『とうこのねっこ』あなたが擦り切れるほど聴いたアルバムは?

THE MUSIC OF NOTE『古内東⼦ラジオ』
2023年1月から3月末までの3か月間は、2月にデビュー30周年を迎える古内東子が「古内東子ラジオ」と題して毎週1時間の番組をお送りします。

「とうこのねっこ」#2のテーマは"擦り切れるほど聴いたアルバム part1"

このコーナーは、「ねっこ=ルーツ」ということで、古内東子の音楽人生のルーツとなるアーティストや作品について毎週1つ、ご紹介していきます。

選んだのはAl Jarreauの「Breakin' Away」(’81)。
― 仕事を始めてから聴くようになったアルバム。私のアーティスト人生初期を支えてくれた大切な1枚で、"魔法の手"ツアーの時に開演前に毎回流していました。
みなさんが席についている間、幕の後ろでメンバーと歌ってみたり踊ってみたり・・すごく思い出に残っている ―

【「とうこのねっこ」オンエアリスト】
・Breakin' Away/Al Jarreau
・Our Love/Al Jarreau
そしてこのアルバムの影響を受けた自身の作品として
・今夜ベッドで/古内東子 from Al「10stories」
ポップであり、かっこよくもあり、ちょっときゅんとする、そんな点で影響を受けた作品。

「とうこのうた」30年の足跡を作品を通して振り返るコーナー

選んだのは’98年リリースの7枚目のアルバム「魔法の手」のタイトルトラック、「魔法の手」。

― 当時、LAで何週間かアパートメントを借りてレコーディングしました。ホームシックになりながら(笑)ロサンゼルスの参加アーティストの皆さんが本当に楽しそうに演奏してくれて感動した思い出が ―

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皆さんもぜひ番組にご参加ください!
番組への感想や古内東子への質問、楽曲との思い出や、おすすめしたい曲などなど、内容はなんでもOKです!
悩み事相談なんかも、ぜひぜひお気軽にメールください!
▼リクエストはこちら
https://cocolo.jp/service/Request/index/member/5210
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3月8日にデビュー30周年記念オリジナル・アルバム『果てしないこと』をリリース

今年2月リリースの『体温、鼓動』以来約1年ぶりとなる待望のニューアルバムは、近年親交が深いTomoKANNO(Drums)、山本連(Bass)、石成正人(Guitar)、松本圭司(Piano)、井上薫(Keyboards)を迎えて、全曲を通してバンドでのレコーディング。
初回生産限定盤は2022年10月11日に国際フォーラムCで行なわれた「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE」を全曲収録したブルーレイディスク付の2枚組仕様となっています。

【発売日】2023年3月8日
【初回生産限定盤】(MHCL-3020~3021):¥7,700(税込)
・Disc-1(CD) :曲目未定
・Disc-2 (BD):2022年10月11日に国際フォーラムCで行なわれた
「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE」全25曲収録。
【通常盤】(MHCL-3022):¥3,300(税込)
・(CD) 曲未定
https://www.110107.com/TOKO30/

【予約特典】 
▼Sony Music Shop
オリジナルミニタオル
▼楽天ブックス
オリジナルL判ブロマイド
▼Amazon.co.jp
メガジャケ
▼セブンネットショッピング
オリジナルミニスマホスタンドキーホルダー
▼TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)
オリジナルポストカード(Type.A)
▼HMV全店(HMV&BOOKS Online含む/一部店舗除く)
オリジナルポストカード(Type.B)
▼山野楽器CD/DVD取扱い店舗およびオンラインショップ
オリジナルポストカード(Type.C)
▼古内東子 応援店
オリジナルポストカード(Type.D)

【ライブ情報】古内東子「TOKO FURUUCHI 30th ANNIVERSARY Billboard Live Tour 2023」

ニューアルバム『果てしないこと』を引っ提げてのビルボードライブ・ツアーの開催も決定!

■2023/3/8(水):ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
1stステージ 開場16:30 開演17:30 / 2ndステージ 開場19:30 開演20:30
■2023/3/11(土):ビルボードライブ横浜(1日2回公演)
1stステージ 開場15:30 開演16:30 / 2ndステージ 開場18:30 開演19:30
■2023/3/17(金):ビルボードライブ東京(1日2回公演)
1stステージ 開場16:30 開演17:30 / 2ndステージ 開場19:30 開演20:30

【チケット】
サービスエリア¥8,000-/カジュアルエリア¥7,500-(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。
・Club BBL会員先行=2023/1/10(火)12:00正午より
・一般予約受付開始=2023/1/17(火)12:00正午より

※横浜公演のご予約はビルボードライブWEBサイトおよびプレイガイドにて行います。ビルボードライブ予約センターでの電話受付はございませんので予めご了承ください。

【公演に関するお問い合わせ】
●ビルボードライブ東京:03-3405-1133
〒107-0052東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
●ビルボードライブ横浜:0570-05-6565
〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5 丁目57 番地2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F
●ビルボードライブ大阪: 06-6342-7722
〒530-0001大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B2

Billboard Live Official Web
http://www.billboard-live.com/

Profile:古内東子(ふるうち・とうこ)

1972年生まれ、東京都出身の女性シンガーソングライター。高校生の頃に姉のDX7を使用して作曲を始め、レコード会社に送ったデモテープがきっかけとなり、1993年2月にシングル「はやくいそいで」でデビューを果たす。1995年にリリースしたシングル「誰より好きなのに」がヒットし、同曲を収録したアルバム「Hourglass」もロングヒット。恋心を鮮烈に歌い上げた都会的なナンバーで多くの女性の共感を呼んでいる。2022年2月に3年4カ月ぶりのアルバム「体温、鼓動」を発表。

古内東子 Official Site:https://www.tokofuruuchi.com

古内東⼦ラジオ
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週金曜 21時00分~22時00分
出演者:古内東子

周年記念アーティストがリレー形式でラジオDJを務めるFM COCOLOのレギュラープログラム『THE MUSIC OF NOTE』。

※該当回の聴取期間は終了しました。

村上春樹 AIに小説を脅かされるとは思わない……翻訳家・柴田元幸とAIについて語る

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」。11月3日(火・祝)は、特別番組として『村上RADIO「翻訳夜話」スペシャル~音楽で仮定法を学ぶ~』をオンエア。今回は早稲田大学国際文学館の開館5周年を記念し、10月1日に小野記念講堂で開催された公開録音イベントの模様をお届けしました。

盟友である翻訳家の柴田元幸さんを迎え、進行役の坂本美雨さんとともに「音楽で仮定法を学ぶ」をテーマに白熱の翻訳談議を展開。ビーチ・ボーイズやエディット・ピアフなどの名曲に乗せて英語表現のニュアンスを紐解いたほか、方言・スラングの訳し方やAI時代における翻訳の未来、参加者からのQ&Aまで、言葉と文学の魅力が詰まった贅沢な時間となりました。

この記事では、この記事では中盤のトークパートの模様を紹介します。


(写真左から)坂本美雨さん、村上春樹さん、柴田元幸さん



<ステージに司会役の坂本美雨が登壇>

坂本美雨(以下、美雨)皆さんこんにちは、坂本美雨です。音楽で仮定法を学ぶ非常に勉強になりました。私も英語を話すは話すんですけど、子どもの頃に普通に会話の中で覚えていってしまったので、こういうふうに分解してというか、ifってそういうふうに使うんだ、mightってそうなんだっていう……本当に勉強になりましたけれども。さあ、皆さんからたくさん質問をいただいています。

「(ラジオネーム:ポテポテ)出版翻訳の世界の片隅でひっそり生きているものです。訳語に新しめの言葉を使うことをお二人はどう思われますか。使うとすればその範囲をどう決めていますか」

「(ラジオネーム:キノコマッシュルーム)外国語にも方言ってあると思うのですが、訳するときはどうしていらっしゃるのでしょうか。ほにゃららやでとか何々ばいみたいにすると、なんか変だし。」

というちょっと具体的な質問でしたけれどもいかがでしょうか?

村上)新しめの言葉を使うこと……。

柴田)新しめの言葉を知らないですよ。僕の中で今、翻訳者としてもうマイブームなのは、「すごく疲れた」じゃなくて「すごい疲れた」という言い方。これが僕の中ではすごい新鮮だという、それぐらい古いんです。なので、その心配はいらない。

村上)でも、いかにも新しいことを話しているというケースはありますよね。そういうニュアンスはやっぱり少し出さないといけないわけですね。

柴田)まあ、そうですね。ただ、それを単語レベルでやっていくと、その言葉はもしかしたらすぐ古びるかもしれないという心配はありますよね。

村上)例えばdissって言葉ですよね。動詞のdiss。日本語でもディスるって言いますよね。

柴田)今、言いますね。

村上)それはどうやったらいいかとか時々迷いますよね。ディスるって訳しちゃうと、なんかね……。

柴田)ダメですか?

村上)ディスるって訳すと自分が軽くなってる気がして、なんか抵抗があるんですよね。でも原文でも実際にdissって使ってるわけだから、どうしようかなと困るときはありますね。

柴田)だから、新しい言葉に限らず、自分がこの辺の言葉を使えないなと思ったら、まず自分なりに訳して、そういう言葉に詳しい人に見てもらうってことは結構やりますね。

村上)柴田さん、SNSとかやらないでしょ?

柴田)やるんですよ、それが。「MONKEY」という雑誌もやってるので、そこでちょっとやるんですけど、新しい言葉よりも、例えばファッションの言葉とか全然知らないし、車とかそういうのが詳しい人に「好きな人たちはこういうふうに言うんだよ」っていうのを教えてもらうっていうことはやりますね。

村上)僕はね、翻訳していて人にあんまり聞かないですね。

柴田)だからやっぱり村上さんはそれなりに新しい、それなりになんていったら失礼ですけど、新しい言葉とか仕入れてるんじゃないですか、やっぱり小説家として。

村上)入ってきてるのかもしれない……。

柴田)方言はね、原理的に答えるのはとても簡単というか、論理的に答えられるというか、方言を日本語の方言に置き換えるというのをやめたほうがいいと思うので、自分がそういう方言をよほど使いこなせない限り。それをやめるとすれば、なぜそこに方言が使われているかというのを考えて、それが例えばユーモアを意図しているのか、それともその人が社会的に虐げられているということを伝えているのか、それとも音の方言の美しさ、詩情みたいなポエトリーみたいなものが目指されているのか、それを見極めて、その要素を強調して訳すようにする。言うのは簡単なんですけど……(笑)。

村上)僕が一番困ったのは、フィッツジェラルドの短編で、フィッツジェラルドの奥さんのゼルダはアラバマ出身で、もう純粋な南部弁なんですよね。それを訳すときに、南部方言というのは訳しようがないんですよね。

柴田)日本語の方言で何か代用しようと思ってもそんなのないですよね。

村上)結局どうだったっけな、ニュアンスで訳すしかないですね。なんとかだべとか、そういうのはやっぱり日本の東北とアメリカ南部とは違うからね。だからね、ちょっとしたニュアンスで出せると思うんですけどね。

柴田)結局その方言自体の味わいを100%伝えることはできない。じゃあもう翻訳なんかやっても仕方ないというふうには短絡的にならない方がよくて、他に伝えられることはいくつかあるので、そっちで伝えれば大体は伝わるかぐらいに構えるのがいいのかなと思う。

村上)時々、関西弁とかでやってる人いますけどね。やっぱり読みにくいですね。

柴田)そうですね。短編の、いかにもこれは短い文体実験ですという範囲ならいいんですけどね。長くやられると。

美雨)さあ、会場にいらっしゃる方からも質問をいただいています。

「(ラジオネーム:浜島ヒヨドリ)日本語の報告書などをフランス語に翻訳する実務翻訳をしています。しかし悲しいことに近年の目覚ましいAIの進歩により、ほぼお役御免となりつつあり、私は仕事を失いかけています。AIがこのまま進化していったらお二人はいつの日か文芸翻訳もAIが担うようになると思われますか?」

村上)この間ラジオで言ったんですけど、小説を書くというのは、これまでの情報を分析して組み替えればできるものじゃなくて、新しく自分の中で情報を作っていかないと書けないものなんですよね。例えば、ある種の妄想とかね。ある種の矛盾とかね。そういうものから出てくる新しい情報を小説に入れるわけです。AIには多分それはできないと思うんだよね。だから僕は特にAIを脅威だとは感じてないし、むしろAIが僕を脅威に感じてくれるといいなというふうには思ってます。

柴田)それは創作者としての村上さんじゃないですか。

村上)そうです。

柴田)翻訳者はどうですかね?

村上)翻訳もね、僕は無理だと思います。時々AIで試しに何かやってみることはあるけど、今のところはひどい訳しか出てこない。もっとソフィスティケートされるかもしれないけど、やっぱり文芸翻訳というのは実務翻訳とは別ですよね。

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<番組概要>
番組名:村上RADIO「翻訳夜話」スペシャル~音楽で仮定法を学ぶ~
放送日時:2026年11月3日(火・祝) 14:00~15:55
出演:村上春樹、柴田元幸、坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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