ラジオリスナーに聞いた「2024年度上半期最も印象に残ったラジオエピソード」

radiko(ラジコ)では、SNSで「2024年度上半期最も印象に残ったラジオエピソード」についてアンケートを実施。リスナーの皆さまからいただいたアンケートの回答をもとに、エピソードをまとめてご紹介します!

ニッポン放送「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」

『オールナイトニッポン』シリーズの一つ『オールナイトニッポンサタデースペシャル』枠で放送されている、SixTONES初の冠レギュラー番組。
番組では、グループにおいてMCの役割を担う田中さんがレギュラーパーソナリティを務め、そのほかメンバー1名が週替わりのパートナーで登場。事前に誰が出るのかは告知されず、放送までのお楽しみとなっています。トークスキルが高いメンバーが揃い、時にアイドルらしからぬ奔放なトークは、ファンはもちろん、深夜ラジオリスナーからも愛されています。

リスナーからの回答
・9月21日の樹くんと髙地くんの回。番組前半のトークの流れから生まれたカラオケオール即興劇に感動しました。生放送中に思いついて台本を作り上げた作家、完璧なタイミングでSEを入れるスタッフ、対応しきったパーソナリティのお二人。その場にいるみんなの技術の高さに驚きました。
・9月14日担当の京本大我くんの代わりに菊池風磨くんが来てくれた回。田中樹くんとのJr.時代の話で、よく夜中まで遊んでいたけど週刊誌に載ることもなく…逆にもしあればその写真を思い出として買い取りたいくらいだ、という話が面白かったです。
・5月4日のファッション対決初日から肝心のおしゃれをすっかり忘れて登場した京本さんに、スタッフ総出で謎の作家まで巻き込む隠蔽工作。心苦しくなって告白する京本さんと、スタッフの「初日だから成立させたかった…!」の思いの強さに爆笑しました。
・7月27日の夏休み中だったのでサタスペキッズ回としてお子さんから可愛らしい工作の宿題の写真が届き(リスナーは見てません)、いつもの荒ぶった深夜ラジオが爆笑の渦に包まれとても和みました。この回が忘れられないです!

SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週土曜 23時30分~25時00分
出演者:SixTONES
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※放送情報は変更となる場合があります。

MBSラジオ「Aぇ! groupのMBSヤングタウン」

『Aぇ! groupのMBSヤングタウン』、通称『Aぇヤンタン 』は、毎週水曜にMBSラジオで放送されているAぇ! groupのレギュラー番組で、グループとして初のレギュラーラジオ番組です。
毎週メンバー2名が登場し、誰が出演するかは放送までのお楽しみで、毎回楽しいトークに華を咲かせています。

リスナーからの回答
・Aぇ! groupCDデビュー日のメンバー全員の放送で、真っ直ぐな熱いメッセージと、スタッフさんが『デビューするまではかけないと決めていた』満を持してのデビュー曲オンエアと、エモエモな回でした。

Aぇ! groupのMBSヤングタウン
放送局:MBSラジオ
放送日時:毎週水曜 22時00分~23時30分
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文化放送『King & Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』

2019年6月13日よりスタートした、永瀬廉さんの冠ラジオ番組。通称『庭ラジ』。
文化放送の情報エンタメバラエティ番組『レコメン!』で、毎週水曜24時5分ごろに放送されています。永瀬さんにとって、初めてラジオパーソナリティを務める番組でもあり、King & Princeのメンバーとしても初めての冠ラジオ番組です。

リスナーからの回答
・8月26日~29日放送の、5周年記念【庭ラジ出張版スペシャル】です。
オズワルド伊藤さんに甘えてリラックスしている廉くんも、海ちゃん、松田くんがきて楽しい廉くんも、1人で振り返りとこれからのことを話してくれる廉くんもどれも最高でした!
・8月28日放送回です♡髙橋海人くんと松田元太くんがゲストでした。仲良し3人のラフなトークが最高でした♡
・5周年記念の庭ラジ出張版スペシャルが良かったです!オズワルド伊藤さんと話す永瀬くんを初めて感じれたのと、相方髙橋海人くんと松田元太くんとの絡みは爆笑で楽しい時間でした。
・9月4日放送回の「ちんぷんかんぷんな話だったらごめんさい」という予告記事で、麻雀の話が大爆笑でした!四暗刻単騎待ち、うーぴん…ずっと何言っているか分からなかったけどそれが面白くて何回も聴きました!こういう回も大好きです!

レコメン!
放送局:文化放送
放送日時:毎週水曜 24時00分~25時00分
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24:05頃〜『King & Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』
ハッシュタグ「#庭ラジ」

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ニッポン放送「JO1のオールナイトニッポンX(クロス)」

『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』は、白岩瑠姫さんがパーソナリティを担当。
週替わりで他のメンバー2名が登場し、仕事の近況はもちろん、リスナーからの質問に答えながら、最近ハマっていることや学生時代のエピソードなどを楽しくおしゃべりしている生放送です。

リスナーからの回答
・4月17日放送の、プライベートではあまりJO1メンバーと遊びに行かない瑠姫くんが、メンバーの木全翔也くんと大平祥生くんを誘ってドライブで夜景を観に行ったエピソード。翌週は翔也くんサイドからの話も聴けてメインパーソナリティー白岩瑠姫くんのロマンチックな性格と優しさが伝わるエピソードでした。
・8月28日放送の梶裕貴さんゲスト回です!アニメ大好きなメンバーが大興奮のテンションMAXな楽しい回で、梶裕貴さんの素敵な人柄も伝わる印象的な放送回でした!
・8月28日放送の、アニメ大好きな大平祥生くん鶴房汐恩くんが大興奮した、声優・梶裕貴さんがゲストの神回です。梶裕貴さんの出演回は収録回でしたが、出演回だけではなく前週や翌週もリアタイして下さっており、お声もお人柄も素敵な方で感動!バトル鉛筆というラジオには不向きな企画も楽しかったです!

JO1のオールナイトニッポンX(クロス)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週水曜 24時00分~24時58分
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FM FUJI「OWV佐野文哉 Saturday Summit」

多彩なジャンルの楽曲とパフォーマンスで注目を集める4人組ボーイズグループOWV(オウブ)のメンバー、佐野文哉さんがパーソナリティを担当。
アーティストやクリエイターを迎えるゲストコーナーに加え、新コーナーや企画にもチャレンジしていきます。

リスナーからの回答
・テレビの生放送でマラソン100kmに挑戦中の佐野くん。サノサミが始まると、弾む呼吸で「走ってまーす!」。まさかの爆走DJが誕生!?と見せかけて、収録だからこそできる遊び心たっぷりの演出でした。テレビとラジオのリンクが楽しかったです!
・「FNS27時間テレビ 100kmサバイバルマラソン」を走っていた佐野文哉さん。ラジオ冒頭 Survivor「Eye of the Tiger」が流れる中荒い息遣いでお便りを読む、走っている風の彼…。勿論ラジオは収録!大爆笑でした!

OWV佐野文哉Saturday Summit
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週土曜 23時00分~23時30分

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ニッポン放送「中居正広 ON & ON AIR」

「中居正広 ON & ON AIR」は前身番組の「中居正広のSome girl' SMAP」を含めると、今年で放送開始から29年目になるニッポン放送の長寿番組です。
現在ほとんどの番組でハガキではなくメールでの募集が主流ですが、この番組では全身番組から一貫してハガキのみによる募集を続けています。番組では、中居さんの日常生活で思ったことや感じたこと、仕事の裏話に大好きな野球トークなど、中居さんの「本当の姿」でお届けします。

リスナーからの回答
・6月1日放送回。鶴瓶さんと日曜日にゴルフへ行き、タクシーで来ていた鶴瓶さんを送ることに。中居さんはいつもニッポン放送を聴いていて、ちょうど鶴瓶さんの番組が始まって車中ふたりで聴くことに。その時のやり取りがとても面白かったです。
・7月27日放送回です。うなぎが安くなったという身近な話から音楽の日のお弁当に繋がり、音楽の日の言い訳をした30分。中居くんのラジオは話しづらい内容だったとしてもユーモアを交えてお話しをしてくれるので誰も傷付かずしっかり思いも伝わります。

中居正広 ON & ON AIR
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週土曜 23時00分~23時30分

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ニッポン放送「高橋文哉のオールナイトニッポンX(クロス)」

『オールナイトニッポン』の新ブランドとして、平日の24時台に放送されている『オールナイトニッポンX(クロス)』。高橋文哉さんは、2024年4月から毎週火曜を担当しています。
番組では高橋文哉さんのプライベートな話が聴けたり、今年8月には俳優の松下洸平さんをゲストに迎えた放送も話題になりました。

リスナーからの回答
・8月20日放送回「しおりの時間厳守」。文哉くんのしおり好きが高じて、台本ならぬしおり通りの番組進行、さらに放送中にリスナーからタイムスケジュールを募集し、さらにそれも入れ込んでいくという…前代未聞すぎて1時間が1分くらいに感じました…。
・8月27日放送の松下洸平さんゲスト回。1時間かけて妄想の旅のしおりをつくったのですが、北海道の位置関係や距離感を知らなさすぎてびっくりでした(笑) でも、おふたりが本当に楽しそうだったので、結果オーライ!旅行、ぜひ実現してほしいです!

高橋文哉のオールナイトニッポンX(クロス)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週火曜 24時00分~24時58分
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ニッポン放送「中川家ザ・ラジオショー」

『ザ・ラジオショー』は、ニッポン放送から生放送でお送りしているお昼の生放送のトークバラエティ番組で、中川家のおふたりは毎週金曜日のパーソナリティを担当。
お昼の番組でありながら深夜ラジオを感じさせるコーナーが満載で、お笑いファンを中心に熱い支持を得ています。

リスナーからの回答
・剛さんが中森明菜さんのライブに行ったエピソードトークをした次の週に、明菜さんご本人からメールが来たことです。剛さんが泣いてしまい、私まで聴きながら涙が出ちゃいました。

中川家 ザ・ラジオショー
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週金曜 13時00分~14時00分
番組ホームページ
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過去の放送回はradikoで振り返ろう!

スマートフォンのアプリやパソコンでラジオが聴けるサービス「radiko(ラジコ)」なら、今回ご紹介した番組をいつでも楽しめます。

番組をリアルタイムで聴くことが難しい場合や、聴き逃してしまった時、またもう一度聴き直したい時には「タイムフリー」機能を利用して後から聴くことも可能です。

聴き逃したラジオ番組を聴ける「タイムフリー」【radiko使い方ガイド】

全国のラジオ番組が聴けるradikoプレミアム会員限定サービス「エリアフリー」【radiko使い方ガイド】

radikoプレミアムのメリットとは? 有料・無料会員の違いを解説!

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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ヨーロッパ企画、新作舞台は「傑作を見せられる」 『インターネ島エクスプローラー』金丸慎太郎、金子大地、上田誠インタビュー

ヨーロッパ企画第44回公演『インターネ島エクスプローラー』が現在、東京・下北沢の本多劇場にて上演中。

上田誠、金子大地、金丸慎太郎

今作のテーマは“冒険”。未踏のジャングル、天をつく絶峰、到達不能な極地。かつては冒険家たちをたぎらせたこれらの舞台も、今はすっかりシステムの中。地表はGPSに覆われ、ネットワークがゆきわたり、地理的空白は埋められ、指先ふたつで世界のどこへでも分け入れるようになっていた。そんなある日、屋根裏から見つかった祖父の日記に「絶対に× 印のところへ行くなよ」という警告と、手描きの海図が残されており——。

このたび、システムでさえ到達できなかった未踏の地へと足を踏み入れる冒険家役を演じる金丸慎太郎、同じく冒険家役でゲスト出演する金子大地、そして脚本・演出を手掛ける上田誠にインタビュー。ヨーロッパ企画に欠かせないエチュード稽古の様子のほか、上演への意気込みなどを聞いた。

――今回の舞台となるのは、まさかのジャングル。この物語を思いついたきっかけは何だったのでしょうか?

上田:昔からずっと「いつか南太平洋あたりを舞台とした話をやってみたいな」と思っていました。そして今作は、金丸くんがヨーロッパ企画に正式に入団しての初舞台。記念舞台ということで座長をやってもらおうと思った時に、物語に彼のパーソナルな部分を加えたいと考えたんです。金丸くんは世界一周旅行をしたり、海外でヒッチハイクもできちゃう人なので、「冒険」というテーマが合うと思ったのがきっかけになっていますね。

――ヨーロッパ企画にとって「入団公演」となるのも珍しいです。入団前からの関係値があったからこその舞台になりそうですね。

上田:以前からヨーロッパ企画の舞台に出ていたからこそ、むしろ「入団公演」と謳わないと誰も気づいてくれないんじゃないかと思って。たまには大々的にアピールしてみてもいいんじゃないかと思いました(笑)。

――金丸さんは「入団公演」「座長」と聞いた時にどう思いましたか?

金丸:本当にありがたいことだと思います。とんでもないギフトをもらったような気持ちですね。以前より参加してはいますが、改めて「賑やかなやつが入ったな!」と思ってもらえるように、いろいろな表情・芝居を見せていかなければならないなと気合が入りました。

――今作のプロットを読んで、どんな感想を持ったかも聞かせていただけますか?

金丸:冒険がテーマとは聞いていましたが、まさかジャングルが舞台になるとは(笑)。

上田:28年も脚本を書いていると、そういうバカバカしいことに抵抗もなくなってきて(笑)。少し前までは「ジャングルを舞台にする」とか「ヘビと戦う」なんて、バカにされると思って書けなかったと思います。ですが、今はもう何の恥も外聞もありません。ヘビと戦うのは主に2人(金丸&金子)なのですが、めちゃめちゃ面白く演じてくれていて。書いて良かった(笑)!

金子:しかも、そのヘビに関しては“とある伏線”になっているんですよね。

上田:そうなんです。後半に回収するシーンがあるので、ぜひ楽しみにしていただけたら。

――金子さんは、ヨーロッパ企画の舞台に初出演となります。上田さんの描くスケールの大きい物語の印象はいかがでしょうか?

金子:スケールが大きすぎて、最初はまったく頭が追い付きませんでした(笑)。それから資料を読んだり、モアイ像について勉強をしたりして、少しずつイメージが湧いてきたところです。ただ、上田さんの書く物語って、スケールは大きいけれど会話はとても日常的なんですよね。そのギャップが面白さの1つだと思っていて、演じている僕自身も毎回楽しんでいます。

――ヨーロッパ企画の舞台ならではとなっている、エチュード稽古はいかがでしょうか?

金子:とても面白いです! 緊張しないような空気感を劇団員の皆さんが作ってくれて、さらに僕が何をしても拾ってくれるんです。その安心感があるからこそ自由に挑戦できるし、その結果、僕自身が知らなかった表現も見つけることができました。その新たな発見が楽しすぎて、毎回キャラが変わっちゃうんですよね(笑)。

上田:毎回いろいろなパターンを見せてくれて、こちらこそアイディアが膨らんでいます。

金丸:すごく嫌なやつの時もあれば、めちゃめちゃ弱弱しい時もあったりしてね(笑)。

――金丸さんと金子さんは、ライバル冒険家役。2人で掛け合うことが多いそうですが、金丸さんは金子さんの毎回変わる芝居に応えるのは大変ではないですか?

金丸:まったく大変ではありません。それがヨーロッパ企画のエチュードの醍醐味ですからね。金子さんはエチュードの経験が少ないと言っていましたが、そうとは思えません。めちゃめちゃ面白い! エチュード慣れしているメンバーが毎回笑っているので、自分も負けてられないなと思わされます。

上田:毎回同じパターンだと、メンバーが笑わなくなるんだよね(笑)。

金丸:そうなんですよ! 誰も笑わないとやっぱりショックなので、笑いがほしくて頑張っています(笑)。

金子:僕としては、金丸さんが困れば困るほど面白くなるというのがわかってきたので(笑)。金丸さんをもっと困らせられるように頑張ります!

金丸:僕が困っていると楽しそうな表情をするなと思っていました(笑)。

――エチュードの様子を聞いているだけでも、2人の関係性が役にマッチしていると感じます。上田さんは、なぜ金子さんを金丸さんのライバル役にキャスティングしたのでしょうか?

上田:金丸さんを基準に物語を考えていくと、この主人公に強力なライバルが必要だと思いました。それまで金子さんとお会いしたことはなかったですが、以前に僕が脚本を書いたドラマ『魔法のリノベ』に出てくださっていたことを思い出し、そこで演じてもらった役が、僕の思い描いていたものを「凌駕した」と言っていいくらいのレベルで面白く仕上げてくれいたんです。それで今回、出演オファーをさせてもらいました。

金子:うわ、うれしすぎる……!

上田:ヨーロッパ企画のコメディには、だいたいシチュエーションに翻弄されるキャラクターが登場します。今回は金子くんの役がそうなるかと思っていたら、エチュードを膨らませた結果、そうならなくて。またまた僕の構想を凌駕する芝居を見せてくれて、お呼びして本当に良かった! ただそのせいで、金丸さんの役をもっと勇ましくさせるはずが、そうじゃない方向に(笑)。しかし、それが面白いバランスを生んでいて、物語としても当初のイメージ以上のものになっています。

――呉城久美さんもゲストとして出演しますが、キャスティングの理由は?

上田:呉城さんはヨーロッパ企画の別ユニット「イエティ」の劇に2回ほど出てくださっていますが、存在感がすごくて。僕の勝手なイメージなのですが、金丸さんは普段の延長の姿で舞台に立つ一方、呉城さんは普段の様子からは想像できない姿で舞台に立たれる印象があります。その対象的な2人がステージに揃い立つのが面白そうだと思いました。

――音楽を担当される王舟さんも、ヨーロッパ企画の舞台に参加するのは初めてですが、ドラマでは何度かご一緒されていますね。

上田:王舟さんは、音楽におけるファッションコードのようなものを自在に操ることができる方です。どれを聞いてもまったく違った印象を受ける音楽を作られていて、今回の舞台に求めているエキゾチックな世界観も表現してもらえるのではないかと思いました。「今作のCM用にデモをいただけませんか?」とお願いしてみたところ、なんとパターンの違う楽曲が7曲も送られてきて……! 王舟さんも僕のイメージを凌駕して、作品世界を広げてくださる方でしたね。

――“冒険”をテーマにしているということで、3人が今後やってみたいこと/行ってみたい場所などをうかがえますか?

金丸:僕はもう、地理的な冒険はお腹いっぱいです。向こう10~20年は旅行も行かなくていいくらい(笑)。挑戦という意味では、もう10年以上も関わっているヨーロッパ企画の皆さんに「こいつにまだこんな引き出しがあったとは!?」と驚いてほしいですね。せっかく入団させてもらえたので、ヨーロッパ企画の新たな可能性になれるように頑張ります!

上田:最初の人から抽象的な話が出ちゃったな~(笑)。

金子:ごめんなさい、僕も抽象的なことになっちゃいます(笑)。僕は、アウェイな現場を冒険したいですね。この仕事をしていると、よく「アウェイって面白いな」と思うんです。もちろん悲しいし切ない気持ちにもなるのですが、それが踏み台になって、良い芝居になったりするんですよね。いつか、言葉の通じない国でエチュードをやらされてみたい(笑)。自ら進んで挑戦するのではなく、“やらされる”というのが大事。そのアウェイ感を常に感じて、成長していきたいです。

上田:僕はもともと地理的な冒険はしないのですが、“読書の冒険”はよくします。自分ではない人の書いた言葉を辿って歩く作業って、かなり負荷がかかりますよね。ただ、自分の中にはない“その人の世界”に連れて行ってもらえているようで、大いなる旅に出ている気分になります。

――本作は過去最多の全14都市を回ります。公演を楽しみにしている全国の方々へ、メッセージをお願いします。

金子:歴史あるヨーロッパ企画の舞台に参加できること、劇団の皆さんと一緒に芝居ができることは、大変光栄なことだと思っています。こんな長い期間に上演される舞台に出演するのは初めてで、僕にとってターニングポイントとなる作品になるのではないでしょうか。思い残すことがないくらいの芝居をぶつけて、発散しようと思っています。そんな僕の全力を、来てくださる皆さんにぜひ楽しんでほしいです。

金丸:まったく守りに入っていない、オルタナティブで攻めの姿勢の新作公演をお届けできると思っています。脳をガツンと殴られたような感覚になりたい人、大笑いしてスカッとしたい人はぜひ観に来てください!

上田:日々脚本を書いていると「これはもうダメだ」という気持ちと「最高傑作だ!」という気持ちが交互に訪れます。「超面白いネタを思いついた!」と思ってメモしても、次の日には「なんだこれ」となることが多いのですが(笑)……今作は、その「もうダメだ」や「なんだこれ」の気持ちになっていないんですよね。観に来てくださる方には、おそらく傑作を見せられるのではないかと思っています。期待していてください。

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