音のない世界で、あなたに何を伝えられるだろう?「ダイアログ・イン・サイレンス」

「ダイアログ・イン・サイレンス」の様子

音楽も、ラジオも、そしてあなたの声も聞こえない世界で、人はどのようにして意思疎通を図るのだろう。音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテインメント「ダイアログ・イン・サイレンス(DIALOGUE IN SILENCE) 2019」が、8月9日から18日までの間、LUMINE0 NEWoMan新宿にて開催された。

1998年にドイツで開催されて以降、世界中で100万人以上が体験。日本では2017年に初開催され、約1万人が訪れた。このイベントに、大学生・専門学校生のコミュニティサークル「J-WAVE WACODES」のメンバーである、慶應義塾大学4年の中原慎弥が参加。レポートをお届けしよう。


■目も合わせづらかったけど…ボディランゲージで緊張がほぐれる

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受付に向かうと、スタッフの方が「雨、ひどかったですね。大丈夫でしたか?」と優しい言葉を、まっすぐの眼差しと共にかけてくれた。ほくほくした気持ちで荷物をコインロッカーに預けると開場時間になった。入り口に集まったのは、会社帰り風のサラリーマンから若い男女まで、合計12人。

「初めて会う人ばかりですよね。ですが同じチームメンバーです、どんな人がいるかお互い顔を見合わせていただいて、挨拶をしてから始めましょう。よろしくお願いします」

みんな、固い。いや、私もだった。はじめましての見知らぬ大人ばかり、目を合わせづらいし、気まずい。

「この扉を開けて中に入ると、ひとりのスタッフが中で皆さんを待っています。そのスタッフは元々音のない世界で過ごしている、聴覚障がいを持っている者です。耳が聞こえません。ですが、音のない世界で楽しく過ごす方法をよく知っていますので、仲間に入れていただいて、みなさん一緒に楽しんできてください。では、お静かに……」

ダイアログ・イン・サイレンス


会場の中に入りヘッドホンをかければ、たちまち静寂の世界。自分の呼吸と、心臓の鼓動が身体中に響く。人は、こんなにも知らずのうちに音を発しているのかと、心底驚いた。周りを見ても、みんな不安そうな顔をしていた。そんな時、アテンドの方がこのイベントの趣旨を、ジェスチャーと表情を用いて説明してくれた。その説明は、言葉を使っていないのにも関わらず、すんなり理解することができた。口元に人差し指を立てたのは、「おしゃべり禁止」のサイン。そして彼女は、喉に手を当ててねじを回すようなジェスチャーをして、それぞれに喉の弁を締めるよう促し、しめたねじを集めて大事そうにポケットにしまった。緊張がほぐれた瞬間だった。


■音のない世界でのコミュニケーション

ダイアログ・イン・サイレンス


その後は、それぞれの部屋で設けられたテーマやゲームを通じ、音のない世界でのコミュニケーションをより深く体験していく。表情筋をこれまでにないくらい使ったり、ジェスチャーや手話を交えたりすることも。特に必要だったのは、「相手の目をまっすぐに見る」ということ。自分の意図や感情を相手に届けるために、まず視線で一本の橋を架ける。かくいう私も、普段の他者とのかかわり合いの中で、きちんと正面から向き合いきれていなかったかもしれない。

ダイアログ・イン・サイレンス

ダイアログ・イン・サイレンス


プログラムがひと通り終了し、ヘッドホンを取ると、アテンドの方は入り口でみんなから集めたねじを、それぞれに返していく。やっと声が出せるようになったのに、中々出てこなかったし、大きな喪失感にも襲われた。それは、私が音のない世界での旅を、心から楽しめたからだと思う。

ダイアログ・イン・サイレンス


全体を通して、参加者の距離感が徐々に縮まっていった。終了後には笑いあったり、感想を共有しあったりする姿が、とても印象的だった。音のない世界で私たちは、音がないことの不自由さ・言葉の大切さを痛感した。しかし、音がなくとも他者とのコミュニケーションは可能であることにも気づいた。

ダイアログ・イン・サイレンス


2020年には、日本初のダイバーシティをテーマとしたミュージアム「対話の森」のオープンが予定されている。このミュージアムでは、「サイレンス」に加えて、暗闇の中で五感を研ぎ澄ませる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、歳を重ねることについて70歳以上の高齢者と共に考える「ダイアログ・ウィズ・タイム」の、3つのプログラムが予定されている。現在、開発資金を募るクラウドファンディングも実施中だ。
(文=「J-WAVE WACODES」5期生:中原慎弥)

■ダイアログ・イン・サイレンス公式サイト
https://dis.dialogue.or.jp/
■「J-WAVE WACODES」
https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
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FM802『802 RADIO MASTERS』内「MUSIC MATE」10/14(水)は台湾のMUSIC MATEが登場!

中島ヒロトがDJを担当しているFM802のラジオ番組『802 RADIO MASTERS』では、毎週水曜 17:00〜17:10 にて『MUSIC MATE』をお届けしています。
EXPO 2025 大阪・関西万博の開催により、国内外のヒト、モノ、カルチャーの交差が一層活発となったここ大阪。そんな大阪のMUSIC STATION FM802が、各国/地域のMUSIC STATIONと連携し、その国のカルチャーや音楽を共有するというコーナーです。
毎週さまざまな国/地域のラジオ局で働く音楽を愛する仲間=MUSIC MATE が、現地の最新音楽情報を届けてくれます!

●10/14(水)の放送では、「台湾」のMUSIC MATEが登場!

台湾のMUSIC STATION「HIT FM」のDJ Erinから現地の最新情報が届きました。

●DJ Erinは、毎週月曜から金曜の14:00〜16:00の番組を担当されています。

愛称は、Relax DJ、とのこと。

●そんなDJ Erinに、身の回りの最新ニュースについて伺うと…

現在、Hit Fmにとって最も大きなイベントの一つが「第61回 金鐘奨(Golden Bell Awards)」です。授賞式は10月17日にTMA Music Centerで開催されます。
今年、Hit Fmの期間限定番組『Let’s Go 台中!』が「社会コミュニティ番組賞」にノミネートされました! この番組は、台湾中部の魅力的なイベントやスポットをリスナーに紹介するプログラムです。リスナーの皆さんに楽しんでいただけたことを嬉しく思っていますし、審査員の方々にも気に入っていただけることを願っています。ぜひ健闘を祈っていてください!とのこと。

【DJ中島ヒロト】
もちろん受賞することを祈っていますー!

●さらに、台湾の最新エンタメニュースについて伺うと…

今、台湾で最も熱い音楽の話題といえば、この10月に目白押しの「コンサートラッシュ」です。北部から南部まで、台湾全土で大型ライヴが目白押しとなっています。
BIGBANGが10月9日〜11日の3日間にわたり台北ドームで公演を行ったばかりで、来年には高雄での追加公演のために再び台湾を訪れる予定です!また、優里も10月9日・10日に台北アリーナで2公演を開催しました。
そして、この熱いラインナップは毎週続いていきます。10月31日には藤井風が高雄でパフォーマンスを披露する予定で、台湾のファンは今から本当に楽しみにしています!とのこと。

【DJ中島ヒロト】
台湾の皆さんが待っていてくれているということが嬉しいです!

●そして最後にFM802リスナーにオススメしたい、台湾のアーティストを教えてくれました!

アーティスト:理想混蛋(読み方:リーシャンフンダン)

彼らはこれまで決して主張しすぎることも、かといって控えめすぎることもなく、音楽の道を着実に歩んできました。ステージを重ねるごとに魅せる音楽的進歩とアップデートは、青くピュアだった初期から、果敢に挑戦し限界を突破していく姿まで、聴く者を惹きつけてやみません。
彼らの最新アルバムは、確固たる自信に満ち溢れると同時に、異なるジャンルのミュージシャンとの豪華コラボレーションも実現させています。さらに素晴らしいのは、月日と経験を重ね洗練されながらも、ありのままの素直な情感と「創作の原点」を今なお保ち続けている点です。間違いなく、私がこれまでの理想混蛋の作品の中で一番大好きなアルバムです!とのこと。

●オススメしてくれた曲は、「大概也只能是思念(ただ想うことしかできないだろう) 」

フォークが持つピュアな手触りと、ロックが持つ胸熱なエナジー。人生への観察眼や日常の気づきを描き出す彼らの楽曲は、普段は言葉にできない心の機微を、旋律に乗せて美しく届けてくれます。聴く人はその歌によって「受け止められ、慰められ、癒やされ」、その温かいパワーを力に変えて、再び勇敢に前へと踏み出すことができるのです。とのこと。

【DJ中島ヒロト】
ミドルバラードで、優しく、そして力強い感じが伝わりました!

●こんな感じで、毎週水曜のこの時間は各国のMUSIC MATEが登場します!

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802 RADIO MASTERS「MUSIC MATE」来週もお楽しみに〜!

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