『Roomie Roomie!』野呂佳代が杉咲花と対談! ドラマ『アンメット』を語る

野呂佳代さん、眉村ちあきさんがパーソナリティを務める『Roomie Roomie!』(TOKYO FM)。6月10日(月)の放送は、杉咲花さんをゲストに迎え、野呂さんと共演中のドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)について語りました。(TOKYO FM『Roomie Roomie!』2024年6月10日放送分)

野呂佳代の「一生忘れたくない、あの瞬間」は?

TOKYO FMで毎週月曜から木曜20時より放送中の『Roomie Roomie!』(通称:『ルミルミ』)。大きなシェアハウスに住む仲間のように、リスナーと一緒になって盛り上がったり慰めあったりしていくトーク番組です。月曜と火曜は野呂佳代さん(ノンティー)、水曜と木曜は眉村ちあきさん(ちちゃん)がパーソナリティを担当しています。

現在、野呂さんが出演しているTVドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)にちなんで、6月10日(月)のおしゃべりテーマは「一生忘れたくない、あの瞬間」。野呂さんは「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格した日のことを挙げ、「名前が呼ばれた瞬間、自分の喜びようが11歳の子よりもオーバーだった」と、当時を振り返りました。

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ドラマ『アンメット』主演・杉咲花がゲストで登場!

スペシャルウィークを迎えた6月10日(月)から13日(木)までの放送は、毎日超豪華なゲストが登場する「梅雨もしたたるいいラジオ〜雨降ってルミ固まる 6月のSPホームパーティ」を開催。6月10日(月)放送分は、TVドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』で主演を務める俳優・杉咲花さんをゲストに迎え、『アンメット』の撮影現場で収録した模様をお届けしました。

『アンメット ある脳外科医の日記』は、漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載されている、元脳外科医の子鹿ゆずる氏が原作(漫画:大槻閑人氏)の同名漫画を実写化。記憶障害を患う主人公が目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマです。記憶障害を患う脳外科医・川内ミヤビ役を杉咲さん、ミヤビと同じ病院で働く麻酔科医・成増貴子役を野呂さんが演じています。

ドラマの反響について、杉咲さんは「同業者の方々からこんなにご連絡をいただいたのは初めてで、びっくりしています」と周囲からの反応を明かすと、「"こういうドラマに関わりたい"って思ってもらえるような作品になったらいいなっていう想いがあって、夢みたいなものがちょっと叶っているのかな、なんて思うと嬉しいですね」と喜びを語りました。

撮影前に行われた出演者の顔合わせが初対面だったという2人。よそよそしさと緊迫感も残る中、スタッフからの紹介を受けた野呂さんのハプニングで、現場が温かい雰囲気に包まれたエピソードが語られました。「さすがだな」と感心する杉咲さんに対し、野呂さんは「ちゃんとしたかったんです」と当時を振り返りました。

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プライベートでは、自宅にあるソファーとハンモックに座ったり、キッチンで過ごしたりしていると答えた杉咲さん。『アンメット』の撮影現場では、スタッフが手作りのご飯を用意していることを明かし、そのお礼に自らも肉じゃがを持参したエピソードが語られました。

この日のおしゃべりテーマ「一生忘れたくない、あの瞬間」については、「『アンメット』の日々が楽し過ぎて、忘れたくないです。終わりたくないですし」とコメント。野呂さんも「花ちゃんに結構助けられてることが多かったと思う。歳は全然違うけれども、すごく助けられた感じはありました」と、杉咲さんに感謝の言葉を贈りました。

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Roomie Roomie!
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週月曜~木曜 20時00分~20時55分
出演者:(月・火)野呂佳代(水・木)眉村ちあき
番組ホームページ
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X(旧:Twitter)ハッシュタグは「#ルミルミ」

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※放送情報は変更となる場合があります。

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radiko編集部

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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