【ラジオな人】J-WAVE 編成部長 渡邉岳史さんが語る番組制作のこだわり、J-WAVE のこれから【前編】

ラジオ局の「中の人」に突撃取材する連載企画「ラジオな人」がいよいよスタート! 第一弾で登場いただくのは、営業・制作を経て現在はJ-WAVEの編成部長としてご活躍中の渡邉岳史さん。2018年で開局30周年を迎えるJ-WAVEのこれまで、そしてこれからの取り組みについて伺ってきた。

―― J-WAVEの特徴はズバリ何でしょう?

「東京ローカル」の放送局ということもあり、都市生活者を意識した内容や選曲を心掛けている点ですね。

―― 全国の人の中には、ラジコプレミアムでJ-WAVEを聴いてみたいけど、番組が多いので、どんな番組から聴いていけばいいのか分からないという人も多いと思います。そこで、初めて聴く人にもおすすめの番組を教えてください。

絞るのは難しいですが、『SONAR MUSIC』の選曲は、エッヂか効いてます。この先有名になりそうな音楽は、確実に捉えています。また『SAISON CARD TOKIO HOT 100』はJ-WAVEの独自のチャートに注目です。ユニークな番組でいえば『ORIENTAL MUSIC SHOW』は、中東や南アジアの音楽を紹介する番組で、聴くと「なんだこの不思議な番組は?」と思います(笑)。

―― 確かに『ORIENTAL MUSIC SHOW』は、他の番組ではかからないような曲がたくさんかかりますね。ところで、J-WAVEは、若手を発掘するのが早くて、J-WAVEで注目したアーティストがブレイクしたり、よくかかる音楽が全国的に有名になっていく…ということがよくある気がするのですが…。

これは自信を持って言いますが、J-WAVEに出たアーティストが売れることはよくあります。最近だとSuchmos(2016年4月~2017年3月まで『THE KINGS PLACE』を担当)もそうだし、星野源さん木村カエラさんDef Techとか、たくさんいます。あと、文化人だと10年以上前に『TR2』を担当していたリリー・フランキーさんみうらじゅんさん菊池成孔さんも。

―― リリー・フランキーさんは『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜(扶桑社)』で全国的に有名になる前からJ-WAVEでナビゲーターを務めてましたよね。

そうなんです。しかも、当時はまだあまり知られていなかった安めぐみさんも出演していて、安さんもラジオに出るうちにどんどん有名になっていきました。番組もジワジワと人気が出てきて、深夜番組なのに大量のメールが届いていました。リリーさんも、深夜2時スタジオの番組なのに「寝坊しました」って言って遅れてきたりして、そこも深夜番組っぽくて面白かったです。

―― 私のまわりでJ-WAVEの深夜番組を聴いている人も多く、「どうやったらメールが読まれるのか知りたい」と悩んでいる人がいるんですけど、コツはありますか?

深夜に放送している『SPARK』や『THE KINGS PLACE』は番組によって採用されるメールの傾向があると思うので、「どの方向を狙っていけばいいか」ということは、放送にヒントがあります。特に、月曜の『SPARK』を担当している尾崎世界観さん(クリープハイプ)とか、独特なので(笑)。

―― いずれの番組も個性があって面白いですよね。

ただ、ラジオは双方向が醍醐味というところもあるから、メールの内容がイマイチの週があったら、ナビゲーターが「イマイチ」って言ってもいいと思うんです。言ったからといって「嫌な奴」とは思われないと思うし、ラジオだからこそ、そういうことも大事だと思います。

―― 渡邉さんがこれまでに印象に残っている番組を教えてください。

今でも特に印象に残っているのは、南美布さんがナビゲーターを務めた『VIVA! ACCESS』。2000年にスタートした番組で、当時、ネットが今ほど発達してなくてワープロを使っていた人もいた頃に、1000通を超えるメールが届いてました。南さんは、それまではステキな声質を生かすような番組を担当していたんですが、放送以外で話すと明るくてポップで、その良さを生かすような雰囲気の番組にしたんです。

さらに、今ではあり得ないけど、ゲスト出演してくれたミュージシャンのスタジオ生演奏の模様(動画)を撮影して、そのままアップして見られるようにしてました。ホームページをしっかりと作ったり、放送開始時間も他局の番組が12時スタートにしているなか、11時30分スタートにしたりしたところ、数ヶ月のうちに高い聴取率を得るようになって、手応えを感じるようになったんです。せっかくこの世界に足を踏み入れたんだったら、その「リスナーの心を揺さぶっている」という感覚を掴むまでは頑張った方がいいぞ!ということを主に後輩ラジオマンには言っています。成功体験を一度持てば、その体験をベースにした企画をやることがすごく大事。あとは、時代によって変わっていくものに対して、どのようにアジャストしていくかが大事です。

―― 『VIVA! ACCESS』はリクエスト番組でしたが、特にこだわった点はありますか?

この番組に限ったことではありませんが、リクエストをいただいたからといって何でもかけるという訳ではなく、ユニークな曲のリクエストがあると、わざとかけたりしました。リクエストって、どうしても他の人が知ってる曲ばかりになってしまいがちだから、語弊はあるかもしれませんが “リスナーを鍛える” という意味合いも込めて、ハッとするようなユニークな曲をかけてました。ただ、単に「リクエスト募集」だけだと誰もユニークなリクエストなんて送らないので、リクエストするモチベーションをあげるために、採用された人全員に、番組で作ったユニークなコラボグッズをプレゼントしたりしてました。すると、リスナーも面白がって、みんなが思わず唸るような曲をリクエストしてくるんです。

ただ、オンエアする音楽の雰囲気は偏らないようにしていて、ポップなものからセクシーなものまでかけて、リスナーに「次はこうきたか!」と思わせるようにしていました。

ライブ感を醸し出すのは重要で、オンエアする曲(CD)の候補をリクエストカード共にテーブルに並べて、天気の急変や、突然入ってきたニュースにあわせて超臨機応変に選んでいました。1曲目しか決めてないことが殆どです(それも番組開始前までに届いたリクエストからチョイス)。そっちの方が面白いから。だから制作者も耐えられました。

―― なるほど!

あと、これは音楽とは関係ありませんが、ラジオネームで遊んだことがあって、リスナーの皆さんにラジオネームを芸能人にしてもらったことがあるんです。“世田谷区のトム・ハンクス”とか。それで、スタジオから電話をかけたら、“トム・ハンクス”として出てもらうから、元気のないトム・ハンクスが出てきたりするんです(笑)。参加する側も、自分だったら誰の名前にするか考えるし、あれは楽しい企画でした。

―― ほかに印象に残っている番組はありますか?

PLEASE, PLEASE Dr.GALLO』っていう番組を放送していたことがあるんです。ヴィンセント・ギャロさんに人生相談をするという内容で、ギャロは海外にいて、相談者は日本語で普通に話すんですが、ギャロは相手が何を言ってるか分からないから、相手の口調や雰囲気で相談内容を推測して英語で答えてもらいます(笑)。企画は良いけど、果たしてこの企画は成立するんだろうかって思いながら始めてみたら、面白かったですね。ギャロも真面目にこたえてくれたし、まさにラジオならではの企画です。ただ、ギャロのアドバイスが長い時があって、編集が大変だったけど(笑)。

 

―― 続きは後編へ!

渡邉さんがオススメする番組情報

■放送局:J-WAVE
■番組名:『SONAR MUSIC』
■放送日時:月曜日~木曜日 21時〜24時
■ナビゲーター:藤田琢巳
■番組サイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

■放送局:J-WAVE
■番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
■放送日時:毎週日曜日 13時~16時54分
■ナビゲーター:クリス・ペプラー
■番組サイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

■放送局:J-WAVE
■番組名:『ORIENTAL MUSIC SHOW』
■放送日時:毎週金曜日 26時~26時30分
■ナビゲーター:サラーム海上
■番組サイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

■放送局:J-WAVE
■番組名:『SPARK』
■放送日時:月曜日~木曜日 24時〜25時
■ナビゲーター:
(月)尾崎世界観(クリープハイプ)
(火)雫(ポルカドットスティングレイ)
(水)水曜日のカンパネラ
(木)今市隆二(三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)
■番組サイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/

■放送局:J-WAVE
■番組名:『THE KINGS PLACE』
■放送日時:月曜日~木曜日 25時〜26時
■ナビゲーター:
(月)夜の本気ダンス
(火)フレデリック
(水)never young beach
(木)Bentham
■番組サイト:http://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/

▼その他のJ-WAVE番組情報はこちら!
http://radiko.jp/index/FMJ/

出演者プロフィール

渡邉岳史

J-WAVE編成局編成部長

1996年:J-WAVE入社
1997年:制作部へ異動
2006年:営業促進部へ異動 Sales Promotion(営業由来のイベント)担当
2010年:営業部へ異動
2016年:制作部へ異動 (部長職)
2017年:編成部へ異動 (部長職)

 

インタビュー


やきそばかおる

子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

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フワちゃんの「つるべはあたしが守る」に、笑福亭鶴瓶 思わずにやり

笑福亭鶴瓶が、人気YouTuberフワちゃんについて語った。

9月20日(日)のニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に大阪から生出演した鶴瓶は、自身のInstagramアカウントに投稿された“フワちゃんとのツーショット写真”について語った。

 

この投稿をInstagramで見る

 

フアちゃんと友達になりました。

笑福亭鶴瓶(@shofukuteitsurube)がシェアした投稿 –

“フアちゃんと友達になりました”と書かれていたその投稿。フワちゃんのことをずっと“フアちゃん”だと思っていたという鶴瓶だが、その投稿に対するフワちゃんのコメントは「つるべはあたしが守る」だ。

そのコメントについて「ナめたらアカンで!フワちゃんに守られてる68歳いるか?」とうれしそうに語った鶴瓶。

実際に共演をしてみての印象は、「真面目で良い子」。中国語と英語を話せることにも驚いたという。「芸能界にはあまりいないタイプ」と評したが、周囲に愛されている様子を感じ取ったようだ。

フワちゃんのYouTubeでの活躍を見て、鶴瓶さんは「『何かしよう』という意図の無い人がウケるんじゃ無いですか?」と分析。そして「『これで食べて行こう』という気持ちを、見る人は見抜いているのではないか」とのことだ。

その分析を聞いていた、東京のスタジオのくり万太郎が「でもその気持ちも分かりますよね。お笑いの人たちも数がいる中で目立っていくのは大変でしょう」と問いかけると、鶴瓶さんは「そうな、いやほんと頑張ってるわ。鶴瓶」と、しみじみ返した。

お笑い番組『ザ・ベストワン』(TBSテレビ系)の司会をしていて、「すごい芸人がおる」と思うことも多いとか。

芸歴48年、これからもフワちゃんに守られながら芸能界を突き進んでいく笑福亭鶴瓶だった。

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