。今年の夏、東京は記録づくめで、暑さの年間最多日数をいずれも更新。

・最高気温35℃以上の猛暑日が22日。
・30℃以上の真夏日が90日で一年の約1/4。
・25℃以上の夏日も今日時点で141日。
・最低気温が25℃を下回らない熱帯夜は57日もありました。

ちなみに100年前1923年の東京は…35℃以上は1日だけ、熱帯夜は7日だけで今年より50日も少ない。

東京など都市部は、特に気温が上がりやすくなっています。ヒートアイランド現象と言われて、人工的な熱が出される影響が大きいのですが、ただ、都市部でないところも確実に気温が上がっています。国内の全国の平均気温が毎年、気象庁によって集計されていて、それは都市化の影響が少ない観測場所、たとえば、関東だったら千葉県の銚子などをピックアップして全国平均を出しているのですが、ここ130年間で・・・

1位が2020年、2位2019年、3位2021年、4位2022年、5位2016年。

明らかに近年ばかりなんです。
もう少し細かく見ていくと、全国の高温記録。1位が埼玉県熊谷と静岡県浜松の41.1℃。これは2018年と2020年、最近出ていますよね。全国の最高気温記録トップ20は、40℃超えばかりですが、ほとんどが2000年以降なんです。

ところが、逆に低い方の気温の記録はというと、北海道旭川の-41.0℃が1位で、1902年。低い気温の記録トップ20は、-35℃以下の記録ばかりですが、ほとんどが明治・大正・昭和の時代。もちろん令和はありません。唯一、北海道の占冠(しむかっぷ)の-35.8℃が、2000年以降でランクインしているだけです。

もちろん、日本だけでなく、100年前と比べて世界の平均気温も、地球全体で「0.74℃」上がっています。しかもグラフの上がり方は、2010年以降が顕著に上がっているんです。

天気の世界では「予報は外れることはあるけれど、観測は嘘をつかない」と言われます。観測を積み重ねてきたこの数字は、動かぬ証拠。ここ100年、気温は確実に上がってきてしまっているということです。

キーワード2:気温が上がると、“生活”が変わってしまう!

このまま気温が上がり続けてしまうと、私たちの「生活」に大きな影響があります。

まずは、農作物への影響です。例えば「米の収穫量」。いまの予測だと2060年代、北海道ではお米の収穫料が増えますが、一方で、東北より南の各地、列島の大部分で、高温障害などにより収穫量が今より8~15%減ると言われています。

次に、りんご。現在は本州の広い範囲で栽培できます。南関東の沿岸部とかは気温的に難しいが、関東も内陸は栽培できる気温です。一方で、北海道は今は気温が低すぎて、リンゴの栽培に向いていない所が多い。ところが、このまま気温が上昇すると、2050年ころには、東海地方から西の各地は、リンゴの栽培が難しくなる気温の所が多くなり、関東も内陸も含めて、難しい気温となってしまいます。

一方で、今は栽培が難しい北海道は、気温が上がることで、栽培に適する土地になります。もちろん、品種改良などが行われて対応していくのでしょうが、農家の方などは、何かしらの対応・変化が求められるようになるでしょう。

海産物への影響もあります。ここ数年、サンマの漁獲量が減って高騰が続いていますが、これは海水温が高いことで南下=南へ泳いで来るのが遅れたり、日本から遠くを泳いで南下してしまうことが原因のひとつと言われています。今後、海水温が上がり続けると、サンマのような影響がさらに広がるでしょう。海水温も、日本周辺では100年前と比べて1.16℃上がっています。たった1℃と思うかもしれませんが、1℃が大きいんです。海は広大で深く、熱をため込む容量が大きいため、とうぜん大気の温度や風の流れにも影響を与えます。そして、水は熱しにくく、冷めにくい。冬の朝のお風呂場をイメージしてください。お風呂場の中は寒いけど、湯舟のお湯はまだ水になっていません。お風呂場の中の空気はすぐ冷えるけど、水は簡単には冷めないわけです。海も一緒で、いったん温まったものはすぐには冷めません。そこに深刻さがあります。

キーワード3:気温が上がると、“季節”が変わってしまう!

今の時期、つまり「秋」も変わってきます。秋の終わりが近づいてからの台風が増えることが予想されます。台風の発生・発達は、海水温が27℃以上のときと言われます。さきほども言ったように、海水温は年々高くなっています。そうすると、今までなら秋の終わりになって海水温が下がって、台風が発生しにくくなったり、日本に近づいても衰えたりしていたのが、発生が増えたり、秋の終わりの11月でも衰えずに来る台風が増える可能性がある。今年の10月は強い台風の接近がありませんでしたが、今から4年前、2019年10月の「台風19号」は東日本の各地で川が氾濫するなど、広範囲に大きな被害をもたらしました。10月に強烈な台風が来ることは今でもありますが、このまま海水温が高くなると、強力な台風が来る期間が長くなって、11月にズレこむことも十分に考えられます。

気温が上がることによって、「紅葉」が変わるかもしれません。紅葉は、気温が8℃を下回る日が数日続くと、木々の色づくスイッチが入ると言われています。が、朝晩の気温が下がるタイミングが遅くなっているので、紅葉の色づきも遅い。実際、このところ紅葉がだんだん遅くなってきています。

100年前の紅葉の観測データはないですが、気温から換算すると、東京の街中でも10月か11月の前半には紅葉していたはずです。全国の気象台の観測を平均したものだと、紅葉は10年で3日くらい遅くなっています。50年で15日だから半月ほど遅いんです。東京は今のカエデの紅葉日は、平年で11月28日頃。ということは、50年後は12月の半ばに紅葉となる。あくまで平均だから、とうぜん年によってバラツキがあって、クリスマスに紅葉という年も出てくるかもしれません。

そしてすでに、兆候が出ているのが「蚊」です。今年も9月、10月に活動が活発化しました。蚊は、35℃を超えると活動しないので、今年の夏は少なかったのですが、活動期が秋にスライドした感じですね。気温が下がると卵が孵化できないので秋は発生しにくいのですが、気温が上がると秋でも生まれやすくなります。今後、秋の蚊は日常的になるのかもしれませんね。

私たちにできることは?

生活に大事な話だけど、規模が大きすぎて、どうしても“身近なもの”として捉えづらいものです。気温が上がっている原因も、複数のことが絡んでいて、「これをやればすぐに解決!」ということはないので厄介なんですが、やはり「関心を持ち続けること」は大事ですよね。たとえば、日常の会話に落とし込んでいく、というのはすぐできる一つの方法。今の時季に蚊が飛んでいたら、「あっ、やっぱり秋の気温上がってるよね」とか。「今日暖かかったね、昔はこんなことなかったよ」とお子さんと家庭で話をするとか。ふだんの挨拶でまず天気から入るときも、「今日の夏日、びっくりですよね。気候が変わってきてますよね」とか。そういうところで、関心をみんなが持ち続けるのが大事だと思います。

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