坂本龍一の曲をかけてDJ源石和輝がコメントをつけて追悼『Music Submarine』

TOKAI RADIO『Music Submarine』(土27:00~28:45 DJ源石和輝)は「週末の深い深ーい夜。ゲストトークと心地よい音楽で彩るミュージックプログラム。合言葉は『より深く』。週末深夜にふさわしい選曲で、深海の底にいるようなリラックスムードを醸成する」番組。

4月8日(土27:00~)の番組も、DJ源石は「土曜深夜は特別な時間。意識の奥底で何かがうごめくような感覚があります。そんなひとときに響くエモーショナルな音楽の数々と、様々なジャンルのゲストとのトーク、深い海の底にいるようなくつろぎと、ラジオにしか醸し出せない人の温もりを探す旅に出かけましょう」というフレーズで始めた。

オープニングナンバーは、映画「ラストエンペラー」のテーマ。そして、源石はオープニングトークで「坂本龍一さんの訃報が、日本を襲い、世界を駆け巡る、そんな1週間でした。ついこの間ですよ。この番組で、坂本龍一さんがピアノを弾く。鬼気迫る表情で、指先に力を込めるところまで映し出す、そんなテレビ番組を見たという話をした矢先だったんですよ。何か、あの時、感じるものがあったんだと思います」

「この番組でも、去年のクリスマスのエンディングが『戦場のメリークリスマス』だったり。坂本龍一さん、そして、高橋幸宏さんも亡くなってということで、YMOゆかりの楽曲もお届けしてきました。お届けした曲を、また、こういう形でリプライしなきゃいけないというのは、本当につらいし、2023年というのは、YMOのうち2人を持っていくという、ずいぶん罪作りは年だなと思いました」とコメントした。

続いてかけたゆかりの曲は、YMOの「以心電信」(1983)と、坂本の1987年のアルバム「Neo Geo」から、イギー・ポップをフィーチャリングした「RISKY」の2曲。源石は「『RISKY』は、当時、高級車のCMソングにも使われていて、坂本龍一さんも出演してして、カッコよかったですね。『きっとビッグカーの時代が来る』というコピーも踊っていましたが、確かにその通りになりました」と話した。

続いての曲は、忌野清志郎と坂本龍一の「い・け・な・いルージュマジック」(1982)と、GEISHA GIRLSの「Grandma Is Still Alive」(1994)の2曲。源石は「『い・け・な・いルージュマジック』は、化粧品のCMソングでしたが、ミュージック・ビデオもなかなか過激で、2人のキスシーンがあったり、お札をバラまいたり。そんな場面も思い出します」

また「GEISHA GIRLSは、つまり、ダウンタウンです。ひょんなきっかけから、坂本龍一プロデュースで曲を出すことになって、作ったうちの1曲がこの曲。ダウンタウンの漫才を大胆にサンプリングして。このときの縁もあって、ダウンタウンの『ごっつええ感じ』コント番組に坂本龍一さんが出演したんですよ。『よくこんな恰好で出たな、教授!』という恰好でした。今回の訃報を聞いて、真っ先に思い出したのがコレでした」

そのほか、坂本がアイドルに提供した曲として、荻野目洋子の「無国籍ロマンス」(1985)と、岡田有希子の「くちびるNetwork」(1986)を。また、当日は鉄道関連のゲストが入ったので、鉄道関連の坂本作品として、サーカスの「ホームタウン急行(エクスプレス)」(TVドラマ「鉄道公安官」主題歌・坂本龍一編曲)と、坂本美雨の映画「鉄道員」主題歌(坂本龍一作曲編曲)を紹介した。

源石は「とにかく、論客という一面もあるし、コミカルなことにも、とがったことにもチャレンジしていく、人としての振り幅が広いなということを改めて感じました」とコメントした。

Music Submarine
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週土曜 27時00分~28時45分
出演者:源石和輝
公式Twitter

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

佐倉綾音 初舞台で感じた役作りの難しさを語る「やばい、私のやつ間違えてるかも」


 

Facebook

ページトップへ