お米が食料自給率アップの救世主!

FM FUJI毎週月曜にオンエアの『ACTUS』内コーナー「social issues watching」(10:40~)では注目されている社会問題・出来事などをピックアップして紹介しています。今回は「食料自給率向上・若者の意識」についてピックアップ。食料自給率向上と若者の意識について、そして調査結果について新たな国民運動・食から日本を考える「ニッポンフードシフト」を実施している農林水産省の小嶋直樹さんにお話を伺いました。

農林水産省が取り組む「ニッポンフードシフト」とは?
普段の生活の中で農業を身近に感じる機会が少なくなってきている課題がある中、身近である「食べること」をきっかけに日本や世界の農業や農村でどんなことが起こっているのか、多くの方に知ってもらいたいという気持ちから、農林水産省では昨年からこの広報活動として、消費者、生産者、食品関連事業者、日本の「食」を支えるあらゆる人々と行政が一体となって、考え、議論し、行動する国民運動「ニッポンフードシフト」が始まりました。

知識はあっても意識は低い若年層
農林水産省が行った消費者の食への意識調査では、年配者が自国の食料自給率が低いことを自覚し改善に取り組もうとしているのに対し、若年層は自給率が低い事は理解しつつも、その先の行動に結びついていないことが分かりました。小嶋さんは「若い人たちは生まれた時からスーパーやコンビニに商品が当たり前に並んでいて、頼めば出前も来てくれる環境で、食べるのに困ることがリアルに想像できないからではないか」と考えます。

日本の食料自給率ってどのくらい?
なんとたったの37%。カナダの266%やオーストラリアの200%、アメリカの132%と比べてもとても低いことが分かります。国際交渉や様々な情報収集により食物の輸入が途絶えないようにしているものの、ロシアのウクライナ侵攻など国際問題の影響で自国への供給を優先する国がたくさん出てきてしまうと最悪の場合、日本への輸入が途絶えてしまうということもあり得ます。

食料自給率をあげるには
お米を食べること!
昭和40年頃まで遡ると日本の食料自給率は73%。この頃に比べると、日本人のお米を食べる量は実は半分ぐらいになっています。もし今、国民全員でご飯をたった一口多く食べるだけで、なんと自給率は1%上がるんです。 米粉パンや小麦のうどんなど、国産のものを意識して食べることが、簡単で気軽にできる方法なんです。

発信力のある若い人たちの意識が向きSNSなどで発信することで、たくさんの日本人が意識するきっかけにつながります。国産のものを選ぶ、さらには自分の住んでいる地域で生産しているものを選ぶ・・。難しく考えず、できることから始めてみませんか?

ニッポンフードシフト

ACTUS
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週月曜~木曜 7時00分~11時53分
出演者:宍戸美憂、KOUSAKU
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