自宅でのハロウィンパーティーを盛り上げよう! 演出のポイントを紹介

自宅でハロウィンパーティーを楽しむ際、家族や友人と一緒に盛り上がるためのアイデアや、パーティーに合うBGMとしておすすめのラジオ番組を紹介します。

若者世代の7割がハロウィンは「恒例行事」(調査元:CCCMKホールディングス株式会社)

「CCCMKホールディングス株式会社」が2022年9月から10月にかけて、18歳から29歳の男女1,479名を対象に、オンラインで実施した「ハロウィンに関するアンケート調査」に関する結果をご紹介します。

まず、ハロウィン自体が恒例行事として定着していると思うか聞いたところ、7割が「ハロウィンが恒例行事として定着していると思う」と回答をしました。若者世代にとっては、年間恒例行事の一つに「ハロウィン」がすっかり定着しつつあることが分かりました。

今年のハロウィンの予定について聞いたところ、「予定がある」と回答した人は1割、「予定はないが何かをしたいと思っている」と回答した人は3割、「予定はないし何もしない」と回答した人は6割で、若者世代の4割は今年のハロウィンは何かをしようと思っていることが分かりました。この結果を性年代別にみると、女性の方がハロウィンを楽しむ傾向が高く、かつ10代の女性の5割がハロウィンを楽しむ予定であるとの結果となりました。

今年のハロウィンに予定がある人、また予定はないが何かをしたいと思っている人595名に、今年のハロウィンはどのように過ごしたいかを複数選択で聞いたところ、1位「ハロウィンにちなんだグッズやお菓子を購入する」(38.5%)、2位「ハロウィンにちなんだ料理やお菓子を作る」(29.2%)、3位「家でハロウィンの飾りつけをする」(21.3%)、4位「家でハロウィンパーティを開催する」(20.3%)、5位「ハロウィンにちなんだ料理をお店で食べる」(14.8%)との結果となりました。この結果を性年代別にみると、20代前半の男性は「オンラインのハロウィンイベントに参加する」(12.8%)「アミューズメントパークに行く」(18.3%)、20代後半の男性は「ハロウィンにちなんだ料理をお店で食べる」(21.8%)が目立ちました。また10代の女性の1割は「仮装・コスプレをして街へ出かける」と回答、20代の女性になると「家でハロウィンパーティを開催する」との回答が3割弱となり、10代と20代の女性のハロウィンの楽しみ方の違いが見て取れました。

続いて、今年のハロウィンで使うお金はいくらを想定しているか聞いたところ、最も多かった回答は「1,000~3,000円未満」(36.8%)、続いて「3,000~5,000円未満」(24.5%)、「1,000円未満」(19.5%)となりました。その中でも「仮装・コスプレをして街へ出かける」うち、予算が「10,000円以上」と回答をした人は1割となり、街で見かけるハロウィンコスプレの若者の中にはそれなりにお金をかけてコスプレを楽しんでいることが見て取れました。
またハロウィンの過ごし方の中から、グッズ、食べ物、洋服に関わる回答をした431名に、グッズ、食べ物、洋服などはSNS映えを意識しているかどうかを聞いたところ、7割がSNS映えを意識しながらハロウィンを楽しんでいることが分かりました。

ハロウィンパーティーのおすすめアイテム

コスチューム

ハロウィンでは必需品ともいえる仮装用のコスチュームは、魔女や死神といった定番ものから、ゾンビやドラキュラなどのホラー要素があるものまで、さまざまなものが販売されています。

手軽に仮装を楽しみたい場合は、かぼちゃやネコ耳などのアイテムもおすすめです。どんな見た目にしたいかを考えながら選んでみましょう。仮装を本格的に楽しみたい人は、コンテスト形式にすると参加者のモチベーションも高まります。

デコレーション

パーティーでは、会場の飾り付けにこだわることも大切です。ジャック・オー・ランタンやコウモリなど、ハロウィンをモチーフにした飾り付けに取り入れると、会場もより華やかになります。

ハロウィンシーズンが近づくと、ハロウィンにちなんだ商品が多く並ぶので、それらを利用して飾り付けしてみると良いでしょう。壁や窓、テーブルなど、どこに飾り付けするのか、アレンジはどのようにするのかを考えるだけでも楽しい時間を過ごせます。

お菓子

ハロウィンといえば、仮装した子どもたちが街を歩き、近所の人たちからお菓子を貰う風習が定番です。キャンディーやクッキー、チョコレートなど、ハロウィンをモチーフにしたお菓子をプレゼントするのも盛り上がります。

市販のお菓子なら、ハロウィン仕様にデザインされたパッケージやカラフルなラッピングのものを選ぶのがおすすめです。大人数でパーティーを開く場合は、大容量タイプの詰め合わせを準備しておくと良いでしょう。

ゲーム

ハロウィンパーティーでは仮装や料理以外に、みんなが手軽に参加できるゲームを取り入れてみましょう。宝探しゲームなら、ハロウィングッズやお菓子を会場内に隠し、見つけた宝は参加者にプレゼントするとハロウィンらしさが出ます。

ピンポン玉を目玉に見立てた目玉運びリレーや、体に包帯を巻くだけのミイラ巻きゲームなども、ハロウィンにぴったりです。チーム形式にしたり優勝賞品を出したりすると、より盛り上がります。

映画鑑賞会

参加者で映画を鑑賞するのもおすすめです。幽霊やゾンビが出てくるホラー映画、子どもでも楽しめるアニメ映画など、ハロウィンにちなんだ作品も数多くあります。

今では、DVDや動画配信サービスで手軽に映画を楽しむことができます。会場内を暗くして、プロジェクターで大画面に映し出すだけでもハロウィンらしさを演出できます。

音楽

パーティーを盛り上げるには、BGMも大切です。ハロウィンをテーマにした楽曲や、ミステリアスな音楽を流すと、会場におばけや死神が潜んでいるような雰囲気を醸し出せます。

お気に入りの曲を集めたプレイリストや、音楽中心のラジオ番組を流すだけでも盛り上がるので、パーティーのコンセプトやコスプレの雰囲気に合わせて、曲を探してみましょう。

ハロウィンに関するラジオでのエピソード

ラジオ番組で披露された、ハロウィンにまつわるエピソードをご紹介します。

日村家のハロウィン仮装を考案! 「ハッピーハロウィン」(TBSラジオ『JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』2023年10月27日放送)

2023年10月27日放送の『JUNK バナナマンのバナバムーンGOLD』(TBSラジオ)では、バナナマン・日村勇紀さんのハロウィン仮装を考案する企画が行われました。

日村家で行われるハロウィンパーティーの衣装案は、毎年『バナナムーン』で用意されることが恒例となっており、おばけに扮したスタッフたちが日村さんを"素っ裸"にさせることもお約束です。この企画では、番組が用意した衣装が一体何なのか、日村さんに当ててもらい、正解した場合は日村さんが大好きなお菓子がプレゼントされます。

この年も、毎年のように服を何度も脱がされながら、さまざまなな趣向を凝らした衣装を身に纏う日村さんでした。

JUNK バナナマン「恒例!ハッピーハロウィン2023」

福岡市郊外に残る「正月のハロウィン」(RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』2024年1月16日放送)

2024年1月16日放送のRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』(RKBラジオ)では、福岡市西区今津で行われている「十一日祭り」を紹介しました。

毎年1月、成人の日の前後に行われる「十一日祭り」は、町内ごとに青年たちが小さな神輿を担いで町内を練り歩き、家々を訪れる無礼講の祭りで、福岡市指定の無形民俗文化財にも登録されています。

番組では、街並みの様子や「祝うたぁ」と言いながら町中を練り歩く子どもたちの声が紹介されました。

福岡市郊外に残る正月のハロウィン「祝うたぁ」でお菓子もらう子供

ハロウィンのBGMにおすすめのラジオ番組

ハロウィンのBGMにおすすめのラジオ番組をピックアップ。パーティーにぴったりの音楽をお届けする番組や、ハロウィンならではの企画を実施している番組をご紹介します。

FM NORTH WAVE『TRANSIT NIGHT』

アップテンポなダンスミュージックからスローなバラード、ちょっとジャジーなチューンまでノンストップ・ノントークでオンエア。場所を問わず楽しめる深夜の音楽専門番組です。

TRANSIT NIGHT
放送局:FM NORTHWAVE
放送日時:毎週日曜~土曜 26時00分~29時00分
番組ホームページ

※火曜・水曜は25時30分、日曜は24時から放送

※放送情報は変更となる場合があります。

文化放送『堀江由衣の天使のたまご』

20年以上にわたり放送されている声優・堀江由衣さんの冠ラジオ番組。毎年10月最終週には、堀江さんと番組スタッフがアニメのコスプレをしてお届けする企画「天たまハロウィン」が恒例となっており、番組リスナーとともにハロウィンを盛り上げています。

堀江由衣の天使のたまご
放送局:文化放送
放送日時:毎週金曜 25時00分~25時30分
出演者:堀江由衣
番組ホームページ
公式X

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

TBSラジオ『JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』

先述のエピソードでも紹介したバナナマンの冠ラジオ番組。ハロウィンを始め、節分や子どもの日といった季節ごとの恒例行事も数多く、その度に日村さんが番組スタッフたちによって散々な目に遭うのもお馴染みとなっています。今年のハロウィンは、どの様な衣装が披露されるのかにも期待が集まります。

JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週金曜 25時00分~27時00分
出演者:バナナマン
番組ホームページ
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※放送情報は変更となる場合があります。

J-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』

毎週金曜のお昼、4時間半の生放送でお送りしているワイド番組。エンタメや食にまつわる旬の情報、注目のアーティストを迎えてのトーク、リスナーからのお悩み相談など、さまざまなトピックを楽しくお届けします。

毎年10月には、ハロウィンにちなんだ特集を取り扱うほか、ハロウィン直前の放送回では、ナビゲーターを務めるLiLiCoさんと稲葉友さん、番組スタッフが本格的な仮装をしてお届けします。

ALL GOOD FRIDAY
放送局:J-WAVE
放送日時:毎週金曜 11時30分~16時00分
出演者:LiLiCo、稲葉友
番組ホームページ
公式X

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※放送情報は変更となる場合があります。

ZIP-FM『MUSIC FLOW』

ZIP-FMで唯一、ノンDJでお届けする100%音楽専門番組。ZIP-FM唯一の100%音楽プログラム! 懐かしの洋楽や最新のJ-POP、ロックやヒップホップなど多彩なジャンルの音楽を楽しめます。

MUSIC FLOW
放送局:ZIP-FM
放送日時:毎週日曜~金曜 26時00分~29時00分
番組ホームページ
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※金曜は27時~翌朝6時、土曜は26時~翌朝6時までの放送

※放送情報は変更となる場合があります。

MBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』

土曜深夜から日曜早朝に生放送でお届けするバラエティ番組。お笑い芸人と女性タレント、そして女性メンバー十数名で構成される「ヤンヤンガールズ」が出演し、週末の夜に盛り上がります。

夏とハロウィンの時期にはコスプレ企画を行っており、ヤンヤンガールズたちが個性豊かなコスプレ姿を披露しています。

オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~
放送局:MBSラジオ
放送日時:毎週土曜 25時30分~28時28分
出演者:有野晋哉(よゐこ)、井戸田潤(スピードワゴン)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、村上健志(フルーツポンチ)、須田亜香里、ヤンヤンガールズ
番組ホームページ
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※放送情報は変更となる場合があります。

LOVE FM『Spin the Wheel SUNDAY』

福岡で活躍しているDJ集団・SPIN CREWがお送りする音楽番組。週替わりでメンバー2名がDJとして登場し、最新のクラブヒットからヒップホップ、番組だけのオリジナルミックスをお届けします。

Spin the Wheel SUNDAY
放送局:LOVE FM
放送日時:毎週日曜 16時00分~19時00分
出演者:Miki、SPIN CREW、DJ HIGA、DJ MACHA、DJ MASA、DJ NACCHA、DJ NAOTO、DJ NOBU-44、DJ NUKU、DJ SAMURAI、DJ VIZZY、DJ TAKKUN、DJ Nu
番組ホームページ
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※放送情報は変更となる場合があります。

FMKエフエム熊本『FMK DJ MIX SHOW PROGRAM 『Groove Up Kaumamoto』』

土曜日の夜、音楽で気分を盛り上げたい人に向けて、番組DJたちがジャンルやスタイルに縛られないフリースタイルで、さまざまなクラブミュージックをお届けします。

FMK DJ MIX SHOW PROGRAM 『Groove Up Kaumamoto』
放送局:FMKエフエム熊本
放送日時:毎週土曜 19時15分~19時55分
出演者:DJ CHIKAKO
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

過去の放送回はradikoで振り返ろう

ラジオ番組を「リアルタイムで聴くのが難しい 」、「面白かったからもう一度聴きたい!」という人もいるでしょう。そういう場合は、radiko の「タイムフリー」がおすすめです。

「タイムフリー」は、過去7日以内に放送された番組を聴ける無料の機能です。番組を再生し始めてから24時間以内であれば、合計3時間まで聴くことができ、番組の一時停止・巻き戻し・早送りも可能です。「聴き逃してしまった放送を聴きたい」、または「面白かったからもう1度聴きたい」という場合にぜひご活用ください!

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radikoプレミアムのメリットとは? 有料・無料会員の違いを解説!

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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