プロ野球解説者・井端弘和がドラゴンズに入団して「守備がうまい!」と思った選手は?

東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月~金17:15~19:00)に出演した井端弘和氏が、中日ドラゴンズに入団(1997年ドラフト)して「守備がうまい!」と思った選手について聞かれ答えた。井端氏は、久慈照嘉氏、酒井忠晴氏、そして、川相昌弘氏の名前を挙げた。

久慈氏は、井端氏の入団1年目のシーズンに阪神から移籍してきた。その後、酒井氏もロッテから戻ってきた。井端氏は、この二人の守備を「魅せる守備」と表現し、具体的には「華麗なグラブさばきのこと」と説明した。そして井端氏自身の守備については「決して魅せる守備ではなかった」と話した。

井端氏は「魅せる守備では、到底二人に追いつけないと思った。華麗なグラブさばきを自分がやろうとすると、軽いプレーに見られる恐れがあった」とし「堅実にやらなければというところで、ちょっと方向展開して」手本としたのが、2004年に巨人から移籍してきた川相昌弘氏だったという。

井端氏は、久慈氏や酒井氏の守備スタイルの練習をしながらも「(ここぞというときに)やろうと思えばできるというスタンス」でいたそうだ。そして、川相氏のスタイルを学ぶことによって、確固たる地位を築いて行ったという。そのヒントは川相氏の練習にあったのだ。

川相氏は、練習で(他の選手が)見ていて「おもしろくないだろうなあ」というノックをずっと受けていた。捕球が容易と思われる打球を、より丁寧に処理していた。その姿勢を見ていて井端氏は「やさしいゴロほど丁寧に。むずかしいゴロほど力を抜いて」といいう極意を学んだという。

「余裕があるときにはしっかり捕って、きわどいときには、思い切って勝負にいく。全部上手から投げるのではなく、下手からのほうがいい場合もある。これでレパートリーが増えた。」井端氏は、ステップアップのためのスキルアップを果たした。

3人の名内野手から多角的に習得した井端氏は、打球によって捕り方を変えることで、余裕と自信をもって投げられるようにもなったという。それがゴールデングラブ賞6年連続受賞(2004年~2009年)の実績につながっていったことは間違いないだろう。

ドラゴンズステーション
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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