「うまくいかないってしんどいよな」“将来に前向きになれない”10代と語り合ったこと

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。5月7日(火)の放送では、10代のリスナーが連休明けの出来事を報告しました。そのなかから、「大学まで行ったけど、授業を受けずに帰ってきた」という18歳のリスナーと、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)とのやり取りを紹介します。



――「学校には行ったけど授業を受けられなかった」大学1年生の報告

こもり校長:もしもし! 久々に行った学校はどうだった?

リスナー:学校には行ったんですけど、気持ち的にしんどくなってしまって教室に入れず、授業を受けられませんでした。

こもり校長:なんで、しんどくなっちゃったの?

リスナー:将来に前向きになれなくて。授業を受けていても「本当に学びたい分野じゃないかもしれない」と思って、「意味あるのかな」と考えてしまうんです。

こもり校長:“将来に前向きじゃない”というのは、どういうこと?

リスナー:はっきりとやりたいことが見つかっていないというのもあるし、中3のときに挫折したことで精神的に立ち直れず……。頑張る気力を断たれてしまったことで、将来に前向きになれなくて。

こもり校長:何かやりたいことがあるの?

リスナー:将来は、音楽関係や芸能関係に進みたいんです。アーティストになりたいという夢があって、高校ではダンスの学校に進んでいたんです。今もダンスは好きなので、その道に行きたいと思っているんですけど、挫折からうまく身が入らなくなってしまって。

COCO教頭:中3のときの“挫折”というのは、何があったの?

リスナー:勉強とか部活とか頑張っていて、成績もオール5だったんです。でも、受験期に勉強し続けて心が壊れそうになってしまい、リフレッシュしなきゃと思ったタイミングでコロナ禍になってしまって休校になって……。うまくリフレッシュできなくて、何もかもがうまくいかなくなって、全てが崩れてしまいました。成績もどんどん下がって、何も報われなくて……そこからうまく立ち直れず、という感じです。

COCO教頭:それは、「ダンスをやりたい」という気持ちも蝕むようになったの?

リスナー:そうですね。

――「知識は多ければ多いほど武器になる」

COCO教頭:大学では何を学んでいるの?

リスナー:情報系です。コンピューターとかメディアとか、AIとかを勉強しています。夢に関係あると思って入ったんですけど、思っていたのとは違って……。

こもり校長:でも……何につながるかわからないからね。もしアーティストになったら、ミュージックビデオを自分で作る子なんてゴマンといるし。ステージを作るのにAIが必要になる時代も来るだろうし。コンピューターを触れる人のほうが強いんだよね。見えているものだけが、夢につながるわけではないよ。

リスナー:はい。

こもり校長:特に目指そうとしている業界は、知識が多ければ多いほど武器になるしね。大学に通っているって、相当強いことだと思うんだよ。「大学にさえ通っておけば……!」と思っている芸能人って多いから。

COCO教頭:うん。

こもり校長:フワちゃんなんて、「仕事を全部手放して、語学留学します!」だよ。「もっと早くに英会話やっておけば……!」って言っていたし。そういう時代だから、大学に通えているのはすごく前向きなことだと思う。だから、「意味があるのかな」と思って授業を受けないのは、俺はもったいないと思っちゃう。

リスナー:はい。

――「うまくいかないってしんどいよな」

こもり校長:それと、中3のころの話をしてくれたけど、それは挫折ではないな、と思っちゃったのね。何かに失敗したわけでも、報われてないわけでもないと思うんだよ。だって、コロナ禍でダメになっちゃった人って、けっこういると思うんだけど……俺も「あの時期さえなければ」って思うことはいっぱいあるし。

COCO教頭:うん……。

こもり校長:たしかに、成績が落ちたとか目に見えることがあったかもしれないけど、それで自分を否定する必要もないし、価値がなくなったわけでもないし。ただ、今までのやり方が通用しなかっただけで。

リスナー:はい。

こもり校長:だから、これから何か新しいことをするときに「あのときにくじけてしまったから、今の自分に価値なんてないんじゃないかな」なんて思う必要ない、と俺は思うの。

リスナー:はい。

こもり校長:自己肯定感がなかなか上がらないのはわかるけど……というか、俺も自己肯定感なんてないよ。正直、行き当たりばったりでやっているよ。「明るい未来のほうが少ないんじゃないかな」って思うし……俺も最近ずっと調子悪いよ(笑)。リアルなことを言うと、去年と今年で俺も結構仕事なくなったし(笑)。うまくいくことばっかじゃないよ。

リスナー:はい。

こもり校長:だから、その全てに「挫折です」「自分には価値がない」って思わないほうがいいよ。逆に、自信なんて持たなくていいから。だから、チャレンジしないといけないんだよ。

リスナー:はい……!

こもり校長:連休明けに、学校まで行けた行動力ってすごいじゃん。家を出るなんて、超すごいことだよ。

COCO教頭:うん!

こもり校長:だから、「自分がこれをやっても意味ないんじゃないかな」という気持ちだけで扉を閉めてしまうのは、俺は非常にもったいないと思う。意味なんてなくていいから、授業受けてみなよ。なんか変わるかもよ?

リスナー:はい!

こもり校長:ただ……うまくいかないのもわかる! 今日もうまくいかなかったな~、そういうときってしんどいよな~、わかるよ。うまくいかないってしんどいよな。

リスナー:はい……。

こもり校長:なんかあったら、また話してくれよ? そしたら、俺も本当のこと言うから(笑)。

COCO教頭:うん(笑)。

リスナー:はい。また、お願いします。

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5月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年5月15日(水)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
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SixTONESジェシー「コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ」デビュー当時から“最も成長した”と感じるメンバーは?

ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。今回の放送は、SixTONES(ストーンズ)のジェシーさんが登場。5月1日(水)にリリースしたニューシングル「音色」などについて語ってくれました。



◆SixTONESで最も成長したメンバーは?
――SixTONESは5月1日で結成9周年を迎えましたが、ジェシーさんから見て、この9年間で最も成長したメンバーは誰ですか?

ジェシー:松村北斗は、コミュニケーションを取るのが苦手だったんですよ。だから僕が「マネージャーさんに、自分がやりたいこととかをどんどん言ったほうがいいんじゃない?」っていう話をしたら、それからいろいろな人と話をして、コミュニケーションをたくさん取るようになり、ドラマや映画に出たときも、スタッフさんやプロデューサーさんとご飯に行ったりしてコミュニケーション(の幅を)を広げるようになったので、それがすごくいいなと思います。

――松村さんが“人付き合いが上手になってきたな”と感じた瞬間はありましたか?

ジェシー:2015年にSixTONESを結成したときから(松村は)顔もキリッとしてかっこいいんですけど、しゃべらないとちょっと怖い印象があって。そこって、周りから見たらマイナスな部分でもあるじゃないですか。そういうところも含めて話をしたら、北斗はいろいろ調べたりしながら改善していったので“すごく成長したな”って感じますね。

◆仲が良いからこそ出る新曲「音色」の魅力

――今年は、2月からドームツアー「SixTONES LIVE TOUR 2024『VVS』」を開催。大阪府、福岡県、愛知県と巡り、4月のファイナルでは東京ドームで3デイズ公演がおこなわれました。このツアーを振り返ってみていかがでしたか?

ジェシー:合計10公演やらせていただいたんですけど“こんなに熱いライブがもう終わっちゃうんだ”という印象があって。“もっとたくさんの人に見ていただきたかった”っていう思いがありつつも、SixTONESとしては、今年ようやく初めて4大ドームツアーをやらせていただいたんですけど、これからもどんどんやっていきたい気持ちがありますし、“やっぱりSixTONESはライブだな!”って。

個々でもいろいろなお仕事をさせていただいていますけど、(全員が集まって)ライブをすると本当に“SixTONESの世界”になるので、そこがうれしいですね。僕自身も自由にやらせていただいています。

――結成記念日の5月1日(水)には、ニューシングル「音色」がリリースされました。こちらは、どういった楽曲になりましたか?

ジェシー:メンバーの京本大我の主演ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌なんですけど、結成日に発売できることが奇跡ですし、(楽曲が)ドラマとすごく合っているんですよね。そして、僕たちSixTONESは“絆”“仲間”というのがテーマとしてあるんですけど、それにもすごくマッチしていて、いろいろな人にハマる曲だと思います。

――SixTONESといえば「激しい楽曲」「ダンス」のイメージがありますが、今回はとても優しい印象があります。最初に聴いたときの印象はいかがですか?

ジェシー:“難しいな”と思いましたね。いま流行っている曲とか、ちょっと前に流行った曲をいろいろミックスしたのが「音色」かなと思いますし、オシャレすぎて、最初は“どうやって歌うんだろう?”って思いました。

でも、歌えば歌うほどより良くなってきて、メンバーを見ながら歌う演出とかもあって、ちょっとウルッとくる部分もあります。仲が良いからこそ出る「音色」の良さが今後もどんどん出てくると思います。

――歌詞に関してはいかがですか?

ジェシー:すごくいいですよね。ストレートに伝えてくれるシンプルな言葉が一番わかりやすくて刺さるのかなって。SixTONESらしい歌詞でもあるので(歌うたびに)大好きになってきていますね。

次回5月25日(土)の放送は、フレデリックから、三宅健司さん(Vo./Gt.)、高橋武さん(Dr.)をゲストに迎えてお届けします。

<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/

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