【#ムンラバ】「共に学びながら番組を作り上げたい」シンガーズハイインタビュー

シンガーズハイとインタビューを担当した鈴木さん(左)

2023年4月、新番組『ROCK VOLTAGE Moonlight Lovers』(通称『ムンラバ』)が毎週木曜22時からFM FUJIでスタートしました。強いメッセージ性のある歌詞と耳に残るハイトーンボイスが特徴なZ世代に人気を誇る4ピースバンド、シンガーズハイの初の冠ラジオ番組です。ステージで見せるものとは違うメンバーの掛け合いには1度聞けば心つかまれること間違いなし!今回はメンバーの内山ショートさん、みつさん、ほりたいがさん、りゅーいちさんにインタビューし、番組が決まった時の気持ちや初冠番組に対する想いなどを聞きました。

※この記事は、FM FUJIの大学生アンバサダー「D studio」のメンバーが構成を担当しました。

番組の主なコーナー紹介

◆22時25分頃~「ひみついっちゃいなよ?」

リスナー(「ラバーズ」)が抱えている秘密を、シンガーズハイとラバーズだけに共有しようというコーナー。読まれたメールの中から「MVH」(most valuable ひみつ)をメンバーが選び、MVHに選ばれたリスナーは番組特製ステッカーが送られます!

◆22時45分頃〜「ごちゃごちゃうるせえ」

リスナーから思わず「うるせえ!」と感じたことを募集するコーナー。メールの最後は「ごちゃごちゃうるせえ」で締めます。このコーナーも「MVG」(most valuable ごちゃごちゃ)をメンバーが選び、MVGに選ばれたリスナーは番組特製ステッカーが送られます!

ステージ上とは違ったラフな自分たちを

――冠番組が決まった時の当時の気持ちを教えてください。

みつ:自分たちのラジオの時間帯の別の曜日が大物ばかりでプレッシャーがありました(笑)

内山:事務所の社長に「以前からパーソナリティーの仕事とかをやってみたいんですよね……」という話をしてみたところ、FM FUJIさんの番組の話につながって。詳細を知った時に「この時間帯に自分達が冠番組を持つのか!」という驚きが一番大きかったです。冠番組を持ちたいという気持ちは強かったので驚く半面、喜びも強かったです(笑)

――番組の魅力をひとことで表すと?

みつ:スローガンは楽屋ノリだよね。

内山:「年相応の楽屋ノリ」ですかね(笑) ラジオをやってらっしゃる方とかでは自分たちのような20代30代よりも年齢層が比較的高い傾向にあると思うので。

ほり:若さというかなんというか…

内山:そうですね…若さを売りにしたいですね!Z世代に刺さるようなラジオにしていきたいですね。

みつ:若者のラジオ離れも言われているためそれに切り込むように、なにか貢献もできればいいのかなと思います。

番組が始まったことによる変化

――今までは自分たちを表現する場としてはSNSが主要だったとお聞きしたのですが、番組が始まってから変化したことはありますか?

みつ:ライブ配信の数は少なくなったよね。

ほり:ライブ配信の数はもちろん減りましたが番組を毎週やっているため、生活の一部というか、「この話ラジオに使えるかも。」「この話おもしろかったね。番組で話したほうがいいかも。」みたいなことが多くなったかもしれません(笑)

りゅーいち:「ラジオに持っていきたい!」という風に考えるようになったよね。普段の生活からラジオありきの日常会話というのが増えたような気がする(笑)

内山:元々は僕たちメンバー4人でいる時はよく話すほうなので、コミュニケーションはよくとっているので……

りゅーいち:4人でならすごいよね(笑)

内山:そうそう(笑)。この自分たちのノリをどうやって番組で聞いてもらおうかと常日頃生活の中で考えるようになっちゃったかもしれません。

――毎週の番組にかける想いは?

ほり:個人的には気負いたくないというか、なるべくラフにしていたくて。やっぱり自分たちのラジオだから、いい意味で気が抜ける。音楽のライブとはまた違った別の楽しみ方があると自分では考えていて、先ほど話した楽屋ノリというか、ライブとは1歩離れたオフ感を感じてもらえる場所にしたいかなと思います。

内山:でもどうだろう。個人的にはうまくいかなかったときに結構落ち込むような……。

ほり:それはお仕事ですから(笑) 今日は調子悪かったな、とか、たまにはへこむときもあって反省会もするよね(笑)

みつ:メンバー4人の人柄を知ってもらうという面ではとても良いコンテンツだと思っています。ライブに来られない人や海外から聞いている人もいるので、ライブのMCだけでしか知ってもらえない人柄が番組で発信できることがうれしくて、そんなことも意識するようにしていますね。

――これからの番組で挑戦してみたいこと

ほり:個人的にはまだ番組でゲストを呼んだことがないので、自分たちの身の回りの人に来てもらうとか、全然関わりのない大先輩をスタジオに呼ぶとかしてみたら、また普段と変わった空気感のラジオができるのかなぁと思っています。

内山:音楽にかかわらず、自分たちの好きなことに関わっている方とかをどこかでお呼びできるラジオにできたら、今後の番組も面白くなっているのかなと思いますね。

――リスナーとの掛け合いが番組の面白いポイントだと思うのですが、今後の番組ではよりリスナーとの絡みを増やしていきたいとかありますか?

ほり:リアクションメールが増えてきたのもまだまだ最近のことで、やっていて楽しくて「もっといじってほしい」とは思っていますね。ラフに絡んできてくれたらなぁと思っています!

内山:ラジオネームとかでもいじってきてくれたら面白くなっていくのかなと思いますね。若いZ世代の子たちは、まだラジオのノリとか、どういう風に掛け合いをするか、など「ラジオの空気感」に慣れていないので、お便りを通じてリスナーさんと僕たちで共に学びながら番組を作り上げたいと思っています。

りゅーいち:リアルタイムでやっている感じをこれから出していきたいですね(笑)

シンガーズハイ4人の魅力

インタビュー終了後、構成作家・番組に技術面で関わるミキサーにもシンガーズハイのみなさんの魅力についてインタビューしました。

――裏方としてみるシンガーズハイさんの魅力とは?

構成作家:一緒に仕事をしていて人柄が凄く良いなと感じていて、番組を通してメンバーの人間性を伝えたいなと思いますね。とてもいい子たちなので(笑)。番組を続けていく中で女性ファンだけでなく男性ファンも増やして、その男性ファンが彼らのライブにもぜひ参加してくれるようになったら嬉しいです。

ミキサー:4人でラジオをやっていると、ごちゃごちゃで何を話しているかわからないことがたまにあるのですが、それが初めからなく、しゃべりがうまいなと感じていますね。会話も面白くて、リスナーとの距離が近いところが魅力だと思います。スタッフとも距離が近くて、いい意味での内輪感というか、チームみたいな良さをこれから番組で出していきたいなと考えています。

大学生アンバサダーの感想

今回のインタビューでは、シンガーズハイのみなさんの番組にかける想いや情熱を感じることができました。「ROCK VOLTAGE Moonlight Lovers」はライブとは違うメンバーの皆さんのパーソナルな部分を知ることができ、4人ならではの雰囲気を感じることのできる番組だと思います。Z世代に強く刺さるトークを聞くと、1時間笑い続けること確実だと思います!毎週木曜22時からはラジコやツイキャスでぜひ聞いていただきたいです。(山梨大学・鈴木瑶)

ROCK VOLTAGE Moonlight Lovers
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週木曜 22時00分~23時00分
出演者:シンガーズハイ
公式Twitter

番組ハッシュタグは「#ムンラバ」

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

サンタの衣装はなぜ赤色? 靴下にプレゼントを入れるのはなぜ?「クリスマス」にまつわる疑問に迫る

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。12月3日(日)の放送は、クリスマスカード・切手収集家の木村正裕(きむら・まさひろ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)小山薫堂、木村正裕さん、宇賀なつみ



◆もうすぐクリスマス…日本と海外では祝い方が全然違う?

小さい頃からクリスマス好きだった木村さんは、6歳頃からクリスマスに関して自ら勉強するように。なぜなら、昭和40年代当時というと「日本でクリスマスをお祝いする文化が家庭のなかに入ってくるタイミングだったんです」と木村さん。

「実家では小さなクリスマスツリーを出してパーティーをやっていて、私が進行表を書いて、自分で司会をやって、それでクリスマスパーティーみたいなものを企画したのが最初の記憶ですね」と振り返ります。

クリスマスカードにはさまざまな絵柄があり、そこにはクリスマスアイテムが描かれているものもあるなか、「日本で作られているクリスマスカードと、ヨーロッパやアメリカで作られているクリスマスカードは根本的に絵柄が違うんですね。私が持っているクリスマスカードで面白いものは豚がたくさん描いてあるもの。クリスマスカードで豚が出てくる頻度って実はすごく多いんですよ」と木村さんからは意外な言葉が。

これに小山が「なぜなんですか?」と興味を示すと、木村さんは「クリスマスのときに豚を食べる習慣がある国が多いんです」と回答。さらに、「もともとは、冬の間に食料が少なくなってきて、秋に豚をハムなどの保存食にして取っておいて、クリスマスの時期に大切な食料をバーンと出してみんなで無礼講で食べる、という背景があります」と説明します。

そうした背景がある国のクリスマスカードには「豚がたくさん出てきたり、かわいい女の子が豚を抱えてにっこり笑っていたりします。“その後、この豚はどうなるんだろう?”って考えてしまうようなものとかもあります(笑)」と木村さん。


木村さん所有のクリスマスカード「贈り物を持つクリスト・キントとブタ」(スウェーデン 1907年使用)



そのほかにも、「馬の足に履かせる馬蹄(ばてい)ですね。幸運の印なので(カードに)描かれていたり、そういったクリスマスのアイテムが描かれることは結構ありますね」とクリスマスカードにまつわる話が次々と飛び出します。

続いては、サンタクロースの話題に。小山が「サンタの衣装が赤いのは、コカ・コーラの広告だったっていうのはよく聞きますけど、あれは本当なんですか?」と質問すると、木村さんは「その要素も多少はあると思いますけれども……」としつつ「俗説ですね」と明言。

というのも、「その前にも赤い衣装のサンタクロースはいたので。そのなかでコカ・コーラが赤い衣装のサンタクロースに目をつけて、大々的に宣伝をしたのだと思います」と見解を示します。

木村さんいわく、赤色だけでなく、他の色を着たサンタも昔にはいたそうで「私が持っているクリスマスカードだと、緑色の格好をしたサンタクロースとか、灰色の膜みたいなものをかぶっているサンタクロースとか、いろいろなサンタクロースがいますね」と話します。

さらに小山が「(サンタが)煙突から入って靴下にプレゼントを入れるというのは、誰が?」と尋ねると、「もともとの物語の1つとしてあるのは、セイント・ニコラスという昔の聖人がいまして、いろいろな奇跡を起こす人と言われているんですけど。貧しい家庭に適齢期の娘さんたちがいて、その人たちの婚姻のためのお金が足りないというので、夜にそこの家を訪ねて、開けっぱなしの窓からポンと金貨を投げたら、吊るしてあった靴下の中に入ったという話が聖書外典という本に残っていまして、そこから話が来ているんですね。そして、北欧のほうでは小さな妖精の伝説もありまして。小さい妖精が煙突から入ってくるというのもサンタクロースのルーツの1つです」と真摯に答える木村さん。

一方、宇賀からは「よくアメリカやヨーロッパのドラマで、クリスマスカードを贈り合うシーンが出てきたりするじゃないですか。向こうのクリスマスカードって、日本でいう年賀状みたいな感じなんですか?」との質問が。

木村さんは「実はクリスマスというのが正式に終わるのは1月6日の公現祭と呼ばれる日なんですね。クリスマス当日から1月6日までがクリスマスの期間なので、年末年始も含まれるんですね。日本の場合はお正月にたくさんお祝いをしますが、どちらかというとヨーロッパのほうはクリスマスのお祝いをしてそれが1月6日まで続く……ということになるので、クリスマスカードで『Merry Christmas & A Happy New Year』と書いてあるものもあります」と話します。

さらには、「日本だとクリスマスが終わるとデパートの方たちが(装飾の撤去を)徹夜でやりますけど(笑)。クリスマスツリーを片付ける日が決まっている国もありますが、だいたいが1月6日くらいに片付ける感じですね」と海外との違いについて言及します。

それを聞き、「だから向こうは年が明けてもクリスマスツリーをしまわないんですね」と納得しきりの宇賀でした。


木村さん所有のクリスマスカード「子供たちにギフトを手渡しするサンタクロース」(英国 1913年使用))



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12月3日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月11日(月) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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