日本が“デジタル先進国”になるための活路とは?三菱マテリアル株式会社CIOが言及「“IT+人”の組み合わせになると“世界ナンバーワン”」

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。3月15日(土)の放送は、前回に引き続き、三菱マテリアル株式会社 CIO システム戦略部長の板野則弘(いたの・のりひろ)さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)板野則弘さん、笹川友里



岡山県倉敷市生まれの板野さん。1989年に三菱化成(現:三菱ケミカル)株式会社に入社。1996年にアメリカ・シリコンバレー駐在を経験し、以降は情報システム部にて日本の化学業界におけるeビジネスの推進を担います。2021年に三菱マテリアル株式会社CIOに就任し、2024年より三菱マテリアルITソリューションズ代表取締役社長を兼任しています。

◆日本におけるDXで大事なことは?

今回は、笹川が「日本がデジタル先進国になっていくためにはどのように進めていくのがいいと思いますか?」と尋ねると、板野さんは「DXの目的って2つあると思います。1つは“効率化・自動化をもたらすデジタル化”。これが圧倒的に多いですし(デジタル化することで)業務は劇的に変化するので、ここは徹底的にやらないといけない」と話します。

一方、2つ目には“可視化”と挙げ、「ここが日本のお家芸になるのではないかと思うのですが、DXとITの違いは何かというと“いかに新しいものを創造するか”だと思っています。アナログ時代に“気付きの種”が我々の前にいっぱい転がっていましたが、徹底的にデジタル化を推進することで、それが一気に可視化されて、それを見た一人ひとりの想像力を発揮させるのがDXだと思うのです。この一人ひとりは誰かというと全従業員で、つまり、誰でもチャンスがあるのです。これができる人が何人いるかが会社の競争力に大きな影響を与えると思います」と持論を展開。

さらに、OECD(経済協力開発機構)によると、日本人の社会人能力の高さは世界でもトップクラスであることを引き合いにし、「ITだけだと(世界から)遅れているように見えますが、“IT+人”の組み合わせになると世界ナンバーワンになる。ここが日本の一つの活路だと思います」と声を大にします。

また、日本は先進国のなかで生産性が低いと言われていますが、職種別に見ると製造業はそれほど悪くないと言い、「製造業がなぜ頑張れているかというと、テクノロジーと人とがうまく組み合わさっているから。日本人はITやデジタルの使い方がうまいんですよ」と強調します。

◆日本が目指すべきところは?

続いて、今後の私たちのライフスタイルについて聞いてみると「まず大前提として、“すべてのテクノロジーは人々を幸せにするもの”というスタンスは絶対に崩してはいけない」と板野さん。

そのうえで、「これまで、新しいテクノロジーが実装されるたびに業務の効率化が飛躍的に上がっていきましたが、そのぶん1人あたりの仕事量が増えたので、従業員の感覚として“仕事が楽になった”と言う人はほとんどいないと思います。今後はテクノロジーの上手な活用で仕事を早く済ませて、自分の時間や家族の時間を創出することを目指す。“ワーク・ライフ・バランス”ではなく、“ワーク・イン・ライフ”で本物のウェルビーイングを実践できたら一番いいと思っています」と語ります。

そして最後に、板野さんがイメージする“近未来の風景”を尋ねてみると、「今、我々が試されていることが1つあると思うのです。それは、地球環境を守りながら“あのときからビジネスが始まったよね”と言われるかどうか。私はここに日本が果たすべきポイントがあると思っています」と言及。

そこで、日本では縄文時代にあたる約1万3,000年前を例に挙げ、「大陸では世界文明が生まれて農耕牧畜を始めていた一方で、縄文人たちは弥生時代までの間ずっと狩猟採集を延々と続けました。その結果、縄文人たちはすべての恵みは自然から来るもの、共存共栄するものと考えていた。つまり、リスペクトの対象が“自然”なのです。そして今、地球温暖化対策やSDGs、カーボンニュートラルが叫ばれていますが、これは日本人にしてみれば、言われてやるものではなく、むしろ我々が率先してやるべきことなのです。圧倒的な進化を遂げるデジタルの世界と約1万年前から刻まれた日本人の自然を敬い、共存共栄を目指す姿勢を図る姿勢との融合に私は期待しています」と話していました。

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3月15日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年3月23日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
DIGITAL VORN Future Pix
放送局:TOKYO FM
放送日時:2025年3月15日 土曜日 20時00分~20時30分

※放送情報は変更となる場合があります。

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有吉「オールスター感謝祭'25春」ミニマラソンに不参加予定だったタイムマシーン3号・山本に喝!?「ミニマラソンだけはやめちゃダメ」

有吉弘行がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(サンドリ)」。3月16日(日)の放送はアシスタントにタイムマシーン3号の山本浩司とアルコ&ピースの酒井健太を迎えてお送りしました。


(左から)有吉弘行、山本浩司、酒井健太



有吉は「CM中に衝撃な発言がありました……」と切り出します。3月29日(土)に放送される「オールスター感謝祭'25春(以下:感謝祭)」(TBS系)の名物企画「赤坂ミニマラソン(以下:ミニマラソン)」に常連メンバーとして参加していた山本から、今回は参加しないとCM中に明かされたそうで、有吉は「山本ファンとしてはショック……」と肩を落とします。

山本いわく、昨年11月に肋骨を骨折して以降、まともにトレーニングができていないことが主な理由で、「やっぱり、走り続けていないとクセがつかないもので。一度サボっちゃうと、ずっとサボっちゃうんですよ。だから、結局3〜4ヵ月も走っていなくて、(やめるタイミングとして)ちょうどいい機会かなと……」と説明。

すると、有吉が「(感謝祭まで)あと2週間ぐらいありますから、それで仕上げられない?」と参加を促すようなコメントをしますが、山本は「無理ですよ、(マラソンは)日々の鍛錬ですから」と拒否。

この言葉に、有吉が「ミニマラソンだけはやめちゃダメだよ。なんで優勝を狙わないんだよ!」といきなり熱血モードになり、さらに「山本、そして関! 今年も頼むぞ!」と山本の相方・関太も巻き添えにしつつ尻を叩きます。

そんな先輩の頼みに「うわ~! 今回は出ない気でいた……」と迷い始める山本。そこに有吉は、追い打ちをかけるように「(ミニマラソン中に)スタジオにいる山本なんて誰も見たくないよ」「ハンデを背負って頑張る山本が見たい」と語りかけ、さらには「『誰かに勝つ!』って宣言してくれよ。『(山本と大体同じハンデでスタートする)ニッチローに勝ちます!』って。山本とニッチローが争う姿を見たいんだよ。ドラマを作ってくれ!」と熱弁。

そして「カメラには映らないけど『オールスター後夜祭』(TBS系)の前だから見に行くよ」と約束すると、山本は「わかりました……俺、ニッチローに勝ちます!」と高らかに宣言していました。

<番組概要>
番組名:有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER
放送日時:毎週日曜 20:00~21:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国25局ネット
パーソナリティ:有吉弘行
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/27400
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