かまいたちのラジオ番組『かまいたちのヘイ!タクシー!』で見えてくる番組の魅力とは

お笑いコンビ・かまいたちがタクシーに乗り、街を巡りながらお届けするラジオ番組『かまいたちのヘイ!タクシー!』(TBSラジオ)。かまいたちがリラックスしながら話す素のトークや番組の魅力に迫ります。

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コントや漫才、ロケ…賞レースも総なめ!かまいたちブレイクまでの軌跡

吉本興業の養成所・NSC大阪校26期生だった山内健司さんと濱家隆一さんは、2004年5月にコンビ「鎌鼬」を結成しました。大阪の若手芸人が拠点としていた劇場「baseよしもと」や「5upよしもと」で漫才やコント、テレビ番組でロケの腕を磨き、2009年4月末にコンビ名を「かまいたち」に変更。2012年の「第33回ABCお笑いグランプリ」で優勝し、大阪における若手実力派芸人の筆頭となります。

2017年に「第10回キングオブコント」での優勝を機に東京へ進出。結成15年のラストイヤーとなった「M-1グランプリ2019」ではミルクボーイ、ぺこぱとともに決勝戦へ。結果は審査員7名中6票を獲得したミルクボーイの優勝に終わりましたが、松本人志さんが唯一、かまいたちに1票を投じた幕切れは大きなインパクトを与えました。

その後、2018年・2019年にロケ最強芸人を決める『ロケ最強芸人決定戦 外王』(フジテレビ系)で連覇を果たすと、2021年には「第56回上方漫才大賞」で大賞を受賞。コントや漫才、ロケにおける各賞レースを総なめにし、テレビやネット配信で冠番組やMCを務める番組を続々とスタートさせます。

2020年2月には、公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」、2021年10月にはオフィシャルファンクラブ「OMAETACHI」をそれぞれ開設。2023年2月には、お笑いコンビとしては大規模となる日本武道館での単独ライブ「DESIRE」を開催し、8500人の観客を笑いの渦に巻き込みました。「かまいたちチャンネル」の登録者数は200万人を超えるなど、勢いはとどまることを知りません。

車内&車外収録の個性派ラジオ TBSラジオ『かまいたちのヘイ!タクシー!』

かまいたちのラジオでの活躍を紐解くと、「baseよしもと」時代は劇場前に位置するYES-fmの公開生放送『オンスト』(2007年5月〜2010年3月)、ABCラジオ『俺達かまいたち』(2014年1月〜2018年3月)、FM大阪『よしもとラジオ高校〜らじこー』(2014年4月 - 2018年3月)、MBSラジオ『エビ中☆なんやねん』(2018年6月〜2021年4月)などにレギュラー出演していました。

2018年4月より初の東京でのレギュラー放送となった、TBSラジオ『かまいたちのヘイ!タクシー!』(通称:『かまタク』)は、かまいたちの2人がタクシーに乗車し、車内でのトークや都内近郊のさまざまな街で降りてトークを繰り広げるという、前代未聞の内容が話題を集めました。運転手を務めるのは、番組の構成作家を務める"モリシー"こと森下さん。タクシー会社に就職しながら作家業も兼務していたことから、この企画が実現しました(現在は作家業のみ)。

今まで都内近郊の街角の路上からだけでなく、「矢切の渡し」(千葉県松戸市)の船上や、波打際を車で走れる千里浜海岸(石川県)、山内さんのバースデー会場となった番組スタッフの自宅からなど、国内のあちこちで番組収録を行い、その土地ならではの光景や空気感を伝えています。

目的地に向かうまでの車内トークや、スタジオ収録でのフリートークも絶品。山内さんの『キングオブコント』審査員の感想や、濱家さんが感激した粉瘤専門クリニックでのエピソードなど、テレビでは見せない本音や暮らしぶりをおしゃべり。気心の知れたスタッフ、そして"カリスナー"(番組リスナー)たちの前で、2人がリラックスしながら話す素のトークが楽しめます。

かまいたちのヘイ!タクシー!
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週月曜 21時30分~22時00分
出演者:かまいたち
番組ホームページ
公式X

X(旧:Twitter)ハッシュタグは「#かまタク」

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※放送情報は変更となる場合があります。

『かまいたちのヘイ!タクシー!』コーナー紹介

現在、募集中のコーナーを紹介。決まったフレーズを言わせる趣旨のコーナーが周期的に入れ替わっています。

バックアタック中垣内
「○○みたいに言うな」、「○○みたいに言ってしまった」などのエピソードを募集。コーナー名は元バレーボール日本代表・中垣内祐一さんに由来。

『かまいたちのヘイ!タクシー!』過去のロケ地&放送エピソード紹介

かまいたちの2人が番組カー「カリファイア」に乗車して東京都内のあちこちに出没。これまでも自由が丘、人形町、神保町、北品川、赤羽、合羽橋、吉祥寺、大森……とさまざまな街でロケを行いました。かまいたちと偶然出会った街の人々とのハプニングもこの番組の醍醐味。その中から、放送内容を一部紹介します。

「タクミツくん」VS「カリファイア」(2022年1月17日放送)

『かまいたちのヘイ!タクシー!』では、番組開始からロケ専用車を購入した2021年秋までの約3年半、本物のタクシーに乗車しながらの収録が行われてきました。ロケ専用車の購入に伴い、8人乗りの乗用車「かまタクカー(仮)」(ヴェルファイア)の正式名称を募集したところ、車名の候補をめぐって、かまいたちの間で意見が対立しました。

濱家:「かまタクカー(仮)」の名前を募集してたやつが来てますよ、山内さん。「ラジオネーム:カンジ・スガワさん。車は変わりましたが、運転手は変わらず森下さんだと思うので、「カリファイア」というのはどうでしょうか。」

山内:良いんじゃないですか。

濱家:「ラジオネーム:せつなさみだれぎりさん。濱家隆一の"1"、山内健司の"2"、もりしーの"4"。3が空いているので、タクシーの"タク"と"3"を合わせて「タクミツくん」というのはどうでしょう。」

山内:何やねん、それ。なんか途中まですごい……「おお!」みたいな感じになったけど……。「タクミツくん」……。おもろそうな助走、めっちゃあるのに。

濱家:今のところ「タクミツくん」かなあ。

山内:いや、「タクミツくん」は無いよ。

濱家:「ラジオネーム:マザーオブウルトラさん。かまいたちとヴェルファイアを混ぜて「かまファイア」はどうでしょう?」

山内:「かまファイア」……。それなら「カリファイア」の方が。迷うね。

濱家:(メールを読む)「『かまタク』のリスナー"カリスナー"がすっかり定着してきたので、『かまタク』の車は、「カクルマー」に……(笑)。」

山内:へったくそやなぁ……。何が……。小学生かって。カクルマー……。

新しい番組名や下ネタ混じりの車名も寄せられる中、この回の放送時点では「カリファイア」と「タクミツくん」が有力候補となりました。

山内:「カリファイア」、俺好きやけどねえ。"カリスナー"とセットで。

濱家:…ってなったら、あれは? 「カクルマー」も良いんじゃ……。

山内:「カクルマー」は……何にもかかってないやん。何なん、「カクルマー」って(笑)。

濱家:今のところ暫定は「カリファイア」と「タクミツくん」やね。俺は「タクミツくん」を推します。

「グリーン車」VS「タクミツくん」VS「カリファイア」(2022年1月24日放送)

前週分の放送で、山内さん推薦の「カリファイア」と濱家さん推薦の「タクミツくん」に絞られた「かまタクカー(仮)」。納車式の際に駆けつけたリスナーからの候補「グリーン車」も再び浮上し、車名決めは最終段階に。話し合いでは決まらず、"ある方法"によって決定することになりました。山内さんの"カリスナー"や「カリファイア」の呼称に対する熱い想いがあふれたシーンを振り返ります。

山内:もうそろそろ決めたいですねえ。「カリファイア」か「グリーン車」。

濱家:「カリファイア」もやっぱり良いけどねえ。

山内:カリスナーって言ってるからね。「僕、カリスナーです」っていう人、こないだいたよね。「えっ、カリスナーなんですか?」って。ロケで行ったお店の人よ。

濱家:そうそうそう。

山内:やっぱり「あっ」ってわかりやすい。「あっ、『ヘイ!タクシー!』を聴いてくれてるんだ」って一瞬でわかるから。「カリファイアを見ました」って言われたら、ラジオの時に(車に)乗ってるのを見てくれたんだなってわかるし。

濱家:「タクミツくん」もなあ。

山内:「タクミツくん」は無いのよ。何で迷う必要があんの。「カリファイア」かな。

濱家:ええ、もう決定すんの?

山内:もう決定でいいんじゃないですか、これは。

濱家:うーん……「カリファイア」……。

山内:じゃあ「カリファイア」に勝てる人がいるかどうか、もう1週だけ聞きますか? 「タクミツくん」は無いのよ。意味がわからないから。

濱家:……なんか下ネタ過ぎてなあ。

山内:……そういうラジオやろ! 何を今、気にしてんねん。カリスナー言うてるやんけ。

濱家:カリスナーは、リスナーの"リ"を取って"カリスナー"やんか。「ヴェルファイア」と「カリファイア」って、かかってないのが気になんねん。

山内:どこ気にしてんの。

濱家:決まる時って、「あっ」っていう決まり方になると思うねん。「カリファイア」って「あっ」ってなった?

山内:「カリファイア」は、まあまあまあ……。

濱家:運命かどうか、やる? じゃんけんして山内が勝ったら「カリファイア」にしようか。そういうことやから結局。

二人:最初はグー、じゃんけん!(山内:チョキ、濱家:パー)

濱家:「カリファイア」や。

山内:そんな決まり方なん。じゃんけん負けて。

濱家:運命ってそういうことやから。もう1回俺がじゃんけんして、俺は今負ける運命やねん。俺の意見が通らないっていう運命やねん。今はそういう流れやから、もう1回やったとしても負けんねん。

山内:もりしーと濱家で。

濱家:もりしーが勝ったら「カリファイア」ね。俺が勝ったら、もう1週募集ね。

二人:最初はグー、じゃんけん!(モリシー:パー、濱家:グー)

山内:あら、もりしーが勝った。

濱家:「カリファイア」だ。

山内:何を今、試して言ってるの?

濱家:……運命論って、分かる?

東京・谷中でハムサンドを堪能するかまいたちに熱い視線が…!?(2023年1月16日放送)

この回の放送は、東京下町の台東区・谷中銀座商店街でロケ収録。偶然出会った地元の青年から、谷中の名物グルメ情報を入手しました。名物のハムをパンにはさんで食べたいと近くのパン屋に寄り、店内で特別にハムをスライスしてもらい、ハムサンドを堪能しました。その様子を、あの青年が電柱の陰から覗いてていて……! 街中での探索や店内での空き時間に「あいうえお作文」や替え歌を歌いながらの収録は、ラジオで画がない分、さまざまな工夫でつなぐアイデアが光りました。

東京・亀有のジェラート店&スタッフ宅訪問で意外な事実が…!?(2023年3月13日放送)

この回のロケ収録地は、東京下町・葛飾区にある亀有ゆうろーど。人気マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台となった街とあり、主人公・両津勘吉の銅像と記念撮影をするかまいたち。商店街の中にあったジェラート店で濱家さんが店員に取材交渉をすると、すんなりOKをもらい、おすすめジェラートを堪能することに。コロナ禍にオープンした経緯や店長の前職を聞きだし、意外な事実に驚く2人。さらに、亀有在住のスタッフ宅にお邪魔すると、そこで思わぬハプニングが……。スタッフ宅での収録が多いのも『かまタク』の醍醐味です。

「森下の乗車日誌」もYoutubeで公開中!

TBSラジオの公式YouTubeチャンネルでは、番組連動形コンテンツ「森下の乗車日誌」を定期的に配信しています。タクシー運転手兼構成作家の森下さんが主役となり、未公開のロケ映像や抜き打ちで行われるかまいたちのファッションチェック、リアルタクシー運転手を卒業する森下さんを追った胸アツシーンなど、ラジオがより深く楽しめる映像が満載です。

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この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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